麻生玲子さんのレビュー一覧

ラフ&タフ 小説

麻生玲子  日下孝秋 

あの時代の青春

高校生のアマチュアバンドを題材にしたお話。バンドものは最近小説ではほとんど見られないので懐かしい…。イラストは日下孝秋さん。

一留はアマチュアバンドMYAWのボーカル。もともと中学同級生の兄がボーカルを務めていたバンドのファンで、引退する兄の代わりとして次期ボーカルの誘いを受けます。

可愛くて声がいい一留は高校進学と同時にバンド活動に熱中し、メンバーから遊びを仕込まれて男女関係も乱れま…

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夢を見ていたわけじゃない 小説

麻生玲子  高橋なつき 

一途攻め

作者様の作品の中で、過去イチ萌えに萌えまくった作品。紙本の整理中で読み直しながら記録に残している最中なのですが、今のところ『僕の中の天体』の方が自分の中で上回りました。ほんと、萌えって生ものですね…

教育実習生と生徒の再会愛。先生の方が受けです。

一般企業でサラリーマンとして働く尾根と、芸術家として活躍する芦沢。芦沢は尾根が教育実習期間中に可愛がっていた受け持ちの生徒でした。

母…

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ギャンブル 2 小説

麻生玲子  石原理 

男前な受け大好物

アメフトBL『ギャンブル』の続編。

社会人チームで最年少コーチとしてスポッターをしている北原と、一年の転勤から本社に戻りクォータバックとしてチームに復帰した榊。二人は長年の両片思いを成就させ、同じチームで活躍する夢を叶えました。残念ながら北原はプレーヤーとしてフィールドに立つことはなかったけれども…。

ところが、高校時代の先輩後輩としてはあまりに親密な二人に、プライベートでも二人は付き…

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ギャンブル 小説

麻生玲子  石原理 

スポーツBL

アメフトものです。ルールがわかってなくても簡単な解説がついているので親切!迫力ある試合シーンも楽しめますが、とにかく続巻と併せてストーリー全体のバランスが素晴らしいです。(初期作品は視点が入り乱れて読みにくい傾向があるけれども…)

高校アメフト部の先輩後輩からスタートして、大学から社会人チームで活躍する二人の追いかけ愛。

高校生活最後の引退試合で、憧れの先輩・北原に花を持たせてやれなか…

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僕の中の天体 小説

麻生玲子  やまかみ梨由 

ひーっ、切なひ〜、、、

好きな作家様の再読なんですが、前に読んだ時は全然印象に残っていなくて。めちゃくちゃキュンキュンしまくってしまった〜!!

ピュア全開なタイトルもカバーイラストも真っ青のアダルトボーイズラブです!

始まりは中学生同士。中二でガンガンエッチしてます笑

曽根崎と宇野はクラスの腐女子受けに乗っかり、サービス・キスをしたのがきっかけでエッチまでするようになっちゃうんですけど、そこはもちろん秘…

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六月の雫 小説

麻生玲子  ビリー高橋 

古き良き時代の名残

新装版の方にはレビューがありますが、所有しているのは旧版なのでこちらに。

大学生の弘之は「広告研究会」繋がりで始めた、コンサートスタッフ斡旋のバイトに明け暮れる毎日。経営者の木島がサークル時代からの先輩で、起業した彼の仕事振りに憧れ背中を追っかけていました。

木島は仕事にかけてはストイックで厳しいけれど、ことシモに関しては超ユルユル。婚約者がいるのに職場のスタッフに手を出したり、おまけ…

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恋ならいいのに 小説

麻生玲子  明森びびか 

紙一重の魔性攻め

新鮮さあり、ハラハラもあり。攻めの高津が曲者でした。大学生のヤリ◯ンで、高校時代に憧れていた先輩と再会するや、一途に押しまくって無理矢理襲ってしまうんですよ。(その前に先輩が泥酔して睡眠中にお触りしてます)

ストーリーは高津の憧れの先輩・阿南視点で始まります。仕事帰りに酔って下車駅を乗り過ごし、徒歩で自宅に向かっている時に高見に車で送ってもらったのが出会い。阿南の方は高津のことを覚えていませ…

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好きだよ! 小説

麻生玲子  南京ぐれ子 

高校生に溺れる大人

社会派を目指す風俗ライターと高校生のお話。

時代性もあるのかと思いますが、あんまりじっくりと落ち着いて読んでいられなかった…。DKは好きだけれど、大人の男と対等?に恋に落ちる関係にはどうも入り込めない自分に気づきました。それでも、この作品でよきバランスだと感じたのは、大人の方が少年にマジで惚れ込んじゃっている切なさでしょうか。

高校の友人とクラブに通っていたノブに声を掛けてきたのが荒木…

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CLASSICAL LOVE? 小説

麻生玲子  九条AOI 

タイトルを深読み

大学の同級生。

2000年刊行の作品なので、当時の大学生像ってこんなんだったのかな〜と。90年代の名残があります。一丁前に10代からお酒やタバコ、クスリが当たり前みたいな文化は隔世の感があったり、なかったり、、

そんな時代のお話という前提で。

女手一つで宮部を育ててくれた母親は、ラブホテルを経営しています。宮部が幼い頃から仕事仕事で母親らしいことをしてもらえず中学生の頃はグレてい…

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雨風カーテン 小説

麻生玲子  やしきゆかり 

揺れる心

登場人物

楠 (受け)
大浦(しーちゃん・攻め)
伊勢山(攻めの彼女)

大学生もの。日常的すぎるといえば日常的すぎるかも。でも、わたしは好きだな。

ドイツ文学の勉強会メンバー同士の恋。1年生の楠はゲイでカミングアウト済み。友人は華やかな女の子が多い。2年生の大浦は伊勢山と付き合っているのだけれど、一度、勉強会の延長の飲み会で酔い潰れた大浦を楠が自宅に泊めてから、二人の関係が怪…

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