木原音瀬さんのレビュー一覧

セカンド・セレナーデ full complete version(新装版) 小説

木原音瀬  北畠あけ乃 

二度目の恋たち

最後まで面白かったですー!読む前はタイトルに「セカンド」と付くのと、説明に総集編的な感じ?に書いてあるので今までの作品の続きとかかな…と思っていたのですが、問題なくこれ1冊で完結です。同タイトルで2冊リストに出ますが、新装版と旧版が同じカバーデザインぽいですね。
セレナーデとは夜曲、セカンドは2つ目の恋だからです。

2cpどちらも学生×社会人です。木原さんの他作品ですとそういった歳の差の恋…

4

美しいこと 上 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

久しぶりに読み返したので記念にレビュー

上下巻合わせた感想です。
BL小説を読んだことがない方に「おすすめは?」と聞かれたら、この作品を挙げたいなと常日頃から思っています。
いつその時が来てもいいと思っているのに、残念ながら今まで聞かれることなく、Holly NOVELSは絶版となってしまったわけですが……

遡ること約1●年前(〜唐突に回想〜)
小説といえばまだハリー・ポッ〇ーくらいしか読んだことがなかった当時【ピーー】歳の…

7

FLOWER(新装版) 小説

木原音瀬  金ひかる 

クズ下衆というより勘違いオトメ

数々の最低男を輩出してきた木原さんの作品の中でも有名な谷脇を楽しみに読みましたが、人を嫌がらせる訳でもなく(無理やり連れ込んだり酒を飲ませたり浮気しまくったりはします)ベストゲスでは無かったです。表面は良いツラ被って悪態の限りを吐きますが、関係ない人には無害、それどころか外科医のトップです。人が心地よくなる言葉を心を通さずとも選んで囁く、目的の為なら魚(自分の獲物)にエサをやる…彼は時にある種の人…

1

パラスティック・ソウル endless destiny 小説

木原音瀬  カズアキ 

一番心にきました…


全シリーズの中でこの巻が一番読み進めるのが辛かったです。
気が乗らなくて数日開けずにいたりもしました。

あらすじにある通りですが心抉ってくる内容です。
涙流れました。

せめてジェフリーが生まれ変わりの可能性などに夢見てくれたらとも思いましたが、最後まで別人としていましたね。
アーノルドの執念は凄かった…!!
でも2度も愛してもらえるって凄いですよね。
魂が同じでも気付かず…

1

パラスティック・ソウル(3) 小説

木原音瀬  カズアキ 

素敵なシリーズだった


気になっていた謎が全て明らかになります。
スッキリです。
奥深いのにとても読みやすいのが魅力でもありますよね。

火傷のシーンなど痛々しい部分はあるのですが、退屈させずドキドキさせてくれます。


個人的には祁壜の死体までもなくなってしまったことが悲しいです。
いや悪人枠だとは思いますが、なんだか彼の纏う空気感が気に入ってたし、1巻の兄弟話がどちゃくそ好みだったので。

で…

0

パラスティック・ソウル(2) 小説

木原音瀬  カズアキ 

安定した面白さ


《eternal friend》

犬視点も面白いな~と興味深く読み進めました。
一体どうなるんだと先が気になり読み進めましたが、勘が鋭くはない私は一人と一匹の願った結果に息が止まりそうになりました。

前情報やネタバレなしに読んでみてほしい。
地獄ではないけど悲劇要素大ありですよね、さすが先生です。


《Girl and Dog》

少女と青年の話です、BLではありま…

0

箱の中(文庫版) 小説

木原音瀬 

何度も泣きそうになりました。

今更ながら読みました。
蔦屋に行くと一般書と並んで置かれているので、ちょっとビックリしたのですが読んでみるとやはりそれだけ文学的に評価の高い作品なのだなと実感しました。
刑務所という全く未知の世界が舞台だったのに、読み始めから細かい描写で想像がしやすく、その世界観に一気に引き込まれました。読む手が全く止まらないのでぶっ通しで読んでしまったのも、よく調べれて書かれているからこそだと思います。本当…

1

片思い 小説

木原音瀬  伊東七つ生 

BLらしい・ベストツンデレ吉本

“このままだと、このままになる。”

2組。
吉本/三笠組:好きな同性が彼女に求婚しようとしている・お前はゲイだろーが!プロポーズ前に男を送り込んでやる!(自分がそいつをスキ…絶対言えないけど)
門脇/先生組:先生、僕に気があるのか、スッパリ断るけど、でも居心地良いな……ズルズル

どちらもBLコミックのような展開といえるので読みやすいのではないでしょうか。木原さん独特の心理的ヒリヒリ…

1

期限切れの初恋(BBN) 小説

木原音瀬  糸井のぞ 

切ない

BL作品といえど、これは純文学と言えるのではないか。特にラストの方の宇野くんのセリフ。これにこの作品の全てが凝縮されているような気がする。
「好きだって言ってる僕の横で、他の人がいいって泣くのに。僕はどうすればよかったんだよ」

私が特に切ないと感じたのは、村上が立ち直り始めた後半のカフェのシーン。
村上、雛乃、未来、加々美と宇野くんが勢ぞろいのカフェで、加々美が悪戯で村上のコーヒーに砂糖…

9

アオイトリ 小説

木原音瀬  峰島なわこ 

はじめて読む木原先生の作品

木原先生の作品は前から気になってるがまだ読んだことがなく、
ちょうどオメガバースの小説を読んでみたいと思い、こちらの本を購入しました。
勝手なイメージですが、暗い・悲しい・辛い、というイメージを持っております、先生に対して。
表紙もだが、幸せな意味を持つ青い鳥とタイトルを付けられたこの作品はどうなのかわくわくしました。
第1章は受けの河内視点。ただただつらい。しんどい。彼の望む平凡な幸せが…

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