木原音瀬さんのレビュー一覧

キャッスルマンゴー 2 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

万の頑張る姿

ん~・・・・
1巻は凄く良かった。だから2巻を楽しみにしてたんだけど。

十亀、あまりにも急に態度を変えすぎじゃないだろうか。
それこそ手のひらを返したような。
吉田に指摘されて理由を説明していたけど、その言い分も分からなくは無い。
「リバースエンド」も読んだので、十亀の過去からの
何事にも執着しないバックグラウンドも理解できます。
だけど、相手は十三歳も年下の高校生。
理由も告…

5

キャッスルマンゴー 1 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

やさしくて温かい

小椋ムク先生の絵が大好きです!
細い線で描かれた人物の表情なんかは可愛いし綺麗だし(特に万は美形~♪)
なのに体つきはしっかりしてて男らしく、そしてどこか色っぽい・・・

万の自宅はラブホテル。
AVの撮影に来たゲイの十亀と弟の悟が親しくなるのを阻止するために、
万は嘘の既成事実で十亀を騙して付き合い始めます。
本当は十亀を嫌いだった万は、
弟と引き離したら頃を見計らって別れるつも…

4

リバーズエンド 小説

木原音瀬  小椋ムク 

皆様のレビューがすばらしい

キャッスルマンゴーを読んですばらしかったので、こちらも購入しようとかんがえてはいるのですが、木原作品は他のどのレビューをよんでも重そうなので少々購入をためらっていました。
(わたしはハッピーエンド物が好物なため)

しかし、この作品では、みなさまのレビューがとても細かく、自分とは違う視点での感想や描写があり、読み手の力をためされるのが木原作品なのだと感じました。。

本当に、レビューされ…

2

キャッスルマンゴー 1 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

愛が生まれる場所

 ラブホテル、AV監督、高校生…。これまでの商業誌で先生の描く世界とは真逆だったので、私の中では手にするまでに若干の葛藤がありました。この本の中で繰り広げられる世界は温かいものではないような気がしたからです。しかし、先生の作品をチェックしないのもどうかと思ったのも事実です。

 ある日、キャッスルマンゴーでAV撮影が行われることになり、AV監督の十亀と撮影クルーがやって来ます。十亀と主人公の弟…

3

キャッスルマンゴー 2 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

嘘から出た真

キャッスルマンゴー、第2巻。最終巻。
雑誌掲載時には目にしていなかったのですが、これは単行本で一気に読めて良かったなと思いました。
1巻の終わり方もぐっと息を飲みそうになりましたけど、2巻は最後までじれったくて切なくて。
これを連載時に読んでいたら悶え死んでたんじゃないかと思います(笑)

今回も、思った事を。

前回の時、あれだけ万に肩入れ出来ない自分が居たのに。
今度は「頑張れ…

7

キャッスルマンゴー 1 コミック

木原音瀬  小椋ムク 

嫌悪が恋になる

私の中の、小椋ムクさん第2弾。
大人気作だと知りながら、何となく遠巻きにしていた物です。
読みたいけど読みたくない、けど読みたい。
何でしょうね。魅力に巻き込まれるのが怖かったのかも。

『キャッスルマンゴー』。
それは、高校生で真面目な奨学生の万(よろず)の、父が残した最大の遺物。
愛を育むラブホテル。
万や家族にとってはキャッスルマンゴーが当たり前の城だった。けれど、世間の目は…

4

nekoneko (合同誌) 小説

名倉和希  杉原理生  木原音瀬 

oyaji nekoneko いいですね!

受×受がテーマの本です。

『愛を抱く middle oyaji nekoneko』
名倉和希さん、初読みでした。すごい面白かったです。
受×受という設定に忠実にお話が組み立てられていて、「ああ、ゲイの人は本当に自分とぴったりのパートナーを見つけるのが大変なんだな」と思いました。
主人公は35歳、ネコの今村。
彼は逞しい男に力強く抱かれたいというタイプ。
しかし見た目は、自分が運動し…

1

月に笑う ~惣一編 7~ 小説

木原音瀬 

嘉藤も衝撃だけど、私も衝撃。

まだ続いております。
今回は、いつもにも増して読み応えありました。

惣一さんのお父さんを殺した鉄砲玉を探し、この事件の真実に迫っていくお話でした。
軸はこんなにシンプルなのに、色々、本当に色々詰め込まれ読み応えがあるんです。

今回、暴力表現がすごいです。
嘉藤、容赦ないです…。
『闇金ウシジマくん』よりは抑え目くらいでしょうか。
人もどんどん死んでいくし。

あと嘉藤につ…

4

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

「なつやすみ」があってよかった…

※ まずはじめに。
本の内容をお知りになりたい、もしくは感動を共有したいという方は、
どうぞ他のレビューをご覧ください。

「箱の中」と「脆弱な詐欺師」を読んで、すっかり堂野に悪感情を持ってしまったのですが、
だからこそ、この本を、正確に言うと「なつやすみ」を読めてよかったと思いました。

喜多川が堂野と共に生きて、ただ息をするだけの人生ではなく、
充足した日々を送っていたのがよく…

9

箱の中 小説

木原音瀬  草間さかえ 

残酷なのは彼か、人そのものか。

※ まずはじめに。
本の内容をお知りになりたい、もしくは感動を共有したいという方は、
どうぞ他のレビューをご覧ください。

冤罪で刑務所に入れられた、堂野は、
自分や家族の未来を台無しにした人たちのことをきっと、本当に酷い、許せない、と思ったはず。

そんな堂野が、今度は喜多川の未来を踏みつける……わたしにはそう思えてなりませんでした。
喜多川に心底辛い時に支えられ、感謝する気持ち…

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