有馬かつみさんのレビュー一覧

甘い拷問 小説

塔栄のりこ  有馬かつみ 

古代のロマンと未知の力

ストーンヘンジなんて言うイギリスの世界遺産を物語の中心に添えて
記憶を無くした受け様と、片耳の聴力を無くした攻め様との不可思議なお話です。
受け様は事故で記憶の一部が無くなり、その代りに与えられたような能力が
あるんですよね。
人が過去に忘れてしまった記憶を呼び出せる能力なんです。
受け様はかなり不思議な感じなんですがこの書籍では全てが解明されていない。
攻め様とのラブもなんだか消化不…

7

砂漠の王子と恋する虜 小説

桂生青依  有馬かつみ 

ブラコンで頑固な受け様

前作の「砂漠の王子と迷子の子猫」のスピンオフと言うか、設定的には
同時進行していたお話で、前作がA面でこちらがB面って感じで2作で読むと
物凄く理解出来る作品って感じでしたね。

今回のお話は前作の主役の王子様の弟王子とその相手役だった受け様の兄のお話で
意地っ張りでブラコン兄が第二王子に反発しながらも恋に落ちるラブストーリー
前作で微妙な雰囲気だった二人の関係がこの作品で分かる内容で…

1

鍵盤上のマリアージュ 小説

松幸かほ  有馬かつみ 

心の蓋が開くとき・・・

アーティストの支援もしている財閥の御曹司とホテルの結婚式でピアノ伴奏や
子供向けのピアノ教室で指導をしてる受け様とのラブストーリーです。

受け様は音大を卒業して1年目で、ピアノ伴奏をしながら好きなピアノを弾いている
コンクールでの入賞経験もあるが、特別の才能がある訳でもないとピアニストの夢は
諦めて、両親にこれ以上の金銭的な負担を掛けないようにと言う配慮も有り
現状の生活で日々暮らし…

2

禽舎の贄 小説

水原とほる  有馬かつみ 

初老キモエロが素晴らしいっ!

あらすじを読んで想像していた通りのキモエロじじぃが、『あ~、水原先生のキャラだなぁ~』と納得できて思わずニマってました。

カップルの敵キャラとなる、この日本画大家の柳燕(りゅうえん)先生(62才)が、怯える紗希に「ずっとコレしたかったんだぁ~♪」とエログッズを嬉々と見せつけるシーンでは、グッズを捜している時にこれらを妄想して“うふふ”って笑っている柳燕先生のおちゃめさが想像できて、あ~あるあ…

5

砂漠の王子と迷子の子猫 小説

桂生青依  有馬かつみ 

優しいアラブの王子さまと子猫

アラブのお話ですが王道の傲慢攻め様とは
ちょっと違う気さくな優しい攻め様と
身体が弱く引っ込み思案でちょっぴり不思議な能力がある
受け様との子猫が取り持つ純愛ストーリー。
身体が弱ったために学校へも満足に通えないでいた受け様は
兄と旅行へアラブの国へ。
でも、いつも兄に面倒をかけていると思っている受け様は
少しずつ一人で出来る事をと頑張っていますが・・・
兄へ内緒で出かけた先で白い…

0

恋情 小説

高岡ミズミ  有馬かつみ 

実は…

この作品では「実は~~だった」というのが結構出てきますのでネタバレ注意!

女性と付き合ってみたもののやはり自分は男が好きなゲイだと再確認した和成〔受〕は初めてゲイバーへと訪れ、そこで出会った佑〔攻〕と一晩を過ごします。
その夜限りの関係と思っていた和成が親の会社の倒産に手を貸してくれた四之宮家、その紹介で家庭教師先で出会ったのは何と佑でした。
こうして2人は意外な場所で再会するのですね。…

0

好きなんて言えない! 小説

いおかいつき  有馬かつみ 

こういう受いいなー!

表紙や口絵カラーを見たらおそらく9割の人が黒髪の方が攻!って思うでしょうが、実はこれ反対なんですよ、美人系の茶髪の方が攻で男前系の黒髪の方が受なのです。
そう思うとそう見えてくるから、その辺は挿絵の有馬さんの匙加減も絶妙。

製菓会社に勤めるやり手エリートリーマン蓮沼〔受〕はゲイなんですが、今まで付き合ったのは年下の可愛い系ばかりで己がリードして抱く側で、抱かれる側に回った事は一度もないんで…

2

FALCON ~記憶の迷図~ 小説

五百香ノエル  有馬かつみ 

シリーズ化だったら萌、単作だったら中立

帯『恋人だった頃の記憶は失ったのに アンタといると体がなぜか疼くんだ』

SF設定なので人によってはちょっと取っつきにくいかも。
世界設定と人間関係の説明だけで結構ページ使っちゃってるのと、主人公のタカオが記憶喪失な事もあって、エイヤとタカオの関係がイマイチ掴めないまま読み終えました。
評価はこの作品が単作だと判断してだと中立評価です。
これがシリーズ化したら評価は変わると思うんですよね…

0

満月の狼 小説

火崎勇  有馬かつみ 

狩りの本能

今回はヤクザの組長の懐刀として組に関わる狼男と
警視庁の花形捜査一課の強行犯係の警視のお話です。

一目惚れした受様に殺人犯の疑いをかけられた攻様が
自身の恋をかけて事件の真相を追いかけます。

攻様は狼男です♪

どんなに抑えても威圧感溢れ過ぎていて
初対面では怯えられる事が多いため
その威圧感と体力を有効に活用すべく
ヤクザを生業としています。

攻様の組は同業者か…

2

愛しうる限り愛せ 小説

高塔望生  有馬かつみ 

攻の一目惚れ

若き財閥総師・亨一[攻]は母が3度離婚を繰り返し、今の地位に居るも、過去には母親の愛情をもらった事の無い男。
そんな彼が母の2度目の結婚相手のお葬式で、印象的な美しい男を見掛けます。
その相手は薫生[受]、2度目の義父が亨一に遺産として残してくれたビル内にあるバーのバーテンダー。
一目見て以来、ずっと気になっていた亨一は薫生のバーへと足を運び、この店を続けたいと訴える薫生に対して身体で払え、…

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