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32/66(合計:655件)
谷崎泉 麻生海
渋茶
ネタバレ
読み応えある二段組みで骨太な小説。 文章に癖があるって訳ではないが、食事に例えて言うならば早食いできずにじっくりと噛み砕きながら味わうように読み進める必要があった。 三人称なのに進藤、富樫、槙原の視点がしょっちゅう切り替わるが、それを追ううちに登場人物に感情移入してしまいそうになる。 まず読み始めてみて、薄幸とか心に傷を負っているっていうのと一線を引いた感じの、欲や願望が欠落したかのような雰…
麻生海
イサヲ
ふおおおお、もう麻生さんのコミックは読めないんだと諦めてたので、めっちゃ嬉しい!と、興奮しながら読んでたらなんか、あれ?絵が・・・ちょっとふ、あのね。2009年の作品なんですね。でもいいんです。表題作は、相手に気持ちを知らせておいて友達でいいから側にいるって、相当つらいことと思うけど。しかも結婚しただとか。優しいから絆されたのねという感が否めないけども、まあ・・・めでだしめでだしなのでしょうかね。…
楓花
ママさん…あれはないわ…(´・ω・`) 引き取るって自分から主張しておきながら、三人で手をつないで千都ちゃんは放置ですか? あれじゃあ居場所無く感じるの仕方ないよ。 再婚相手、しっかりしてそうなのにフォローしきれてないし。 繋がれた手を見つめながら自分のスカートを握りしめる千都ちゃんが切ない。 見つかった時も当日に来ないし…(;´Д`) 無事な顔見てホッとするもんじゃないの? 自分の…
じんわりじんわりと進んでいく2人の関係が良いですー。 千都ちゃん可愛いし良い子~(*´д`)ハァハァ パパが頑張っているのを周りが認めてくれないことに不満がっているとこなんてもう…撫でくり回したいぐらだわ。 でも何故に“直樹くん”呼び? お母さんのことは“お母さん”なのに。 あれかな~? お母さんが“直樹くん”って呼んでいるから、それで覚えちゃったのかな? で、パパは“お母さんは~(…
菅野彰 麻生海
楓月
「人生の負け犬」たちが<なんでも屋>をはじめるという設定自体は面白そうで、悪くない。 だけど、実際のストーリーは最初から最後までドタバタしすぎていて、何を伝えたいのかが今ひとつわからず、大変残念な作品になっていると思う。 依頼された内容も、いくら元作曲家だとしてもピンとこない。 BL要素もほとんどなく、とは言っても、カップルらしき繋がりは2組あるのだが、これまた雑で中途半端な扱い方。 …
夜光花 麻生海
ふゆき
タイトルだけで選んでみましたが、お気に入りの小説『忘れないでいてくれ』の作家さんでした。この文庫がデビュー作。力作です。 同郷の恋人の了から訳あって逃げ出しあちこちを転々としていた直樹。 東京に戻り花屋でアルバイトする日々。もう3年が過ぎようとしていた。 そんなある日、配達で行ったホテルのエレベーターホールで了と再会してしまう。 了は直樹がいなくなってからずっと探し続けていた。もう逃げ…
gamis
拒みきれず、それどころか富樫を許容し踏み込ませてしまう進藤。 行かないで欲しい。 かつて誰にも思ったことのないそんな気持ちを富樫に覚え、戸惑う進藤にすべてを分かっている富樫はとことん甘い。 きな臭い諏訪組内部、組長が襲撃され槙原の運転手を勤めていた青木が槙原を庇い銃に撃たれ死んでしまう。 仇を取る、と気色ばんで飛び出す槙原。 槙原を捜させながらも本気で止めようとはしない富樫。 そん…
暴力団幹部である富樫に気に入られ、なかば無理矢理関係を結ばされた進藤。 抗いつつも、強引かつ執拗で、けれど優しい富樫に拒みきれず、ズルズルと体を許してしまう。 この巻では槙原の、富樫の、さめの、そして進藤の過去背負ったものが明らかになりました。 誰もが傷を抱え、そして闇を抱え、それを暴かれないよう誰もが口を紡ぐ。 そんな中、富樫は厳しいともとれる言葉を告げます。 「一生、背負って…
ずっと気になっていたお話。 ようやく手に取りました。 母親が残した借金を取り立てに、ヤクザがやって来た。 とぼけることもできたのに真面目に返済を考えていると、とある暴力団の事務所に連れて来られた進藤。 そこで本部長という肩書きの富樫に出会い、気に入られてしまう。 自分に自信があり傲慢で何でも手にしている富樫は進藤に、何でもくれてやる、と甘言を囁き続けますが、進藤は何もいらないとつ…
剛しいら 麻生海
厳重な情報管理の元で半年間の海底資源調査に参加した大島が、調査先の加鳥と凪に出会った事で人間関係に不馴れな彼の世界が静かに変わっていく。 中学生の頃のいじめられた経験が原因で人間関係そのものが苦手になり、恋愛に対しても冒険できない大島。 そんな頑なな彼の心をほぐしていこうと「もっと気楽に楽しめ」と、加鳥と凪の二人を相手にしたセックスになだれ込んでいく。 その様子は三人で致しているというの…