木原音瀬さんのレビュー一覧

NOW HERE 小説

木原音瀬  鈴木ツタ 

少し痛いけど、これもありですよね。

CDを聴いたので、本編もレビューしておこうと思いました。

仁賀奈さん50歳の経理部長、黒い腕カバー付けてる人など今時そうそういないと思うが、性格もまた今時いないだろうと思われる余りに純粋で初心すぎるおじさんだ。
前向きに初心なら許せるのだが、何せもう半世紀もこのままで生きてきてしまったから、今更変えろといわれてもよほどの事がない限り変われないと思う、停滞、どちらかといえば後ろ向きの初心。

3

さようなら、と君は手を振った 小説

木原音瀬  深井結己 

目論見通り?

深井さんのコミックスを読んで続きが気になり、小説版を手に取りました。
きれいにまとまったラストでしたが、ハッピーエンドの続編があると言われれば、そりゃあ読みたくなるものでしょう。

私には木原さんは痛すぎてずっと避けてきたのに、いつのまにか嗜好が変わっていたようで、全然オッケーでした。
性格に難ありな登場人物に感情移入できなかった以前が嘘のように、今は登場人物の気持ちにぐいぐい引き込まれま…

2

LOOP 小説

木原音瀬  高宮東 

こ、怖い…

このところ木原音瀬強化期間に入っており、タイトルが英単語のものを中心にトライしておりました。その一環で、予備知識全く無し・あらすじも極力読まずに読みました。

なるほど輪廻転生ものか…かなり障害は大きいけれど、一応BLなんだしどうにかしてくっつくんだろうけど、どうするんだろう?と思っていたら…普通にストーキングかい!いやそれしか方法は無いでしょうけども…何らかの切っ掛けで絆されるなんて展開には…

8

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

愛とはなんぞや?

泣きました。
もう泣けて泣けてしょうがなかったです。
自分でも巧く言い表せない感情でぐちゃぐちゃになりながら泣き、読み終わった後も、ふと泣いてしまうぐらい心に残った作品です。
こういう作品を書いてくれた木原さんや、出版してくれた出版社に感謝します。
帯の、、BL極北、最果ての地へようこそ。
まさに異端のBL作家、木原音瀬。

愛どころか人の善意すら知らない喜多川という人間が愛を、乞い…

11

箱の中 小説

木原音瀬  草間さかえ 

BL?ミステリー?

私はミステリー好きでミステリーもよく読むのですが、これはBLなんでしょうか??
木原さんの作品は恋愛物であってもミステリー的だな~とは思っていましたが。
普通の人である堂野がチカンの冤罪で刑務所に送られ、更に騙され酷いめにあう理不尽さに怒りと悲しみ、、そして恐ろしさを感じます。
この話の何処にBL的展開が?と思いながら読み進めましたよ。
そして、愛や恋どころか人としての情緒に欠けている子供…

2

さようなら、と君は手を振った コミック

木原音瀬  深井結己 

続きもぜひコミカライズを!!

木原さん原作のコミカライズ第4弾です!
ergoでも読んでたけど、まとめて読めるのは嬉しいですね。
最近深井さんも大好きなので、とっても楽しみにしていた本でした。

すんごく良かった!
深井さん上手~~~!
原作の雰囲気をそのまま表現してくれました。
小説版のイラストもそうだったけど
深井さんの作品の醸し出す雰囲気と合ってる!

誠一のずるさと・・・言ってしまえば弱さと
啓介…

1

眠る兎 小説

木原音瀬  車折まゆ 

甘い、甘いと思いきや・・・

表題作と続編はそれまでいくつかの木原さんの作品を読んでいる
私にとって、とても甘く感じられる作品でした。
しかし、甘いといってもそこは木原さんなのでビターに感じる部分もあり。
木原さんの書かれるキャラクターの100%の善人ではない部分に
魅力があるのだと思います。
今回も枠にはまりそうではまらないキャラクターばかりでした。
音楽室での出来事の熱さにやや驚きつつも(笑)、
種類の違う子…

4

さようなら、と君は手を振った コミック

木原音瀬  深井結己 

私をコノハラーにさせた作品

実は私、この作品がきっかけで木原さんを読み始めたんですよ。
元々深井さんの作品が好きで
たまたま行った書店で
ergoで木原さんの原作を深井さんが漫画にしてるのを立ち読みしちゃって
(あ、あとでちゃんと全巻揃えましたw)
その先がどうしても知りたくて
小説を買ったのが木原デビューだったんです。

実際小説を読んで
作品の持つ雰囲気と深井さんの絵があってるな~と思っていたので
こ…

8

さようなら、と君は手を振った 小説

木原音瀬  深井結己 

コミックスのついでに

コミックスを読んだので、過去にブログに書いておいた感想を転載します。

かたや「これからは好きにしていい」と言われると、好きな人のそばにいたいと思い、好きな人が望むことなら何でもさせてやりたいと、DVまがいのことまで許すくらいなのに、相手の気持ちを確かめようとせず、自己完結。

かたや極端なまでに外見外聞にこだわり、居心地のいい場所はキープしておくくせに外にばかり目が向く鼻持ちならない嫌な…

2

さようなら、と君は手を振った コミック

木原音瀬  深井結己 

奥が深いと思う

まとめて読むとやっぱりいいですね。
ergoの連載を読んでいたときは誠一の嫌な面ばっかり気になりましたが、こうやって通して読んでみると、ただひたすら流されて、苦笑しながらその時の状況に甘んじている啓介も結構な性格なのかなとも思いました。
(“苦笑”するって、文字で読むより深井さんのようなタッチの絵で見るほうが説得力がある気がします。)

いとこ同士の誠一と啓介は、高校生の頃から身体の関係ま…

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