木下けい子さんのレビュー一覧

スローリズム 小説

杉原理生  木下けい子 

低温低速なのにラブラブ

少し古い作品も電子書籍のおかげで手に取りやすくなりありがたいです。
今回はあらすじの「お前だけは絶対好きにならないから」という一文がとても良いフリだなあと思って購入してしまいました。ジャケ買いでも作家買いでもなく、あらすじ惚れです。

結果大当たり。大好きです。このテンポ。この日常感。男女問わず普通のカップルが抱えそうな葛藤もありながら、ちゃんと二人は大人の男なんです。そこに中学時代からの思…

3

灰かぶりコンプレックス 2 コミック

木下けい子 

この展開には笑いが止まらないです!

「うひゃひゃひゃ」って感じで。

「灰かぶりコンプレックス」第二巻になります。
まだ続きます。

が、今回ですね、もう楽しくて楽しくて仕方ない神展開が訪れるんですよ。
いやもう、攻めの呆然とした顔に、笑いが止まんないですよ。

なんせ、(健気な)受けに遊びで手を出した鼻持ちならない攻めが、いつの間に本気になっちゃうというのに、萌えて萌えて仕方ないんですよね。
更に、遊ばれてるだけ…

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キスよりやさしく コミック

木下けい子 

完結

キスからその先へ。
その、一歩が踏み出せず強気になったり、臆病になったり。
もどしい程行ったり来たりを繰り返しながら育んできたふたり。
焦れすぎてどうしたいのかと、投げやりに思ったりもした作品ですが。
好きでいることの強さ。
それから伴ってくる煩わしい出来事やつい感じてしまう後ろめたさ。
今すぐには公に出来ない分別に、伝わってくる気持ちの揺れ動きが切なくて。
それでも好きになったこと…

1

春は君にささやく コミック

木下けい子 

うーん

体の故障によって競技を辞めることになった大学生の千々石と、居酒屋の雇われ店長泉との出会い。
自然な流れに印象強い出会い。
最初は全く何の違和感も持っていなかったのですが、話が進んでいくと気になってしまう詳細な設定。
セブンスラグビーに戸惑い、そして感情の昂りで出てくる方言。
お国設定もなかったのにいきなり訛ってしまう千々石に、唐突過ぎてイメージからは想像出来ず。
泉の醜聞を広めないよう、…

1

17 初恋 コミック

木下けい子 

完結です

前2作の続きで完結です。
実は以前の2作品はあまり好きになれなくて、有岡にも三島先生にも共感できなかったのですが、
今回はやっとというか、有岡くんも三島先生も素直になれたかな。
有岡君は最初に犯した間違いをずっと後悔していて三島先生もちょっとずるいところあるけど、晴れて両想いになれて本当に良かったです。
成長した有岡くんがかっこ良かったです。
三島先生も過去の恋に決着つけれて良かった。

0

年上の恋人 小説

岩本薫  木下けい子 

タイトルもシンプル。内容もシンプル。

 物語は、幼馴染み兼恋人同士の成沢水城と及川悦郎のお話。
 水木の方が6つ年上で、悦郎の熱情に押されるように付き合い始めたことに水城は罪悪感を持っていた。
 いつか手を離さなければならないと思う水城に対して、まっすぐに愛を告げてくる悦郎……

 という年の差カップルのありがちな悩みをちょっとした悦郎の側の家族の問題を混ぜ込んだ作品。
 でもなんでこんなに重たくならないのだろう……と考えた…

0

ひねもすのたり君と僕 コミック

木下けい子 

色んな意味でバランスが取れていない

『ひねもすのたり君と僕』木下けい子先生 読了

評価に非常に迷う。木下先生は小説挿絵で知り、今回漫画は初読みです。正直内容の深さと絵柄の可愛さ(色素薄そうな感じ?)にギャップを感じて、結構戸惑ってました。

とにかく言わないよーちゃん。相手が付き合ってた男が自分と真逆なタイプだから、家族という立場の線引きから一歩も踏み出さない。なのにいきなり浮気発覚の修羅場に刃物を持ってる女とかで揉め…

1

17 初恋 コミック

木下けい子 

有岡の成長にびっくり

無事ハピエン。

いつも木下先生の作品では受けにモヤモヤさせられるのに珍しくこの作品は攻めがモヤモヤするなぁー
と1・2巻目では感じていましたがさすが完結巻!受けが活動開始しましたね!!
見事なまでに自分本位な二人でしたね。

でも、有岡はあんなに暴走少年だったのに、卒業後に再会した時の悟りっぷりにはびっくりしました!
あれ?もう好きじゃなくなった?って一瞬心配しちゃいました(笑)

1

素敵な入れ替わり 小説

小林典雅  木下けい子 

台詞がいいなぁ…

とっても楽しくて癒やされました!

コメディとファンタジーと癒やしの見事な融合は、作者様の手腕のなせる技ですね!

38歳の広海が17歳の息子、緑野と入れ替わってしまい、おまけにお隣の高校生、倫己に見抜かれて…?!
というお話。

広海は高校生の緑野のふりをして健気に頑張っているのに、初日の通学から痴漢にあうわ、「いつもの踊って」と無茶振りされて戸惑うわで…(苦渋の決断でおワンコクラ…

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17 初恋 コミック

木下けい子 

有岡の複雑な顔が切なかった

ハピエンでよかったです。でも、なんかモヤっと感が残りました。
毎回思いますがさすが木下さんです。有岡の感情をころした、諦めたあの複雑な表情の数々。よく絵にあらわせるなぁーとさすがにうまいなぁ。
もう、顔が、切なくて辛かった。有岡本人は辛いのに先生を困らせない男前さ。諦めようとした潔さ、優しさ、彼は本当に凄く成長した。

一方先生に対してはずるいなぁと少し。何だかんだ有岡を傷つけたのもわかっ…

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