木原音瀬さんのレビュー一覧

非BL作品

罪の名前 非BL 小説

木原音瀬 

胸くその悪い話

電子書籍版を購入。
あとがきなし、挿し絵なし。

「小説現代」に2013~2016に掲載された短編を集めたものです。
4話、それぞれ独立した話で繋がりはありません。

あいかわらず、胸くその悪い話です。
ぞくりと背筋が震えます。
怖くて、怖くて、続きは読みたくない。
けれども、ページを繰る手は止められない。

非BL作品です。
ラブはないので、萌えはありません。
でも、あ…

6

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

知ってほしい

今更の神評価です。
とにかく、より沢山の人に知ってもらいたい。
何度読み返しても感動に震え涙する。
blのくくりの中で納めて欲しくない。
【なつやすみ】の尚は、‘博士の愛した数式’のルートだと思う。博士は喜多川。
できるだけ沢山の人に読んで欲しい。

3

深呼吸 小説

木原音瀬  あじみね朔生 

じれったい!もどかしい!!

イタイお話が大の苦手で、なかなか手を出せない木原先生。これは大丈夫な方と答姐で書かれていたような記憶があり手に取ってみました。はい、イタくはなかったです、じわじわ萌えーとする作品でした。教えてくださった皆様、有難うございます。
b-Boy2002年11月号に掲載されたもの100Pほど+その続きの書き下ろし140Pほど。40代と30代という分別あるはずの大人のもどかしい恋模様 です。色っぽいシーンは…

1

FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

さすが木原ワールド

あっさり好きになったなと思ったら、やっぱりそこはさすが木原作品。
どんでん返しがありました。
まだ木原作品を語るには数は少ないですが、
相変わらずキャラブレしないですね〜!
クズは直らない。ということで、清々しいほどのクズ。しかし憎めない!青池が沼にハマるのも分からなくはないです。

4

美しいこと(文庫版) 小説

木原音瀬 

ラストの中途半端感が……

木原先生初読みがこの作品でした。
好き嫌いが別れる作品なのかなと思います。
私は、残念ながらあまり好きになれませんでした。

松岡が、一般人にはない人の良さを持ち、女装した偽りの自分に対してですが、素直に好意を示してきた寛末に惹かれる気持ちはわかります。
でも、寛末の松岡に対する気持ちは、結局のところ、女装した松岡の美しさによる部分がかなりの割合を占めてたのかなと思うと、終盤で一気に気持…

5

さようなら、と君は手を振った コミック

木原音瀬  深井結己 

とにかく攻めを好きになれない

最初に読んだ木原先生の別作品が私にはあまり合わなかったので、こちらの作品は漫画から入ってみました。結果的には、残念ながら、こちらのストーリーも私には合わなかったです。

深井結己先生の漫画は、絵が繊細だし心理描写も丁寧で特に苦手意識はないのですが、とにかく攻めが酷くて、多少心変わりしたところで微塵も好きになれないキャラだったのが最大の原因です。
文学作品なら、主人公のことを好きになれなくても…

2

NOVELS PLUS mini 9 小説

木原音瀬 

とりあえず良かったぁー!

「mundane hurt」と「吸血鬼と愉快な仲間たち」のその後です。
とりあえず「mundane hurt」は良かった!そして「吸血鬼」の暁は大丈夫でしょうか。


「mundane hurt」episode 6&7
ビーボーイノベルズ「MUNDANE HURT」のその後。

episode 6は長野の視点です。33歳になった二人。
西崎は、下宿先の大家が急死したことから、引っ越…

2

NOVELS PLUS mini 7 小説

木原音瀬 

ほっとしたけど、まだまだ冷たい

「mundane hurt」と「吸血鬼と愉快な仲間たち」のその後です。
ほっとする展開があるものの、相手はまだまだ冷たい反応で、ちょっぴり切ないです。

「mundane hurt」episode 4
ビーボーイノベルズ「MUNDANE HURT」のその後。西崎の視点で進みます。
ボロアパートで暮らして二週間。弁当を買いに出かけたところ迷い、仕方なく川沿いの土手で食べていると、長野と会い…

1

NOVELS PLUS mini 6 小説

木原音瀬 

「mundane hurt」と「吸血鬼と愉快な仲間たち」のその後

「mundane hurt」と「吸血鬼と愉快な仲間たち」のその後です。どちらも少しずつ進んでいってますが、先はまだ遠い感じですね…。

「mundane hurt」episode 2
長野が勤める弁護士事務所の上司、青洲の視点で語られます。
長野から不法侵入の犯人は西崎であり、これから出頭させると告げられます。頑固な長野を前に、青洲は着地点を探して、監視カメラの費用を迷惑料として受け取るこ…

3

HOME (新装版) 小説

木原音瀬  藤田貴美 

二人の強い執着が羨ましい

篤と直己は、気持ちが伝わらなくても傷ついても、相手へ執着し続けます。
直己は篤を振り向かせるために無理やり体をつなげたり、果ては篤が昔好きだった男の顔に整形してしまいます。篤は直己に食べてもらえない食事を作り続けたり、喪失感から逃避するためにアル中になってしまい…。

そういう「好き」にはゾッとしながらも、強い執着を羨ましく感じます。
特に篤が、なぜ直己を諦められないのか、なぜ自分は悲しい…

2
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