木下けい子さんのレビュー一覧

好きだからキスしたの? コミック

木下けい子 

蒼太の純情さにリアルさがあって良い!

キスも知らないくせにの続編です。
前半は綾瀬のいとこがひっかきまわします。綾瀬のことが好きなので蒼太に意地悪ばっかり。子供っぽいですね。
確かに蒼太は綾瀬のことを余り知りません。綾瀬が秘密主義というか、何でも話せばいいもんでもないし、言う機会を待ってたり、言う必要がないことだってありますよね。
蒼太はキスなんてしなきゃよかったって思っちゃいます。
蒼太も誰かと付き合うの初めてだし高校一年生…

1

キスも知らないくせに コミック

木下けい子 

甘酸っぱい

高校生、学校、体育祭、通学電車、制服、転校生。

特にこれはという事件は起きなくて二人と親友といとこくらいが登場します。

優しくて明るくて性格が良くて弱音を言わない面倒見のいいと思われてるいい子の蒼太と一つ年上で1ヶ月遅れの転校生綾瀬のお話。

ごめんって言うなよとか、人の気持ちばっかり気にしてたら疲れるぞ気にするなって言葉に綾瀬が特別な存在になったのかな?
お年寄りに親切なのを自…

2

スローリズム 小説

杉原理生  木下けい子 

なぜかときどき読みたくなる

もだもだ焦れ焦れ大人の恋…みたいなものが読みたいときに取り出す一冊。
感動した!萌えた!神!って興奮する感じではないけど、ふと思い出して読みたくなる不思議な引力があります。

何度も読んでいると、片思いする攻め・矢萩の気持ちを分かりながら受け・水森視点を読むことになるので、読むたびに切なさが増します。水森の無自覚な矢萩への信頼がチラ見えするだけで萌えるので、たぶん矢萩に肩入れして読んでいるん…

0

春は君にささやく コミック

木下けい子 

感情が高ぶると方言丸出しになる攻めが好き

受けは、定食居酒屋の雇われ店長をやっているゲイの青年で、まだ20代だというのにもう人生諦めているような感じや自嘲っぷりが、読んでいて何とも歯痒い思いでいっぱいになります。
20代なんてまだまだこれからだよーーー!!!と、おばちゃんは声を大にして言いたくなってしまう。

でも受けの気持ちもわかるんです。
屋上で語った受けの高校時代の話を聞くと。

進学校に通っていてきっと人よりも聡いと思…

3

恋みたいな、愛みたいな~好きで、好きで(2)~ 小説

安西リカ  木下けい子 

志方のセリフに泣いた

突然ですが前作は「しゅみじゃない」です。それでも続編のこちらは神評価にするか迷うほど大好きな一冊になりました。
いまだに志方の背中を見ている穂木がちゃんと隣に並ぼうとするお話です。

穂木は前作より気持ちのコントロールができるようになっていて、成長が見られたのがよかったです。
志方は相変わらず寡黙で、だからこそ数少ないセリフの一つ一つにきゅんときます。すぱっと一言返しているだけなのに愛情を…

2

恋は育って愛になる コミック

木下けい子 

そばに居てくれるだけで

ザ・木下けい子先生〜!って感じの作品だと思います。
シュッとしたイケメンと、おとなしい真面目メガネの、ちょっとモダモダもあり、でも優しくてほんわかしたハピエンストーリー…という感じ。
「白木下」という感じかしら。

本作は、元々中学の同級生だった2人で、1人はイケメン農家さんの中道、1人は東京のバイオ肥料会社の営業マン・櫻井。
で、中道の方が櫻井に猛アタックするんですよね。そこが新鮮だっ…

1

今日も月が綺麗 コミック

木下けい子 

愛の表現はそれぞれ

今日も月が綺麗
仁木先輩の高校の卒業式に瑛太が告白し先輩後輩から恋人へ、そして瑛太が社会人になったのをきっかけに同居へ。
瑛太が先輩一筋で友達もおらず、毎日先輩で頭がいっぱいなのが可愛いやら心配なのやら。
瑛太は自分だけ頑張ってると思ってますが、そんなことはありませんよね。付き合いや同居が続いているんだから。
瑛太の会社の同僚が先輩だって頑張ってるとか大学出たてのペーぺーとか大企業の営業職…

1

好きです係長! コミック

木下けい子 

男前係長と爽やかイケメン策士部下

好きです係長!
雁屋のノンケ故の無自覚な残酷さや、あれ?やんないの?とかハラハラでも肩透かしな感じや、獅子堂の一途で紳士ででもきっと迷惑ですよねみたいに雁屋を追い詰める実は策士?なところが面白かったです。
雁屋は男前ですね。
お前俺とやりたいのかやりたくねーのかどっちなんだよ!?とか
するか?SEX!とか。おうっ来やがれ俺をイカせてくれよとか。

獅子堂は爽やかな顔して色んな体位を求め…

2

愛こそすべて コミック

木下けい子 

片桐の大きな愛にこちらも落ちました

花屋でバイト中の律は男運が悪い。好みのタイプからして自業自得だけど。ちゃんと恋がしたい。
そんなとき花屋に花をください!と片桐がやってくる。好きな人に送る花束を求めて。
あんな風に求められたい、あんな恋がしてみたい。

フラレて酔って公園で潰れている片桐を偶然通りかかった律が家に連れ帰り泊めてあげたら、片桐は律に恋に落ちて…。

片桐は本当にいい人ですね。律が片桐の影響を少しずつ受けて…

1

幾千の夜 最終夜 コミック

木下けい子 

宙には無駄ではなかった10年

3巻まとめてのレビューで失礼します。

長かった…。
作品のことではなくて、2人の気持ちが通じ合うまでが。

始まった時点から既に両思いなのが分かっているのに、「恋だ」と意識してから10年です。そのとき生まれた子が小4に、小1の子は高1になるほどの時間。もったいない!と思ってしまうのはわたしが老い先短いからなのか…。
宙が高校に入ってから1年は疎遠。てっちゃんが大学進学で完全に会わなく…

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