麻々原絵里依さんのレビュー一覧

すき 小説

月村奎  麻々原絵里依 

悪くないが

新人作家の瑛斗が片思いしているのは担当編集者である井上。冷静沈着で包容力があり編集者としても頼りになる彼を一途に想っている瑛斗ですが、些細な失言ですでに自分の恋心は井上本人にバレた上にきっちり振られている…というなんともギクシャクした関係の二人のお話です。ちょっとしたことから井上に小さな娘がいることを知った瑛斗はそのことにショックを受けつつも、娘・萌々香とも仲良くなって井上との距離が縮まることに喜…

2

11月は通り雨 小説

新堂奈槻  麻々原絵里依 

色んな意味で事件がてんこもりの出会いの話

新堂奈槻先生もまさか発刊からこれだけ時間が経って、しかもこの作品に神評価がつくとは夢にも思っていなかっただろう。でも私はどうにもこの作品が好きで透明カバーをかけたまま開封すらしていない保存用があるという気に入り方。
先に断っておくと、この作品には直接的な性描写は一切ありません。ふたりは付き合ってもいないし、最後まで告白もありません(告白したいエモーションは最後に垂れ流してくれますが)
とにかく…

1

70%の幸福 小説

桜木知沙子  麻々原絵里依 

子育てBLではなかった…

キャラクターにしろシナリオにしろ、何故だか全体的にあざとさを感じてしまってイマイチ面白さが分かりませんでした。桜木知沙子さんの作品は数冊目ですが、単純にあまり相性が良くないってことかのかなぁ…。

主人公は理学療法士の航星。仕事面では充実した毎日を送る彼ですが、ゲイゆえの刹那的な恋愛に惹かれない性格で、長続きする恋人が欲しいと思いつつ特定のパートナーを作れずにいます。とある切欠で、自分が担当す…

0

茅島氏の優雅な生活~プロポーズ編~ コミック

遠野春日  麻々原絵里依 

「反省」機能を身につけた!

本日なぜか茅島氏に手を出してしまい3冊読了。
あー今小説読みたくてしょうがない。
きっとコミックに描かれていないエビソードが山のようにあるに違いない・・・・
年末年始の楽しみにしようっと。

相変わらず可愛らしい茅島氏 人として成長中。
今回は「反省」なるものを学習されました(笑)
あやうく気持ちがすれ違ってしまうところでしたので
今後は もう少しお二方ともお言葉をお使いになって。…

4

茅島氏の優雅な生活 英国旅行編 コミック

遠野春日  麻々原絵里依 

器用にする必要のない羨ましい茅島様

やっぱ可愛いなあ 茅島様。
なんか好き嫌いの件で、二人して気まずくなっちゃったところか始まるけど
まあ可愛い可愛い・・・
別のシーンでは「うるさい」とか言ってる可愛い茅島様。
感情を揺らせることができるのは庭師絡みのことだけのようです。
この巻では、日本で政略結婚的なたくらみをかわしたり
英国に二人でいって、庭師の昔の男にあったり。
色々あるけど、結局仲良しさんです。

不器用な…

5

茅島氏の優雅な生活 コミック

遠野春日  麻々原絵里依 

もっと早くに手を出せばよかった。。。。

遠野先生は全作制覇するぞ!と思いつつ、
なかなか制覇できずにいる先生です。
だって先生、多くない?作品。
今検索したら小説177件 orz
地道にがんばろ。

という訳で、今回、お気楽コミックから攻めてみました、
かの有名な茅島氏シリーズ。
なんとなく手を出せなかったんですよね。
けだるいシリーズかと勘違いしてて。
なんだ、可愛いじゃーん!と どはまりして
一気に3冊読み終わ…

4

転校生 小説

新堂奈槻  麻々原絵里依 

ふと思い出すことがある作品です

ずっと昔に読んだはずなのに、贖罪のことをたまに思い出すので、昔の記憶を頼りにレビューします。
メインよりはサブの衝撃が大きすぎて、この贖罪ばかり読んでました。
(思い出補正がかかっているかもしれません)

朋彰のキャラクターがすごくいいです。
人間臭くて弱い部分もあるけど、恋さえしなければ芯があって男らしいです。
そのしっかりしたキャラクターと、修平が好きすぎてダメになってしまったとき…

1

若様のヨメ 小説

久我有加  麻々原絵里依 

誰もが認める若様の人柄

とある地方都市に転校してきた光は小学四年生にして『若様』と呼ばれる同級生の兼城にプロポーズされてしまう。
それから12年余り、再び転校していった光が就職で桃栗市役所の広報課に配属されたのを機に戻ってきたところで、再会を喜ぶ若様に『嫁』呼ばわりされ続けて周囲にデレまくり。

ちなみに兼城家は、大名制度のあった時代から現代も桃栗市で絶大な勢力を持つ一族だったりする。
それなのに、若様ってば威光…

5

君を抱いて昼夜に恋す 小説

久我有加  麻々原絵里依 

大正、大阪、博徒、彫師、廓にピンときたら。

既読「頬にしたたる恋の雨」で近代(明治〜大正〜昭和初期あたり)の大阪言葉の柔らかな美しさに惹かれ、本作を手に取りました。加えて大好きな彫り物モノ!
舞台は大正時代の大阪、博徒の源太x彫師の八束の物語。
表題作「君を抱いて昼夜に恋す」は、彫りの技術も絵の技術もありながら、心を揺り動かす「情」に欠けている彫師八束が、野生の獣のような博徒源太に出会って、彼に惹かれ、惚れて、抱かれて、何より大事な「艶…

3

狼の遠き目覚め 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

予想は裏切られましたが

「狼を狩る法則」に出て来た、レミとジェイクのお話。

前作でとても感じの悪かったレミですが、後天的に人狼になったこともあって、今後どうなるのかと私にはとても気になるキャラクターでした。
ジェイクのメイトだということが分かり、ジェイクはこんなホモフォビアとどうやってカップルになるつもりなの⁉︎と期待していました。
ジェイクのじゃじゃ馬馴らしが見たい、もしかして、私の大好きなケンカップルかもし…

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