麻々原絵里依さんのレビュー一覧

ハニートラップ 小説

愁堂れな  麻々原絵里依 

結構シリアス

上司に暴言を吐いて栄転?!
所轄から花形の捜査一課に異動になった新妻。配属は謎の部署「特殊捜査係」。
そこで出会った同僚井上は、『相手の体液を吸収すると、その人の心を読める』特殊体質を持っていた……!

セックス捜査官!面白そー!と飛びつきましたが、読んでみるとエロ度よりも井上の抱える哀しさのようなものを強く感じました。
家族の死、能力を気味が悪いと言われる事、誰にも言えない捜査、周囲か…

3

いとしい背中 小説

御堂なな子  麻々原絵里依 

子供っぽい攻めとお子さまなテーラー見習いの話

以前から読んでみたかった本で、ようやく読めました。
ですが、ちょっと自分には合わなかったかな…。

背中フェチで、初対面のはずの攻めの背中に強烈に惹かれた受け。かすかに記憶に残る亡き父の背中とそっくりだと当初は思っています。
テーラーである祖父の顧客の攻めが大企業のCEOであることを知り、祖父の店がなくなる助けを攻めに乞います。身体を代償に差し出そうとしたけど怒られ、テーラー見習いの受けの…

6

新婚神社で抱きしめて 小説

安曇ひかる  麻々原絵里依 

エロチェリーくんの災難あれこれ☆

幼馴染のみな美に、宮司がイケメンな神社での
巫女の代打を頼まれて断りきれなかった直は
二日間の任務を終えた帰りに敷地内の階段で転んでしまいます。
イケメン宮司にバレてしまったのではないかと焦り
落し物をした事に気づかず足早に去りますが
落としたのはパスケースと、あるモノで…?

わりとドジっ子受けでした。
みな美以外にはクールで通ってるとか思えないほどのドジ…w
なかなかの怖がり…

3

あまやかな指先 小説

御堂なな子  麻々原絵里依 

成熟していく関係

ちょっと甘いかなと思いつつ、個人的な萌えツボがつまっていたので神評価をつけました。
歳の差カップルで大人が攻めという作品が大好きなのですが、よくある「成功をおさめた強気・傲慢な出来る大人」というタイプでなく、「成功をおさめたのにひたすら優しく温厚な大人」というのが良かったです。

前に読んだ「いとしい背中」がとてもお気に入りの一冊になったため、こちらも購入。「いとしい背中」と同じ世界観ですが…

3

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

星と星が出逢う時

現実にこういう人達いるだろうなぁ。という行ったり来たりの進まない二人。

BLとして、趣味の娯楽として、お金を出して買って読む小説として、この展開はじれじれで、こんな攻めと受けはまどろっこしいからヤダっていう人もおられると思う。いい加減イイところでくっついて甘々展開望む、とか。もっとエロ下さい、とか。
中学生の頃に自分の性癖を自覚して、誰にも言えない、誰にも相談できないって自分の殻を作って、…

8

キス・ショット! 小説

春原いずみ  麻々原絵里依 

珍しい業界

挿絵の麻々原絵里依さんの絵が好きなので購入しました。
まずこの作品で一番珍しかったのが、主人公の職業だと思います。
プロのビリヤードプレーヤーが主人公になっているBL作品は初めて読みました。
ビリヤードのことは全く無知なので、知らないことばかりでしたが、それは余り気にせず読めたと思います。
主人公は2人とも日本人なんですが、主な舞台はヨーロッパで、貴族やらパトロンやらが登場し、セレブな雰囲…

1

プリティ・ベイビィズ コミック

岩本薫  麻々原絵里依 

シリーズのコミカライズ

「プリティ・ベイビィズ」シリーズの1冊目のコミカライズですが、後半はオリジナル原作です。私はシリーズ未読なので、あとがきで知ったのですが、原作小説と読み比べてみると面白いのではと思います。

主税と梗一が恋人同士になる過程においては、原作未読でも支障はなかったのですが、黒づくめで五人が具体的に何を秘密裏に処理していたのかは分からなかったので、その点はもやもやしました。主教が引き受けた厄介事とい…

2

新婚神社で抱きしめて 小説

安曇ひかる  麻々原絵里依 

このところ神社ものにご縁があります

「今夜ぼくはシェフのもの」ではまって以来注目している作家さんです。

今作は神社もの。このところ立て続けにBL作品の神社ものに縁がある私です。
お話自体はコメディー路線のような、時々ちょっと切ないけれども、基本的には俺様神主の鷹介とダメっ子直くんとの、お約束っぽいやり取りを楽しめる作品でした。
重さがなくて私にはありがたかったです。
「今夜ぼくは・・・」の時も思ったのですが、Hシーンが結…

3

恋人は抱き枕 小説

葉山なつ  麻々原絵里依 

面白いのですが

表題作とショート2作品です。

「恋人は抱き枕」は穂高(攻め)が主人公で始まりますが、星月(受け)が人間になってからはメインになります。
「五竜君の秘密」は穂高(攻め)の友人である五竜が主人公ですが、
「バレンタイン・デイ」は完全に星月(受け)視点です。

おっさん妖精の力で、抱き枕が人間に変身するという設定。
抱き枕を拾った穂高は、そんなファンタジーをすんなり受け入れて、抱き枕とと…

0

新婚神社で抱きしめて 小説

安曇ひかる  麻々原絵里依 

地獄の大魔王×ツンデレエロチェリー

女友達に頼まれ、女装して巫女のバイトをする羽目になった大学生の直(受け)。しかし女装はその神社の宮司、鷹介(攻め)にあっさりばれ、それどころか恥ずかしい落し物まで人質に取られてしまった。凛々しく清廉な宮司姿とは大違いの、意地悪で人をからかってばかりの本性に憤慨する直だったが…。


意地悪な神職の攻め31歳と、ツンデレで意地っ張りの受け19歳という歳の差カップリングです。
カップリング自体…

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