木下けい子さんのレビュー一覧

制服。 コミック

木下けい子 

かわいい高校生でした

木下さんは、あまり同人活動されているイメージがなかったのですが、この冬コミには珍しく新刊の、それもオリジナル作品を出されていました。

内容は、卒業する部活の先輩にコクって振られてしまった男の子と、その先輩の心の内、みたいな、ごくごく淡くて甘酸っぱい物でした。

この本、表紙もモノクロの、ほぼコピー本レベルの本でしたが、B5の大きいサイズの絵の中の男の子達は繊細でかわいい表情で、オリジナル…

1

由利先生は今日も上機嫌 コミック

木下けい子 

由利先生は今日も上機嫌 

癒されます(笑)
この作品は、ドキドキハラハラ系とはほど遠く、癒しほのぼの系。
攻めの由利先生はもちろん“ソッチ”系の人ですが
受けの六車君が“ソッチ"側の扉をいつ押し開けるのか??と
興味津々で読みましたw
本人全然自覚なく、先生が楽しく遊ぶばかりで
その先のイイ関係にこのままなれないんじゃ?と
ちょっと思いながら~~~。
でももちろん大丈夫でした。
先生のからかうセ…

4

天国に手が届く 小説

夕映月子  木下けい子 

爽やかな読後感です

たぶん好きだろうなと思ってずっとお取置きしていた作品です。
やっぱりお気に入りになりました。
主人公の二人が出合ってから次第に心を通わせていき、
唯一無二の人生のザイルパートナーになるまでを丁寧に描いてくれています。
こちらが思わず引いちゃうような作り過ぎな設定もないし、
わずらわしいほどのあてうまや外野もいない。
淡々とエピソードを重ねていってくれて、
二人の気持ちがゆれながらも少…

6

天国に手が届く 小説

夕映月子  木下けい子 

2人であってもあたたかい孤独

むき出しの自然に相対する時、人は紛れもなくその身一つ。
畏怖と感嘆を覚えると同時に、自身が一個の生命であり
突き放され包み込まれるように孤独を感じるのでしょう。
それを誰かと共有できる僥倖を
四季折々の山々の情景と登山の描写に重ね、
まるで読者も共に登坂しているかのような心持ちにさせる程、
さり気なく感覚に訴えかける繊細な物語でした。

単独で臨む者、グループを組む者とスタイルは人…

8

天国に手が届く 小説

夕映月子  木下けい子 

山の魅力にとりつかれた男二人

「一度、山の魅力にとりつかれた者は、
一生、山から離れることはできない。」
「山登りは他のスポーツと違って生死がかかっているので、
共に山に登った仲間同士には特別な絆が生まれる。」

先日までwowowで放送されていた
「マークスの山」というドラマに上のようなセリフがありまして、
「なんか、山ってエロいよなぁ~。」
と、思っていた矢先にこの本の存在を知りました。

そして、読了…

9

天国に手が届く 小説

夕映月子  木下けい子 

山に登ってみたくなった!

いや、現実的に考えたら今の私の環境では無理なんですが…ww
でも本当に登山がしてみたいと思えるくらい面白かったです!
実は最近某ソロアルピニストの影響でちょっと登山に興味があった所だったんで、今回の内容は私的にとてもタイムリーなお話でした^^

一瞬の油断が命取りにもなりかねない登山において、互いに信頼し合い自分の命を丸ごと預けられるパートナーと出会えるのは本当に稀で貴重な事なのだと思います。
最…

8

天国に手が届く 小説

夕映月子  木下けい子 

あぁ……作家買いになるな

 雑誌「小説Dear+」で、一度掲載された作家さんですね。新人賞で、賞を取れなくてもその時トップだった作品が掲載されるのです。
 で、その作品がちょっぴり切なくて、Dear+っぽくて(いい意味で言ってます)、それなのに上位の賞を取れないんだ……デビューできないんだ、と残念に思った記憶があります。

 でも、今回単行本が出て、読んでみて、よかったーーーーと思いました。
 デビューしたんだ。こ…

9

蜜色パンケーキ コミック

木下けい子 

CD聞きたくなりました!

「蜜色パンケーキ」
甘いものが大好きな美形の男・十吾×パティシエの千春
やばい、十吾かわいいんですけどッ!
どこか甘ったれで子供のようで。
でも、かっこいいような気もしないでも…?
CD気になってたんだが、スゲー聞きたくなってきました。
だって、のじー絶対ハマってるに違いない!!

「愛のために」
宮坂×マンガ家・南
うまくいってよかった。
この先も幸せになれるといいなー、宮…

2

天国に手が届く 小説

夕映月子  木下けい子 

登山を知らなくてもおもしろいです

本格登山を舞台にした作品です。
これがデビュー作の作者さん、ご自分でも登山されるとのことで、山の描写が愛情持って生き生きと描かれているので、山のことを全然知らなくても,惹き込まれておもしろく読めました。

前半は、佐和が、最初は「憧れ」の存在だった小田切と何とか近づき、一緒に山に行けるようになり、登山のパートナーとしての相性の良さを感じ、同じ課のかなりレベルの高い女の子からのアプローチよりも…

8

CHERRY 小説

月村奎  木下けい子 

※ただしイケメンに限る

BL作品に美形は定番だけれども、この作品を読んでいる最中ほど「美形は得だなあ~」と感じた作品は無いかもしれません。確かに、陰で必死に努力したり素直になれない受けの可愛らしさは理解できるけど、かといって、それで態度(口)の悪さや我侭ぶりを帳消しにするほどの人を惹きつける魅力が彼にあるかと言うと・・・? にもかかわらず何故かホイホイ仲間が寄ってくるので、コイツはやっぱり顔が良いからなんだろうなと、私の…

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