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木原音瀬 草間さかえ
ハウスキーパー
ネタバレ
障壁を乗り越えて辿り着く純愛、それが男同士だからこそ、カタルシスを得る事ができるのがBLならば、もしかしたらこれはBLとは言えないかもしれない。次巻の『檻の外』と合わせてひとつの物語である今作は、理屈でいえば充分BLなのだけど…BLという枠に収まらない。それは人間を描いているからなのでしょう。 木原さんの作品は総じて、BLの枠に収まらないと評される物が多い印象ですが、今作もまた然り。だって甘々で…
木原音瀬 ZAKK
和遥
しょっぱなからエロ全開で、しかも気持ちはないただ快楽のみのHシーンに、途中で読むのをやめてしまおうかと思ったのですが、なんだかんだいって最後まで読んでしまった、いや引き込まれてしまったと言いたいです。 短編、続編、サイドストーリーという構成ですが、受は男と性行為をする趣味の全くないノンケです。一度味わったが最後、世間体や将来性、常識を天秤にかけても最後は快楽に溺れてしまうストーリーは木原先生…
木原音瀬 藤田貴美
まりぽん812
いつまで生きられるか分からない、助けが来るのかもわからない極限状態の中、家来同然だったしのぶに力関係で逆転され、慰み者にされる亮介。そこに心がない男同士でも、亮介は生きるために受け入れて、体は一週間で慣れていくのが、読んでいて悲しくて。 当の亮介はあっさりしたもの。生き残ることを選んで、体をつなげることについては心を捨てたんだなあ、と。 亮介としのぶを助けた青年グループのリーダー・田村は、…
yuena
木原さんの本はすごく覚悟して読むのですけど、毎回、予想を超えたヘビーさに胸をえぐらます。本当に人の弱さ、狡さ、闇のところを容赦なく突きつけられた上で、それだからこそ、愛の美しさや尊さを見せつけられます。すっごい読み応えで、感動しました。 個人的には、「美しいこと」よりはこちらの作品の方が好きでした。「美しいこと」は恋愛にとことん向き合うような内容でしたが、こちらは人生?に向き合うような内容だった…
木原音瀬 依田沙江美
とおるる
タイトルを見て「ん……?」と思いましたが、読み始めて納得。雰囲気は、お江戸情緒を残したライトな明治という感じでした。 主従モノで、かつ妖怪モノ。 その設定が見事にマッチしていて違和感がなく、あっという間に作品世界に引き込まれてしまいました。 この本には「牛泥棒」「古山茶」「笹魚」の三作が収録されていて、そのうちの「牛泥棒」は、主従モノならではの切なさが読みどころ。 一方の「古山茶」と「…
木原音瀬
かん衛門
痴漢冤罪で実刑判決を受けた堂野は、刑務所での生活に心身共に参ってしまう。 追い詰められ泣きながら眠る夜、そっと自分の髪を撫でてくれた手に、堂野は何とか踏みとどまる。 堂野は慰めてくれた喜多川に礼を言うが、何故か喜多川はその後も堂野に「ありがとう」と言われることに固執するようになる。 どこか子供のように幼いところのある喜多川に無邪気に慕われるようになるのだが、そのうちに喜多川は堂野への好意を隠…
木原音瀬 日高ショーコ
文庫版を読んで満足していたのですが、その後の物語があると知り、今本収録『愛しいこと』が読みたくて、ノベルス版も手に取りました。 なので、『愛しいこと』に関してだけ呟きます。 ガー!!寛末~~~!!このヤロウ!!!(怒) そう何度も叫びました。 『美しいこと』は松岡視点で書かれていたので、松岡の気持ちは痛いほど伝わっていたし、彼に感情移入していました。なので、『愛しいこと』の寛末視点が・…
終末金曜日の夜だけ女装することで日常を忘れてストレスを発散していたサラリーマン・松岡。 その日はストレス発散に失敗し、カバンも財布も失くし女装姿のまま裸足で雨の降る街角にしゃがみこんでいた。 そんな松岡に傘を差しかけ、靴を貸し、金まで渡してタクシーに乗せてくれた同じ会社に勤める冴えない男・寛末。 松岡は自分の正体を明かせないまま女装姿で女として寛末と会ううちに、寛末から好きだと告げられる。 …
木原音瀬 彩景でりこ
堀内のことを嫌いにもなれないけど、好きにもなれない渋谷(攻)と一応付き合ったはいいが、好かれていないのではと不安な日々を送る堀内(受)。 付き合うきっかけはありえないのに、二人のやりとりは人間らしい生々しい部分があるので惹きこまれます。そして受けは禿のおっさん(笑)コンプレックスを笑ってはいけないと思いつつも笑ってしまうし、いい年したおっさんの乙女のような恋心は非常に痛いです。 この二人が本当…
ニーニ
非常に感想を書き辛い。 落としどころがない。 子供しか愛せない=子供にしか欲情しない。 欲望を満たす時=犯罪を犯す時。 これは当事者は地獄だろうと、予測で語るにも重すぎる。 人の親として、かつては子供だった者としての真っ当な意見はあるけれど、そんなのは語っても仕方ない。 こういうマイノリティもある。 常識では絶対に認められないけど、こういう嗜好を持って生まれてきた人がいて、倫理観と欲…