木原音瀬さんのレビュー一覧

WELL 小説

木原音瀬  藤田貴美 

怖かった・・・・・

木原作品を手当たり次第に読んでいてこれにぶち当たりました。よく考えもせず読み始めたことを激しく後悔。

これはBLなのか?BLである必然性はあったのか?と頭を抱えてしまいました。
木原作品はどれも好きなんですが、これだけはいただけませんでした。
絶望的なお話(特にサバイバル系)が無理なのでまったく萌えず。早く救われてくれと祈りながら恐る恐る読むのが精一杯でした。
BL的に報われなかったり…

3

COLD HEART in NEWYORK 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

やっぱり一筋縄ではいかないのね

この作品で、木原作品の虜になったかもしれません。

このCOLD HEART in NEWYORKも二日で読破。漫画派の私はあまり小説を読まないので小説は何日も掛けて読むタイプです。しかし、前編の~in Tokyoを読んで、とてもワクワクドキドキしたので今回も難なく読み始めることができました。数行読むと、いつの間にか楠田が本心から秋沢を大切な存在と認識していることが判って本当に嬉しかったんです…

6

COLD HEART in NEWYORK 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

これは、、、

で、通して読んでみての結果だけど、
物語としては、ぐいぐい読まされて、
小説としてはさすがだなぁとは、思う。
この2冊、一晩でイッキ読みしちゃった位だから。

でもね、

この獣は、ダメだ。
ちょっと受け入れられない。
木原さんの作品って、それがどんな形にせよ、当事者的には、最終的に分かちがたい番となってハッピーエンドになるけど、ちょっと今回は、勘弁。
こんな獣に、光明を見せる…

17

COLD HEART in TOKYO 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

大人は狡いのか?

「才能」に引け目を感じている大人が、圧倒的な才能を目の当たりにしたとき、
憧れや畏敬を感じるのは当然。

自分は凡人と思っている大人が、天才を御そうとして、なんとか穏便に事を進めようとして、色々目をつぶってしまったばかりに、恋愛の道筋を間違えるお話。

木原さんお得意の(?)、言葉の通じない大きな獣に取り憑かれて振り回される人間のお話で、お話のパワーは半端ないけど、正直言って、このパター…

1

COLD HEART in NEWYORK 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

演技の天才、でも自分の人生はまともに演じられない男の愛。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ええ、もちろん、木原節が。それも超絶なやつが。
一度は奈落に突き堕とさずには済まさない!
やっぱりドSでしょう、木原先生は。

そしていつもながら感じる、木原作品における愛情というものの相対性。
後編に入って、案の定壊れる秋沢と楠田の関係。
でも、秋沢の人格は楠田と出会ってから別れるまで、何一つ変わってはいないんですよね。
初登場の撮影シーンから…

10

COLD HEART in NEWYORK 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

こうくるとは!

雑誌連載を読んでいたので、書き下ろし以前の部分は知っていました。
救いのない結末に、「またやっちゃったねー、木原さん…」と苦笑いだったのですが。

書き下ろしにやられました!
なるほど確かに精神的に幼児としか思えない秋沢を変えるのは大変だろう、と後書きを見て思いましたが、そうですよね、誰かの言葉で変われるのなら、とっくに性格矯正されていて当然の秋沢です。
だから再会までの三年という時間が…

28

COLD HEART in NEWYORK 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

COLD HEART in LONDON

萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
その枚数、わずか約30ページ。
ち、ち、ちょっとーーーーーー!?
と待ったをかけたいくらいに、のっけからアクセル大全開で始まる後編です。
ふり飛ばされないようついていくだけで必死でした。前書きに、心の準備はいいですか?という一文を載せとくべき。そのくらい、私の予想の遥か斜め上の上をいく常識はずれの秋沢でした。敢えて言わせてください。秋沢は頭がおかしいで…

13

COLD HEART in NEWYORK 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

ザワつく

 非常識なろくでなし、恋人を見知らぬ男2人に強姦させるとか鬼畜通り越して異常さは
これまでにないくらい痛さでした。ただ、秋沢を単なる変態ストーカーだとは思えなくて思春期に母親に拒絶された一件から歪みは大きく・・・・だからと言って唯々諾々と甘受する思いにもなれないけれど、可哀相な子供なんだと憐憫がわいてきました。ゆりの菜櫻「最強凶の男」シリーズも非常識でストーカー束縛男だけどコメディーとして楽しめ…

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HOME (新装版) 小説

木原音瀬  藤田貴美 

夏に読みたい

夏の夜に読みたい、ちょっと怖い話。

人間って、言葉を介さないとなにも伝わらない。
どんなに愛していても、どんなに憎んでいても、
自分の心の中で思っているだけでは、
それは、何もないのと同じ事。

お互い、自分自身の心の中で思っているだけで、全く言葉にしなかったために、無駄にすれ違うお話。
木原作品って、意思の疎通、意志の不通で、勝手に自分を不幸に追い込むパターンが多い気がする。

4

COLD HEART in TOKYO 小説

木原音瀬  麻生ミツ晃 

やっぱりうまいなあ…

ネタバレは皆さんがしているので、感想だけ。

木原作品としては異色でしょう。
なにより設定がおしゃれ。
華やかな世界を舞台にした、華やかな香りを持つ登場人物。主人公の兄や高久透も、華やかな人物として描かれていて、主人公の葛藤を助長していきます。なにげに社員達の役割がいいですね~!
ですが木原さんらしいと思うのは、華やかな世界が地道なものとして描かれている所です。一つ間違えば浮ついてしまう…

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