葉澄梢子さんのレビュー一覧

無邪気じゃいられない 小説

葉澄梢子  雪舟薫 

アブノーマルな設定に説得力が持たせられていないような・・・

どうにもカップリングがツボにはまらず…年の差カップルが大好きなのに、と思いつつやや残念に思った作品でした。
このカップルは年が離れているということより、男同士だということよりももっとインパクトのある設定に説得力を持たせられていないという感じがします。


主人公の愛は施設育ちの16歳。
健気に生活費を稼いで頑張る高校生ですが、中身は中学生くらい子供っぽいかな、とも。
年の差ものだとこの…

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練習曲(エチュード) 小説

葉澄梢子  水貴はすの 

王道歳の差もの

高校生とサラリーマンという組み合わせの、わりと王道な作品です。
表紙は一見ピアノの先生と生徒のように見えるのですが、町のピアノ教室で知り合い、仲良くなるレッスン仲間というお話でした。

ピアノがそこそこ弾ける和音とは違い、サラリーマンの裕二はピアノ初心者。右往左往しながら頑張ります。
プロになるようなお話ではないので、趣味として気軽に楽しんでいるほのぼのとした空間がよかったと思います。

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きみと恋の途中 小説

葉澄梢子  ねこ田米蔵 

お互い意識しまくりのとこがかわいい

高校2年生×3年生。テニス部の先輩後輩。部活を引退してから仲良くなろうと必死な受と、その気持ちを知ってか知らずかちょっと意地悪な攻。
いや~も~かわいいんですよ。お互い意識しまくりなのに、平気なふりをして。デートコースの下見を頼まれたり、ラブホの話をふられたり。かわいくて胸キュンでした。自分はこーこーせーかよ、乙女かよってくらい。賞品(受)をかけて試合というベタな展開、負けたら本気で別れるつもり…

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レプリカの憂鬱 小説

葉澄梢子  椎名咲月 

そっくりな従兄の身代わり?

 デザイン学校に通う関谷巧己は、有名デザイン事務所を構える従兄・統吾に就職を餌に共同経営者の宇佐美涼と付き合うように言われる。
 実は涼は、統吾のことをずっと好きで、統吾もそれに気付いていながら、共同経営者である二人の関係を壊さないためにも、それにはあえて目を閉じていたのだ。おまけに、ノーマルな性癖である統吾にとって、涼のその想いが次第に重たくなっていた。
 綺麗で才能のある涼が前から気になっ…

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