明神翼さんのレビュー一覧

終わりのない片想い 小説

深山ひより  明神翼 

思考が子供のままな攻

無自覚ながら思考が子供(男の子)のままで「本気の恋愛より友情の方が大事」と信じている雅義と、そんな攻に長年片想いをしていて、勇気を出して告白もしたのに報われない陽翔。幼馴染の二人が恋人になるまでのお話です。

この無自覚というのが非常に厄介で、陽翔の気持ちを受け止めようとしないくせに陽翔の友人達にヤキモチを焼く雅義を見ていると「コイツのどこがいんだろう」と何度も思いました。とはいえ、ダメ男とい…

0

万華鏡ドロップス 小説

弓月あや  明神翼 

英国の次期伯爵×日本人従僕

1960年代の英国が舞台の、伯爵家の嫡男攻めと、攻めに拾われた孤児の従僕受けのお話です。

受けは9歳のとき、両親が起こした無理心中で生き残った孤児。その無理心中のシーンから作品は始まりますが、次のシーンでは受けは19歳になっていて、寝汚い攻めを起こすほのぼのな場面にホッとします。でも物語の中心は伯爵家のお家騒動に移り、そちらも割と重く痛い展開。受けに残るPTSDも加わって、全体的にシリアスな…

2

翡翠の花嫁、王子の誓い 小説

水瀬結月  明神翼 

エロだけは萌え萌え

占い師の一族の跡継ぎとして生まれた受け。一族に昔から伝わる翡翠の指輪と、受け自身を迎えに遠いヤーデルブルク王国から金髪碧眼の王子がやってくる。占って見た結果は「是」で、受けは王子とともにその国へ向かうことになるが…。


キラキラの金髪碧眼王子様が攻め、占い師一族の跡継ぎが受けです。
受けは両親が若くして事故で亡くなったため、急に跡を継がなきゃならなくなり、占いの才能はあれど日々修行中の身…

3

灼熱の引力 小説

藍生有  明神翼 

青色の時計が印象的

表紙イラストの青色の時計が印象的でした。
公延(攻め・表紙右側)の腕にもあるのですが、内容とも合っていて素敵だと思います。

表題作と続編ショートの2作品が収録されています。
「灼熱の引力」は利也(受け)の視点、「澄明な引力」は公延の視点でストーリーは進みます。

大学時代に、利也は公延に押されるかたちで付き合い始めます。利也が社会人になって札幌に異動してしまい、遠距離と仕事の多忙さが…

0

翡翠の花嫁、王子の誓い 小説

水瀬結月  明神翼 

モフモフうさぎは可愛いですが…

あらすじ:
占い師一家の長男・晴季(受け)のもとに突然現れたヤーデルブルク王国の王子・ヴォルグルフ(攻め)。
国のため力を貸して欲しいと頼まれ、弟と共に王国を訪れるが…

晴季は占い師一家の長男に生まれながら、一家に代々伝わる翡翠の指輪『神秘の翠』をうまく使いこなせない占い師。
客の前では、いつも弟の助けを借りて占いを行っています。
そんな晴季が王国でどんな活躍を見せるのか?
『神秘…

3

花嫁は愛の宝石 小説

水瀬結月  明神翼 

翻弄されるスパダリ萌え(笑)

もーもーもーなんですのぉぉぉっ。ヾ(≧∇≦*)〃
噂に違わぬ激甘王道ラブコメで終始ぐふぐふしながら読みましたよ!!!
天然魔性受けに翻弄されるスパダリがそれはそれは楽しゅうて。( ´艸`)ムフフ
すれ違いコントよろしく微妙にかみ合ってないのに進む二人の会話にぐはっって笑えたり、
きゅんと切なくなったりと大忙しです。笑

水瀬先生の作品は専らもふもふ狙いで購入することが多いので
実は今…

7

天狐は花嫁を愛でる 小説

伊郷ルウ  明神翼 

天狐様とのほのぼの同居生活

あらすじ:
祖父の遺した田舎の家に暮らすイラストレーター・裕夢(受け・20歳)の前に現れたのは、狐の神様・陽月(攻め)。
15年前に結婚の約束をしたと言う陽月は、裕夢を嫁に貰うと言い張り、家に押しかけてきて…

陽月は、口調こそ尊大ですが中身は案外ワンコ気質で可愛い神様。
裕夢を花嫁として連れて行こうとして断られたら、自分が押しかけ女房のごとく裕夢の家に居候するあたり、どことなく可愛げが…

3

万華鏡ドロップス 小説

弓月あや  明神翼 

王道の主従・年の差モノ

あらすじ:
舞台は1960年代英国。
一家心中で生き残り、ロンズデール伯爵家に引き取られた凪(受け)は、伯爵家の嫡男・イリス(攻め)にひそかに想いを寄せていたが…

凪は、従僕見習いとして伯爵家で働く青年。
あらすじに「ツンデレ」とありますが、作中ではそれほどツンな印象は受けませんでした。
毎朝イリスを起こしたり、言葉を交わしたりするだけで満足しており、
東洋人で従僕の自分がイリスの…

3

幸せのデセール 小説

清白ミユキ  明神翼 

栄利と書いて

栄利と書いて「さとし」と読むんですって。彼には兄弟が居て、兄は悠里と書いて「ひさと」、弟は真理と書いて「まさと」。で、それぞれの愛称がユリ、エリ、マリだそうで…。ふーん。個人的にこのくだりはなんだろうと冷めた目で読んでしまいました。スピンオフらしいので本編では何か意味のある設定なのかもしれません。

さて、傲慢で完全無欠を気取っているけど実は不器用な攻×浮気症の恋人(フランス人)に愛想を尽かし…

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花嫁は愛の宝石 小説

水瀬結月  明神翼 

バージン百万円

鉱物研究者の受けは、コミュ障で鉱物オタクでゲイ、という三重苦のため30歳を目の前にして未だ童貞で処女。このまま魔法使いになりたくない、と一念発起して、ゲイ専用の高級風俗店でバージンを奪ってもらう計画を立て、店に入ろうとしたところでひたすら好みの男性キャストと出くわす。こんな人に自分のバージンを奪ってもらいたい、と瞬間的に思い詰めた受けは、「百万円で抱いてください!」と男にすがりついてみたが…。

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