木原音瀬さんのレビュー一覧

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

受けを惨めキャラランキング1位にしたい

最後のページをめくり、はぁ…やっと読み終えたという疲労感が半端なかった…最初のⅠ章とⅡ章は同人誌として出されていたようですが、ちゃんと結末を付け商業として出してくださって本当に感謝しています。
正直辛かった…。こういうマニアックなプレイはすごく苦手で、木原先生の作品でなければ絶対に手をつけていなかったと思います。エロ度はまさに「変態」で、Ⅰ、Ⅱ章を読むのに何回か休憩を入れました…。
今で…

5

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

なんだかんだで神

元々は陵辱や過激なプレイを読みたくて選んだ作品でしたが、木原先生の力量でとても引き込まれやすく、かつ登場人物の心情の変化などがとても上手く伝わってきてとてもストーリーも面白かったです。
本は三部に分かれていて、ⅠとⅡは性悪の受けファウジが愛のない過激な行為強いられる場面がメインでとてもドロドロしている感じです。
読む人をとても選ぶと思います。

その時点では救いや萌えがあるなんて思ってもい…

15

期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

いろんな意味で幸せであれ

ページ数が残りわずかになっても村上が元カノを…だったので、これはBLなのかなんなのかわからず終わるパターンかー!と思いました。笑
たぶん他の作家さんだったらラブが足りなーい!てなったかもしれないけど、木原さん作品は作風でそういうのを承知で読んでるので、この作品も心を揺さぶるお話で個人的「神」です。

あとがきで村上は鬼畜とありましたが、最後の宇野を引き留めるやり方以外は恋愛に対しても生き方に…

6

リベット 小説

木原音瀬  藤田貴美 

初芝と乾、二人の未来に幸あれ!✲゚。.(✿╹◡╹)ノ☆.。₀:*゚✲゚

私は、あらすじやレビューを念入りに確認してから本の購入を検討します。
自分に合わない本を読んで後悔したくないからです。
その後、購入した本は別な本を読むなどしてなるべく内容を忘れるよう努めます。
そうやってまっさらな状態で読むのが、私の楽しみな本の読み方です。

でも本書は、HIVという重たいテーマを扱った作品。
生半可な気持ちで読んでは悔いを残すに違いない。
しっかりと胸に刻み込み…

10

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

ハピエンを目指しつつハラハラムラムラしたい人にお勧め!

まずはプレイについて。
「泣きながら犯される受が好き」的な、陵辱プレイ好きな人はには絶対おススメ!

よくぞここまでエロを詰め込んでくれた!!!というくらい、陵辱、獣姦、ピアッシングなど次から次に変態プレイが出てきて、私はすごく好みでした。
(男性向けエロ漫画のような、すぐ欲しがる受けがあまり好きではないので、受けが嫌がっている描写に萌えます)

あと、竿役にしても、ちゃんと受けのファ…

9

HOME (新装版) 小説

木原音瀬  藤田貴美 

愛されたがりの二人

木原先生の作品を読むのはこれが3冊目です。
読むたび、すごいなあ…と思います。
何がすごいって、こんな2人がくっつくのか?とか、
こんな最悪な状況からどうやってBがLする展開になるんだ?っていう
無理としか思えない状況から、男たちが愛しあう結末までもっていくところ。
特にすごいのがその展開が全然無理矢理じゃないところ。
心理描写が卓越。展開や結末に納得させられてしまう。


受け…

5

ROSE GARDEN -ローズガーデン(1) 小説

木原音瀬  禾田みちる 

悪魔と天使

悪魔のウォーレンと天使のカイルの物語。
先生のファンでありながら、なんとなく後回しにしていた作品。結果、早く読まなかったことを後悔しました。続きが気になって一気に読みました。さすがです。心情の変化が素晴らしく、後半は胸が痛いほど。大満足です。

4

恋について 小説

木原音瀬  大竹とも 

メンタルをどこまでも深く描いた話 (ღˇ◡ˇ)♡

この度も木原音瀬先生の作品の中から選びました。
スイートなタイトルと素敵な表紙イラストに惹かれて。


攻め:笹川吉郎、30歳、ノンケ、公務員
受け:朝霞武史、26歳、ノンケ、ブライダルコーディネーター


目次
・恋について(朝霞視点)
・恋について2(朝霞視点)
・マンガ
・あとがき


あらすじ
朝霞と笹川の最初の出会いは一年前に遡ります。
ブライダルコーデ…

7

吸血鬼と愉快な仲間たち 2 コミック

木原音瀬  羅川真里茂 

可愛い吸血鬼のコミカライズ、2巻

原作の試し読みみたいな気持ちで1巻を手に取り、あまりに先が気になるところで終わっていたのでつい2巻も購入。
吸血鬼(受け攻め未定)と、吸血鬼を保護した怒りんぼのエンバーマー(遺体修復士)のお話です。

前巻のラストで迎えた危機を乗り越え、やれやれと思った途端にまたもイタタタ…な展開(肉体的に)になってしまいました。個人的にスプラッタと痛いのに弱いので、もし玉があったらヒュンとする気分でした。…

3

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

どこまでも真っ直ぐで深い愛情、その先にある未来

言うまでもない神作品です。
もちろん、『箱の中』も読みました。こっちは自分が堂野の気持ちに何度かシンクロしてしまい、キュウキュウと胸の奥が軋みました。淡々と落ち着いた文章や差し迫る心理描写は、まるで子供が水たまりの上でバシャバシャと跳ね回るように、胸の内をかき乱してきます。

BL小説の中には、ある部分(萌える点)さえ押さえてあれば・・というか、途中で気がぬけたのかな、と書き方に首を傾げる作…

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