麻生海さんのレビュー一覧

限りなくゲ-ムに近い本気 小説

樹生かなめ  麻生海 

凄まじいロクデナシ

よくここまで書けるなと感動するほど鬼畜です。
今であれば出版できないだろうなー。
間違いなく、今まで読んだBLの中でダントツのロクデナシぶりです。
なのにたまらなく面白い!

樹生かなめ先生は「カッパでも愛してる」ではまった作家さんなのですが、
このシリーズも最高でした。

1

ままならないもんで 下 コミック

麻生海 

女の人の方が強い、と言われるのが分かる気がする。

最後まで読んで…、もしかしたら誰も傷ついて無くて、これは「めでたし!」なの?と、思いそうになりましたが。いやいやいや。こんなにも読者をモヤらせる展開も無いだろう、と思いました。
将人の嫁が好きな人(学生の頃から一番好きだった人)と、上手く行きそうだから離婚してくれ、だとか。そのお義母さんが、将人に仕事が無くなって困るだろうからと、家業を続けてくれて構わないというのも、自分達の都合だし。周史の見合…

3

ままならないもんで 上 コミック

麻生海 

大人の恋はままならないもんで。

何かにつけて低体温な穂貴を巡る、ぬるい三角関係を描いたストーリー。
優しいのか、無関心なのか。およそ子供の頃から、本気を出すことの無かった穂貴は、付き合ってという周史を受け入れる。
それをただ見ている将人。将人は将人で、何となく結婚をして、不満は無いが、情熱も無い。
大学の先輩だった女性と子供が出来たからと言って、結婚し、入り婿として収まっている。
この二人が穂貴に執着しているのは、子供の…

2

気が合うということは コミック

麻生海 

表題作よりも切ない、1+1+1。

ちょっと泣いてしまった。表題作よりも切なくて、何ともやり切れない気持ちにさせる、
同時収録の「1+1+1」。他のレビュアーさん方も触れている様に、亡くなった恋人の友希のことを思うと、可哀想ではあるんだけど、(やはり定番的になってしまうかもだけど。)
ここは、「喪失と再生の物語」であるべき。なんですよね。そして、友希もそれを最終的には願ってもいる。愛しているから。それが痛いほど伝わってくる物語で…

3

気が合うということは コミック

麻生海 

切ないけど幸せ

〈気が合うということは〉
6年間飯塚に口説かれ続けた白石。一度だけでいいから抱かせてくれ!嫌われたら消えるからと言われ続け。
そして白石が離婚した引っ越しの日にとうとう。

そしたら飯塚が避けだして。白石も飯塚が好きかどうかはわからないけどいなくなってしまうのは納得いかないんですね。探しだして部屋に連れてきて。隣で寝て勃たせたり。
飯塚が食べたいって言ってた鍋を用意したり。

白石が…

1

それなりに真剣なんです。 下 コミック

麻生海 

「それなり」から少しずつ変わっていくんだろうなぁ

子供置いて家を出た元妻が、再婚したから引き取りたいと自分勝手な要望を突きつけてきたのが一巻の最後。
吉岡にそのことを話さなくては…と思いつつも、話してどうする…吉岡に何を望んでいる?と自分でも良くわからなくなってしまった直樹は結局誰にも打ち明けずに元妻へ手渡すことを決めてしまうんです。

元妻の再婚相手が自分よりもしっかりして、千都にとってはその方がより良い生活が望めると思ったゆえの決断でし…

2

それなりに真剣なんです。 上 コミック

麻生海 

子育てに奮闘するシングルファーザーの心情がとっても丁寧に描かれています

花音のキャンペーンで半額だったので読んでみました。

子供を都合良く登場させる子供がアクセサリー的な子連れBLではなく、しっかりと子育てを中心に据えて描かれた作品だと思いました。

小料理屋で料理人として働くシングルファーザーの直樹の気持ちがとても丁寧に描かれています。
頼れる周囲もいない孤独さ。
人に出来るだけ迷惑はかけないように頑張らないと……と更に自分を叱咤するけど、限界に近い状…

2

代理屋 望月流の告白 小説

逢野冬  麻生海 

幸せは幻だと思っている子どもの話

涙と共に読み終わって、浮かんできた言葉は
「何これ?もっと評価されるべきお話なんでないのー!」。
確かに、私が『バイブル』と思っているあの本やあの本に比べたら、荒削りと言うか説明不足の部分もあるかもしれない。神田との結ばれ方もちょっと唐突な感が否めないし、このテーマならば仕掛けによってはもっと盛り上げられたかも知れない。
でも、この物語で描かれている『望月流の告白』は、かなりギュンと来ますよ…

5

是 -ZE- ファンブック コミック

志水ゆき  新也美樹  北沢きょう  橋本あおい  未槻直  雨隠ギド  カキネ  三池ろむこ  立野真琴  木下けい子  ねぎしきょうこ  阿部あかね  小椋ムク  津守時生  門地かおり  夏目イサク  南野ましろ  麻生海  二宮悦巳  草間さかえ  北上れん  小鳩めばる  藤川桐子  金ひかる  木原音瀬  栗城偲  一穂ミチ  久我有加  榎田尤利 

豪華ゲスト執筆陣の「是」への愛を感じます!

ちるちるさんのくじ引きで頂いたギフト券にて、かねてから気になっていた本書を手に入れました!ありがとうございます‼︎
とても悩んだりしたのですが(ゲスト執筆陣の中には存じ上げない方もいらっしゃるので。)とても良かったです。何よりもまず、プロの方々が一ファンとして「是」を愛してらっしゃる、その溢れる愛情を感じて、嬉しい気持ちになります。そして描き下ろし‼︎ 大好きな「玄間 × 氷見」番外編。滴るお色…

4

今宵とびきりのプリン召し上がれ ~ほろにがカラメルと甘い恋文を添えて~ 小説

淡路水  麻生海 

じれじれだけど丁寧

運命の番もののオメガバース
メインの2人の心情がじっくり丁寧に書かれていたので、読み応えがありました。

ただ、ゆっくりめに話は展開していくので、じれったくなります。


ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

話の中ではアルファとオメガの格差が多く書かれていました。

受けが結構オメガ差別を受けてるのでそこがちょっともやっとしました。
でも、この差別を受けた過去がある…

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