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藍生有 麻生ミツ晃
もこもこ
ネタバレ
アラブのお約束がてんこ盛りされたお話で、本当に心から「アラブもの読んでるわー」と実感できる話でした。 作者さんが花丸ブラックで展開されている『双子シリーズ』の設定によく似た雰囲気のお話で。 攻めふたりは異母兄弟で双子ではありませんが、母親が双子で父親が同じ(ほら、アラブものですから一夫多妻制ってことです。)なので外見はそっくり。 近親相姦ではないが、お互いが一番であり、お互いが唯一無二的…
水原とほる 麻生ミツ晃
茶鬼
読んで字のごとく、二人の弟に執着されるお兄さん。 兄弟の執着モノでドロドロめいた作者さん作品にはたしか「春の泥」があったと思いますが、どうにも作者さんの傾向としてその執着の表現がありじごく的に絡め取るというか、内へ内へと囲いこんで縛ろうとするような、 まるで蕾から花の開花を定点撮影したフィルムを、逆回転で見せられたような閉塞感と窒息感を感じて、イライラと居心地の悪さを感じる。 そして、彼等に…
朝丘戻 麻生ミツ晃
雀影
連続ドラマで共演してる俳優とモデルが、役と共鳴しあいながら愛し合う話。 雰囲気はとっても切なくっていい。 演技経験の全くなかった高校生モデルの拓人が、憧れていた俳優・裕次とドラマの中で愛し合う役を演じながら、現実の裕次とも愛し合うようになるが、、、 ドラマ撮影中の、拓人の感情の揺れとか、とっても切なくていい。 これ、個人サイトの連載小説だったりしたら、滂沱の涙で身もだえしながら読む…
栗城偲 麻生ミツ晃
もこ
読み終わってからちょっと間が経ってしまったので その時の気持ち・・とは少し違うのかもしれませんが、 読後がすごく良い作品でした。 長い間連れ添ったゲイカップルのその後。 あんなに好きで一緒になったはずなのに、いつかキスすらしなくなった。 いつも一緒にいるのは当たり前。 けれど、顔をみない日も多くなり、会話を交わさないのも日常になってしまった。 自分のなかに、相手を好きな気持ちはあ…
コバルトで05年に出された作品の新装なのですね。 麻生ミツ晃さんの初めての挿絵のお仕事だそうで、中の白黒カットはほとんど手直しなしに当時のまま再掲載だそうです。 一応お話としては悲恋ものになっており、互いに気持ちを残したままの納得づくの終わりになっております。 主人公達がドラマの主役で、しかもそのドラマが同性愛を扱ったもので。 役に入り込んで、本来の素と役柄と本人は見分けを付けているつ…
marun
新装版書下ろしをプラスしての再販の切ないラブストーリー。 コバルトから6年ぐらい前に出版されていた時は神評価が かなり高かった作品ですが個人的には苦手な本です。 でも、泣かせるお話でもありますね。 物理的にいつも共にあるのがハッピーエンドなら間違いなく アン ハッピーな結末のお話です。 互いを思いあって周りの人たちを傷つけないで 好きだから、好きすぎるから別れを選ぶ悲恋的ストーリー。…
祖父の絵の鑑定に来た学芸員の受け様が 双子のようにそっくりな兄弟に理不尽な 愛を受けまくるお話です。 そう、これはアラブものですから傲岸不遜な 俺様な攻め様ですよ、それも二人!! でも似ているようでちょっとだけ違う二人 母親同士が双子なので異母兄弟で従兄弟だと言う なんとも血が濃い関係の兄弟二人は片方が軍人で 片方が文化系なので一見優しい感じと無骨な 感じの二人ですがやることは同…
見るからにアラブな絵と題名に、普段だったら絶対手に取らないジャンルなんですが、イラストが麻生ミツ晃さん!?ということでビックリして思わず入手。 表紙、なんかいやらしいww帯で丁度裸下半身隠れてるしwww そして何より口絵カラーがいやらしいよ~~~~♪ 攻めの表情がまるで「うへへへ、、、お前の穴が・・・」ってセリフが聞こえてきそうな一体どこを弄ってるんですかー!みたいな生生しい表情とポーズのイ…
弓月あや 麻生ミツ晃
繭子
富豪の家の執事伊織と、実はその家の跡取りだった孤児蒼。 蒼に淑女教育と称してエッチなことをしてしまう伊織ですが、これが結構いきなりなんですねwでもその流れがそれほど不自然ではありません。 受けが完全に女の子の扱いなので、読み進めるうちにこれBLじゃなくてもいいよなぁとか思ってしまいました。所謂「男の娘」ですよね。 なんとなく成人向け乙女ゲームみたいな雰囲気です。エロもあんまり生々しく…
ろくばんしのぶ
切なく美しいお話を書くことに定評がある作者の朝丘戻。さんの作品です。 私はこの方の本が本当に好きで、よく読みます。 切なくて、透明感があって、綺麗なこの方の文章が、物語が、大好きです。 ですが、一つだけ不満がありました。 それは、物語の最後がハッピーエンドにならないということです。 正確に言うと、ハッピーエンドではあるけれど二人が一緒にならない。ですね。 とにかく受けと攻めが2人が…