木原音瀬さんのレビュー一覧

片思い 小説

木原音瀬  桑原祐子 

かわい有美子さんの『透過性恋愛装置』以来の、ツンデレ受けに、萌え悶えました

『甘い生活』で見事な下剋上を堪能したあと、この小説で見事なツンデレを堪能してしまいました。
萌えの総合デパートや~♪
ツンデレでこんなに悶えるほど萌えたのは、かわい有美子さんの『透過性恋愛装置』以来でした。
ただ、『透過性~』がツン70%デレ30%なら、この『片思い』はツン99%デレ1%かな。でも大丈夫、その1%でハァハァできますw

ツンデレに大切なのは、「ツン」の部分だと思うんですよ。
中途半…

4

甘い生活 小説

木原音瀬  石原理 

ゾクゾクするほど見事な下剋上でした

うひゃー!鬼畜キター!
どこが甘いんじゃい、と突っ込み、これは「甘ったれた」という意味だなと思って納得しました。
また胸くその悪くなる作品が登場です。
木原さんすごいよ、児童ポルノ確定だよ。
「気の弱い鬼畜」という、一見矛盾してるようで矛盾してない主役の登場です。
木原作品の鬼畜キャラというと、『FRAGILE』の監禁男や『POLLINATION』『FROWER』のスーパースペシャル鬼畜医者などが…

15

HOME 小説

木原音瀬  藤田貴美 

背筋がゾッとするラストでした。心底怖かった…

主要登場人物は三人。
主人公の受けと、相手役の攻めと、主人公の親友と。
三人とも性格が違う。
気が弱くて優しいけど優柔不断な性格の受け、
気難しくて無口で虚勢は張るが弱い攻め、
熱血漢だけど思い込みの激しい親友。
性格が違うなりに、みんなフツーの人たちです。
一人一人はフツーなのに、少しずつ頭がおかしくて。
で、この三人が、思い思いに「自分にとって最善だと思うこと」をしているうちに、どんどんホラー…

7

センチメンタル・フレンド 小説

木原音瀬  鳥人ヒロミ 

木原音瀬祭り中のむつこです

木原音瀬祭り中のむつこです。
ワッショイ!
BLに出会って良かったなと思う一番の理由が、木原音瀬という作家さんに出会えたこと。
文章力はあるわ、ストーリー作りもキャラ作りも上手いわ、幅広い多様性のある作品群にメロメロです。
木原音瀬というと、「痛い」作家さんというレッテルがついてて、もちろんそれは正解なんだけど、けしてそれだけじゃない。
甘ったるーいお話も書いてくれてます。しかも、超上手い。甘い中…

9

吸血鬼と愉快な仲間たち 2 小説

木原音瀬  下村富美 

BLに首をかしげながらも「神作品」

面白い作品だとつくづく思います。
なぜこういう話を書こうと思ったんだろう……木原さん。
なかなか恋愛に進まない、でも読んでいるこっちは何となく切なくなる。
気持ちがかみ合っていない二人なのに、いずれ絶対にうまくいくと思ってしまう。

面白くて笑ってしまうシーンが結構あるし、全然恋愛じゃないじゃん!とか思いながらなぜか必ず泣けてしまう。
どうもアルの「さみしい」に弱い。
ストレートに「…

2

恋について コミック

大竹とも  木原音瀬 

恋愛とはタチが悪いもの

木原ファンなので原作既読済み。
そして木原さんらしいウジウジ暗いキャラ(笑)
木原カラーになれていたために読み流していたのですが、コミック読んで気付いたことが。
笹川がなんなのっ?って言うキャラなのは承知だったのですが、朝霞もなんだか考えると酷い男のような?
一見笹川が朝霞を振り回しているように感じていたんだけど、無自覚?な朝霞はタチが悪いのかも?

まぁ鈍いというか、自分で踏み込んで…

2

リベット コミック

木原音瀬  天野瑰 

木原作品が苦手な人にもお勧め

ノベルスの続きを違う作者がコミックで……と言うのは珍しい企画です。
雑誌ergoもずっと読んでいたので再読ですが、違和感なく読めました。
乾と初芝の未来ならたぶんこんな感じで間違いないと思っていました。

それほど突拍子もない展開でもなく、恋に焦れたカップルならありがちな展開と言えましょう。
誰でも幸せになるまでには不安はあります。
新しい恋に飛び込めないのも珍しいことではありません。…

2

嫌な奴 小説

木原音瀬  坂井久仁江 

自分の汚物を映すだけの鏡を捨てきれない主人公のイビツ

木原さんが苦手な人は、痛さよりも、この手の話のほうが苦手なんじゃないかなァと思う。
この手の話――つまり、「愛はどこにあるの?」という。
あるんですよ、ふふふ。
トムとジェリーはご存じでしょうか。猫とネズミが追いかけっこするだけのマンネリバンザイなくだらない(でも何故か見てしまう、吸引力のある)アメリカのアニメ。この二匹に愛があるように。(愛、あるよね?w)
基本的な路線というかテーマは『FRAG…

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B.L.T 小説

木原音瀬  稲荷家房之介 

私もちん〇欲しくなっちゃった、ゲヘヘw

痛くない木原音瀬さんです。
木原音瀬さんらしいのは、カッコ悪い攻めってところ。見た目は平凡、お金持ちでもなく、取り柄は真面目なところぐらい。
そんな真面目な攻めは、冒頭、出来心でいきなり中学生を痴漢してしまいます。たった一つの取り柄すら無くした状態。
しかも逃げるw
で、その中学生に職場を突き止められ、オドオドしてるところをつけこまれ、脅され、お金をゆすられ、家に入り浸られ。
で、性懲りもなく、ま…

4

リベット コミック

木原音瀬  天野瑰 

初芝・ガンコ・公平

HIVに感染した主人公・初芝先生と、彼をひたむきに愛し守ろうとする後輩の乾の小説「リベット」のその後が描かれた作品です。

自分自身の思いがどこに向いているのかを未だはっきりさせられないでいる初芝と、ただ与えてくれるだけで何も求めない乾の間に、椎名という教育実習生が登場します。
椎名は初芝の事情もおおよそ知っており、学生のくせにいちいち棘のある言葉で乾をイラつかせます。
しかし、この椎名が…

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