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233/237(合計:2362件)
木原音瀬 鈴木ツタ
沙浦
そりゃね、あたしはMLが好き。リーマン、スーツってなんか色っぽいじゃない。 でもそれは30代の男性の話ね。 この本を手に取ったのは単純に評価が高かったからで木原先生のことも知らなかった。 あと設定。 この話は「オヤジ受け」と言っていいのか分からないわ。 だってね、親父って40までじゃない?大目にみても50歳でしょ。 でもこのオッサン51なんだもの。びっくりよ。 それにそこは…
名倉和希 木原音瀬 杉原理生
ぎが
木原音瀬・名倉和希・杉原理生によるオヤジ受け本第2弾の2冊目。 主人公についてのお題は1冊目のレビューを参照されたい。 木原氏の『ラブ&キャッチ2』は、やはりもって付き合いに全く乗り気でない若者と、彼に好意を持たれていると勘違いしたために前向きに交際を検討するハゲパンオヤジの噛みあわなさ全開のまま進行する。 前作同様未完だが、オヤジが受けだと気づいている読み手にすれば、今作の結末はなかな…
木原音瀬 志水ゆき
むつこ
ユーモア溢れるストーリーは下巻へ。 藤原の内面の変化をもうちょい萌える形で書いて欲しかったなーとは思いましたが、じゅうぶん楽しませてもらったから、まあいいや。 よく考えると、普通のBL小説家なら、藤原のほうを主人公にするんじゃないかなァと思う。 部下に秘密を握られ、脅されて無理やり体の関係を結ばされ、そのうち惹かれていく…っていうの、脅した側の視点で読むと、バカだよコイツ、と思うw
重苦しかったり痛かったり美的感覚的にあり得ない受けを登場させる木原作品とは違って、王道に近いお話でした。 木原さん自身がストーリー展開で迷走したと書かれてるように、ストーリーは微妙に無理を感じました。 でも、面白い。 ユーモアあふれる文章にクックックッと含み笑いしながら、グイグイ読ませてもらいました。 脱がない男の脱がない秘密とは。
木原音瀬 街子マドカ
もこ
絶縁状態だった兄が突然目の前に現れた。 はじめは、疎ましく、迷惑そうにしていた岬。 事故で記憶を失い、子供に戻ってしまった仁。 兄×弟ですね。 はじまりから、終わりまでの間にある、岬の気持ちの変動が面白いです。 なんども言いますが、岬は兄が嫌いだったんです。 絶縁状態だったんです。 会いたくも無かったんです。 そんな兄が突然現れた。 幼児化して、岬の名前ばかり呼ぶから連れてき…
木原小説を読む場合、もう何が来ても驚かない覚悟はできてるつもりだったのに、これは驚きました。 え、まさかまさか…まじでやっちゃうの…ああ、やっぱりか!みたいな。 インモラルのパラダイス銀河です。 でも、主人公の息子の六歳の城太郎くんのおかげで、作品全体の空気感はほのぼのしたムード。 城太郎くんの副担任の先生を主人公にした二作目は、ただただ切ないです。 私はもう、木原作品に何が来ても驚かないと誓いま…
お肉8
子ども返りもので兄弟相姦という、冷静に考えると(考えなくても)すごい倒錯っぷり。 私は本を読むのがとても遅いのですが、この本はそんな私をぐいぐい引っ張ってくれて 気づけば読み耽り夜が明けていましたw 「おにいちゃん」という呼びに弱いのでもうそれだけでたまらないのですが、 とても切なくて可愛くて、くすっと笑えたり泣いてしまったり、良い本でした。 子どもに帰っていた兄と、大人に戻った兄の…
木原音瀬 藤田貴美
壮絶です。 とにかくグロい。 ハリウッド映画なんかではよくある設定ですが、「なんらかの災害により世界が死に絶え、生き残った人でサバイバル生活がはじまる」みたいの。 木原節で書くとこうなるのか…さすがやな…と、半分引きながら読みました。 王道BLばかり読んで食傷気味だったときにこの作品を読んだもんで、衝撃も大きかった。 単純なBLではないです。木原さんは、生きることの醜さを、真正面からがっぷりと書か…
或る時突然、自分の住む周囲が砂漠と化してしまった。 そこに取り残された高校生の幼なじみ2人の運命は・・・・・!? というところでしょうか。 ハジメに、このあらすじを読んだ時には、世界に2人だけが取り残された!? と思っていたので、生き残っている人たちがいるとうことにまずは驚きました。 まぁ、良く考えてみれば、二人しか居ない世界で、話が展開するわけないんだけどね。 展開どうのこうのと…
乱菊
この作品を語る時、多くの評者はまずそこに着目している。 個人的な意見を言わせてもらうのならば、本作はBLではないと思う。 だからBLとしての評価というか萌え度は、私の中では最低ランク。 理由の一つとしては、やはりあまりに「ラブ」がない。 と言ってラブレスを描いているわけでもなく、別のものをこの人は書きたかったんじゃないのかしら・・・と、思わせるようなストーリー展開だった。 しかしボーイズ…