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木原音瀬 小椋ムク
maruchan
コミック作品「キャッスルマンゴー」のシリーズ作品で、その登場人物である十亀の過去が語られるエピソードと、「キャッスルマンゴー」のふたりのその後のエピソードが収録されています。 「キャッスルマンゴー」で、十亀は大人なのに万に対する態度がなんだか割り切れないぞ…と感じさせたのは、彼の過去や生い立ちからくるものが影響している…ということを説明するようなエピソード。あり得ないほど不幸に不幸を重ねた生…
前作から続き、2巻では主人公の万くんが、悩み、立ち止まり、ぐるぐるしています。目の前のことにうまく対処できないで意地を張ってますます事態を悪化させて…。外から見てると「あーあ」と思いますが、あの年頃では仕方のないことですよね? 展開的には多少、納得いかない点もありはしますが…。…親戚の人は店の手伝いはしないとしても資金のことなどについての確認くらいはするだろう?とか、外に煙が漏れるくらいの火…
小説「リバーズエンド」とコミック「キャッスルマンゴー」で1セットになっているコラボ企画。いい感じに面白いです。(面白いと言うには切ない感情が先に立ちますが) 主人公の万の境遇は、ありそうでなさそうでやっぱりなさそうなんだけど、それなりのリアリティが感じられます。弟かわいくていい子だし。 万の"ゲイである十亀の魔の手から弟を守りたい"という気持ちからはじまった交際が、いろ…
木原音瀬 街子マドカ
yumi333
ネタバレ
この度も電子書籍化されている木原先生の未読作品の中からセレクト。タイトル&表紙イラストに惹かれて。ですが挿絵イラストは拝めずそこは残念でした (T_T) 目次 こどもの瞳(柏原岬・受け視点)75% こどもの瞳2(堂本広喜視点)25% どちらのお話もとても良かったです!長さから言ってもメインは当然1話目。血のつながりのある実の兄弟のお話です。2話目は書き下ろし。小学校の先生と生徒のお…
大竹とも 木原音瀬
フランク
ノンケ同士で出会った時は片方は新郎で、片方はその結婚式をプロデュースしたコーディネーター。 のっけからかなりの難産になりそうな恋だとは覚悟してましたけど予想以上でした。 好きで仕方ない相手のために偽装結婚をした笹川(受け)。 一度も妻とは暮らしたことがないけれど、お世話になった朝霞(攻め)には幸せいっぱいの結婚生活を演じていた。 笹川の妻は同性愛者で、笹川に対して愛情の欠片もないけれど…
木原音瀬 藤田貴美
甘M甘
「HOME」 木原音瀬先生 読了 つい夜ふかしして一気に読み終えてしまいました。これは…涙腺崩壊するやつだ!読み終えて、ストーリーの内容を振りかえすと、タイトルの意味がさらに切なく思える。 篤はおそらく直己が自分とどこか似ていると思って、その彼に惹かれているんだろうね。二人ともこの世の全ての人に捨てられ、否定されてきた自分を、唯一に認めてくれた人を好きになった。しかしそれも告げることができ…
木原音瀬 石原理
「甘い生活」木原音瀬先生 読了 思っていたより普通に(良い意味で)終わらせたことに先生に感謝します(笑)。ページ数があまり残ってなくても木原先生なら爆弾を出してくれるかもしれないので、正直最後まで読む終えるまでドキドキしてた。 一番衝撃なのは二人の始まりのところ。これはもはや犯罪…だと思うけど、ここは無理っていう人は多々いるかもしれない。しかしこういう大胆な現実味の帯びる設定こそ木原作品の…
木原音瀬 梨とりこ
上下巻の下巻。完全に続き物ですので、上巻を購入の際には下巻も購入されることをお勧めし致します。なんかレビューというよりは、あらすじになってしまったかも…。ネタバレが含んでますので、嫌な方はお気を付けください。 ●「月に笑う3」のあらすじ。(路彦18-23歳・山田22-27歳) 山田は良太と、その恋人の中国人留学生・美鈴(メイリン)の3人で、美人局を始めました。 美人局(つ…
ただ今、木原先生の作品群を読み漁っております。今回も電子書籍化されている未読の作品の中から、「月に笑う」を選びました。まず美しいタイトルに心惹かれ、次に梨とりこ先生の表紙イラストに魅せられました。温もりのある暖色系の柔らかなトーンが私好み。加えて二人の男の子たちがまったりと可愛いく一目惚れしてしまいました。 目次 月に笑う1(加納路彦(攻)視点)上巻(55%程) 月に笑う2(山田信二…
木原音瀬 日高ショーコ
日高ショーコ先生の素敵なイラストと、美しいタイトルに惹かれて手に取りました (⌒-⌒*)v 読み終えてまず思ったことは、ハピエンで良かったなあと言う事 ( *´艸`) 決してバッドエンドが嫌というわけではありませんし、「救いのない終わり」と言うのもありだと思うのです。 でもこの小説の柴岡(受)は心に深刻な闇を抱えています。年は40代後半。このまま放っておけば必ずや自殺あるいは孤独死する…