のやま雪さんのレビュー一覧

天にとどく樹 デンジャラス・サイド・ストーリー 石黒和臣氏の、ささやかな愉しみ 小説

吉田珠姫  のやま雪 

紳士なダークヒーロー

読んだのは2年ほど前ですが、評価が低いのでレビューしました。

石黒和臣氏のシリーズ1冊目です。
初めの方は読んでて不愉快極まりない石黒氏。
モブもクズばかりで千聖がひたすら憐れです。
しかし結末には参りました。石黒氏はダークなスパダリです。
気になって続巻も読み続けてます。
だんだん石黒氏の高尚なSM薀蓄にほれ込んでいきます。(洗脳?)
くせになる作品です。人の尊厳とかいろいろス…

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石黒和臣氏の禁欲的な日々 小説

吉田珠姫  のやま雪 

変態ワンコのおはなし

石黒の犬になった千聖くん。フランスにいる石黒氏の伯父が著名な「犬」のブリーダーで、そこを舞台にお話しが繰り広げられます。石黒氏は妻とともに、お互いの犬を連れて行きます。

完全に飼い主と犬としてのエロな関係が成り立っているという意味で正しく変態なんですが、基本的には純愛で痛くはないので楽しめました。
千聖を横取りしようとする輩も登場しつつ、オークションでの調教シーン、まだ完全にしつけられてい…

3

幸せをわけてあげたい 小説

吉田珠姫  のやま雪 

やっぱり好きかも

「天にとどく樹」シリーズ再販のラスト、作者の商業デビューでもあるこのシリーズ
石黒家のルーツとも言うべき作品が世に出てから20年!発売当時に生まれた子が
20才になる程の年月が経っている、う~ん読者も歳を取る訳だと感慨深い。

初めて読んだときには小学生と大学生の話にぶっ飛んでると思ったものですが、
さすが石黒家兄弟と思ってしまう、長男の和臣氏は単独で有名になっていますが、
善臣と幸彦…

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天にとどく樹 デンジャラス・サイド・ストーリー 石黒和臣氏の、ささやかな愉しみ 小説

吉田珠姫  のやま雪 

まさに鬼畜

趣味の分かれるお話だろうなと思います。
愛ある鬼畜攻めが登場するお話はBLにはたくさんありますが、個人的には「ぬるいのう」と思わされることが多いので、ここまでスコーンと突き抜けたザ・鬼畜を描いてくれる作品と巡り会えたのが嬉しくて嬉しくて。
しかも肉体的な鬼畜というより精神的な鬼畜です。(肉体的なドS描写はありますけどね)
さらに、その精神的鬼畜も、よくある羞恥プレイ程度のものじゃなく(羞恥プレイも…

4

石黒和臣氏の良心的な仕事ぶり 小説

吉田珠姫  のやま雪 

読んでて調教されるなんてw

今回は千聖の新たな能力が発揮されます。
読んだ後表紙を見てなるほどなぁ、と納得しました。
千聖のお仕事の結果が表されているんですね。

千聖の他にも新たな犬が出てくるのですが、やっぱりみなさん変態です。
この作品に出てくる人はみんなキャラが濃いですね。
いちばんまとも?なのが和臣氏の奥さんかもしれません。

それにしても今回は和臣氏の行動に引きませんでしたw
むしろ 愛がある〜♪…

0

石黒和臣氏の禁欲的な日々 小説

吉田珠姫  のやま雪 

犬生活の始まりの話

前の作品とは違い、ここからは本当に楽しく読めました・・・が
やはり時々和臣氏の病みっぷりに「どんどんびきびきど〜んびっき♪」と佐〇木希の歌声が頭で回るくらいドン引きしてしまいました。

和臣氏は欲望に忠実なんですよね、本当は問題を簡単に解決できる力があるのに
自分やりたいことをやる。というかやりたい様にやる、ですね。
そんな和臣氏に愛されちゃった千聖はものすごくかわいそうなはず、なんです…

3

天にとどく樹 デンジャラス・サイド・ストーリー 石黒和臣氏の、ささやかな愉しみ 小説

吉田珠姫  のやま雪 

読むのがつらかった・・

恋人を犬とか呼ぶのはありえない!・・・と以前は思っていたので
このシリーズには絶対手を出さないと誓っていたんだけど・・・。

年月が経ちいろいろと染まっていき(笑)
後から出てきた本が面白そうになってきてるし、何だかラブラブしてそうだから
読んでみるかと思ってとうとう手を出してみました。

苦行でした。

発行されている本、全部買っちゃったし、千聖がワンコになった後の話は好きなの…

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天にとどく樹(3) 魔術師 小説

吉田珠姫  のやま雪 

和臣の部分は面白いです

『魔術師』
石黒家次男(ギタリスト)×幸彦(ドラマー)
昔の不良少年風?の一人称にちょっと疲れました。
喋り言葉はともかく、地の文まで「ウスラさみ~モンになっちまう。」とか「手ぇつけらねー。」とかで。
これが大丈夫なら面白く読めるんじゃないかなァと思います。個人的にはちょっと苦手でしたね。

『一粒の砂』
長男和臣
彩子との結婚式、あと、いろんな回想。
さすが和臣さま、強烈な個性でした。このドSめ…

1

石黒和臣氏の説く、正しい『日本犬』のあり方 小説

吉田珠姫  のやま雪 

犬とも呼べない粗悪品現る?!

忘れた頃にやってくる、和臣氏の再来でございますw~~
シリーズも9作目に突入して、まだまだ和臣氏の裏仕事に終わりは見えませんね(笑)
今回は和臣氏がこよなく愛する「日本犬」志願者が変わった形で現れます。
それに伴い和臣氏の正しい『日本犬』のあり方を延々と説くストーリーです。

ネットの閲覧中に和臣氏が発見したものは、和臣氏を指名したような愛犬志願者の
たわごとなんです、借金で自殺予告を…

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石黒和臣氏の説く、正しい『日本犬』のあり方 小説

吉田珠姫  のやま雪 

どこへ行く~

気づけは、本当に長いシリーズになりましたね。
最初の1巻から、何となく追ってしまい、新刊となれば
考えるまでもなく購入です。

これを読んでいて思うのは、一体どこへ行くのだろうか(笑)
ということです。

細かいストーリーは、おいといて、
今回は、和臣様が、ジョベールの家業をよりよく進めるためにも
日本犬の見分け方を模索するというものでした。
日本の文化から紐とき、日本犬の良さ…

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