明治カナ子さんのレビュー一覧

三村家の息子 コミック

明治カナ子 

絡まった糸が切ないです

表題作と、短編が3本収録されています。

表題作は、幼馴染に恋してる高校生が身代わりに幼馴染の兄と関係を持ってしまう、切ないお話です。そのことを知った幼馴染が、何も知らずに自分が身代りになると言い出す切なさや、遊び人になった兄の過去(次巻以降で明らかになります)が重なって、切なさに拍車をかけて胸が痛かったです。

そんな表題作よりも切なかったのが、『彼は独りで』です。
精神を病んだ恋人を…

4

くすりのじかん コミック

明治カナ子 

ゆるりと続く日常

「坂の上の魔法使い」シリーズの続きで、ラベルが成人後の話です。
今回もゆるゆると日常が綴られています。

内容は、
■使役 小話
■表題作【くすりのじかん】
■使役 勝利のために
が収録されています。

表題作はラベルが風邪をひいてしまうお話でした。
ラベルはリーから薬をもらっていたのに、
その薬を友達のサラにあげてしまっていたので持っておらず、
咳き込みながら、無理をして…

10

甘い針 コミック

明治カナ子 

痛い

短編集です。個人的に明治先生の絶好調期手前の作品のイメージです。ストーリー的には帯の「弱くて犯され続ける でも読んで頭に浮かぶ字は非でも酷でもなく、闘なんです」はぴったりな表現だと感じました。この本以降に描かれてる作品では明治先生の世界は爆発されてるのでそのベース的な作品とも感じとれます。鬱い感じはひゃっほうなくらい鬱いです。あ、エロは絶好調にエロイです、ただ受けが女の子っぽすぎるこもいるかな~。…

0

キモチの行方 コミック

明治カナ子 

衝撃的な作品


明治カナ子先生の世界が素晴らしいです。
狂気染みていて苦手な方もいらっしゃるでしょうが、私は大好きです。

乳首にピアスしていたり、亀頭にピアスを開けられるシーンがあります。
いきなり、挿入したり、薬や玩具でイキっぱなしにしたりと盛りだくさんです。

尿道責やフィストもあります。

亀頭の左右にリングピアスが付いてるんですが、穴に指を通して亀頭をグリグリするのには萌えました。

1

うつしみの手 リアル1/2 コミック

明治カナ子 

リアル1/2の続き

前巻はしゅみじゃない評価だったけど、その続きのこっちの本では、潮が谷口を切ってくれたのと、同録の作品をプラスして萌評価アップ。
初出がSM系のアンソロだから、表題作以外の同録作品でも、玩具を使ってたりプレイ的には似たようなことしているシーンもあるけど、
でも、リアル1/2の谷口と、他の作品では、愛の在処が決定的に違うのよ。
やっぱり、ちゃんと愛がなきゃ。
彼岸の川から呼び戻すような愛。

1

リアル1/2 コミック

明治カナ子 

しゅみじゃなかった

「坂の上の魔法使い」シリーズがよかったので一気に燃え上がったコンプリート病。
明治さんの古い作品は読んでいなかったので、ネットで中古書を探してまとめ買い。
したのはいいんだけど、、、

うーん、、、
読み終わってからしばらく考えていたけど、
やっぱり、
「しゅみじゃない」
かな。

読んでも、理解できなかった。

最初の「降りておいで」はまあいいんだけど、谷口先輩がなぁ

1

キモチの行方 コミック

明治カナ子 

むずかしい

このわからなさは、なんだろう。

本当に捕らわれているのは、誰?

ってことを描いているんだとは思うのだけど、
多分、、、

単にSMが地雷とかいう訳じゃない、
それとは違う別の次元で、
この手の共依存?
みたいな、
歪んだ愛?
が、理解できない、のかなぁ、、
理解できないのは、作品のせいじゃぁない。
外の人にはわかりにくくても、この3人にとっては、これも愛なんだ、って…

2

生まれ星 三村家の息子シリーズ コミック

明治カナ子 

ちゃんとくっついてよかった

もう、表紙からしてラブラブオーラ全開のシリーズ第3巻。
このシリーズって、恋が何かも知らない子どもだった弓が、浪人中の1年間にそれなりにいろいろな物を見て、経験して、成長して、
ようやく、敏夫が抱えていた好きの気持ちに追いついて、
あとはもう、ひたすらやりまくる、やりまくる。
この二人はハッピーエンドになったけど、そうなると、気になるのはお兄ちゃんの角。
角の過去に何があったのかは一応描…

3

出来の悪い子 三村家の息子シリーズ コミック

明治カナ子 

目覚めよ恋

そうそう、長編の連載はこうでなくっちゃ。
って、嬉しくなっちゃうような、勘違い、すれ違い、じくじく、ジレジレが展開。
弓も敏夫も、それぞれ恋しているのに、それが自分だけの感情だと思い込んでいるので、敏夫はそれを隠すことに必死になりすぎ、弓はそれに気付くのが遅すぎ、相手の発している物が自分に向けた恋情だと言うことに全く気付きません。
そんな二人の感情に、角だけが気付いていますが、特になんの手助…

1

三村家の息子 コミック

明治カナ子 

やっぱり読んだことあるみたい

明治さんの作品を読み直したくなって、改めてこの三村家シリーズ3冊を買い直したけど、
やっぱり、この本は読んだことあるみたいな気がする。
表題作のことは全然記憶にないのに、同録の短編には覚えがあるんだよなぁ、、、
むしろ同録の短編だけを、初出のアンソロで読んだのかなぁ、、、、
本編、同録作品とも、他社さんの廃刊アンソロに掲載されてたようなので、HertZ誌で三村家シリーズを再開するに当たって…

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