麻々原絵里依さんのレビュー一覧

蜜色エトワール 小説

市村奈央  麻々原絵里依 

うら若きバレエダンサー二人の成長物語

バレエの魅力と愛が詰まった一冊。
私はバレエについて詳しくないが、この手の話を読むと何か観たくなってくるから不思議だね(笑)。

日本に来ても異国にいるような慣れなさを感じるナオキと、ナオキの母親が主宰するバレエ団の主役級ダンサー・キヨチカの出逢い。
最初は言葉選びが苦手で、角が立ちやすかったナオキのアドバイスも、キヨチカが状況を理解するのが早かったおかげで一気に打ち解けていく。
バレエ…

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黒き覇王の花嫁 小説

秋山みち花  麻々原絵里依 

王道なほうの秋山さん

まずは、裏口絵――こういう表現でいいのか?――のちびシリンが可愛かったです。

正統派男前の攻めと、儚くて諦観の漂った受けによる、再会物ファンタジー。
むしろ、周りのキャラのほうがアクは強いです。強烈な個性です。
受けが女性的なのは通常運転ですので、苦手な方はお気をつけを。

受けの境遇について。
腐ってるし悲惨といえばそうなんだけど、モブによるシーンがねちねち…とかいうこともないの…

2

黒き覇王の花嫁 小説

秋山みち花  麻々原絵里依 

プラチナブロンド美人

麻々原先生の描かれるプラチナブロンド美人に惹かれて購入。
カラー口絵は、月夜の窓辺で見つめあう二人の図(着衣)。キレイ。
裏は、初めて会った時の二人の図。
受けさん(おこちゃま状態)がキレイ可愛い。
ブロンドに相変わらず弱い。
全部本編300P 書下ろし、後日談なしです。

七つの王国から成り立っているラムズ帝国。
その王国のうちの、サウサン王国と、新興国?シャマール王国、
帝国…

1

初恋列車 小説

久我有加  麻々原絵里依 

ほのぼので可愛い

久々に読みました、久我有加さん。
久我さんお得意の関西弁は控えめです。
もともとが二人とも東京出身だからでしょうね。
ルビーさんなので本は薄いですし、特に嫌なキャラ(女子はなー仕方ないな)も山も谷もないのですが、反面そのせいでひじょうに読みやすく、これはあまり小説読まない方にもお勧めできますね。

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受けの紬は、乗り鉄の大学生。
男性にして…

1

デートしようよ 小説

小林典雅  麻々原絵里依 

女子あるある

表紙と口絵は爽やかカップルみたいな絵柄だけど、内容はちょ〜っと違う。
ひとひねりした紆余曲折がありますよー。
表紙左がハイスペック好男子の詠介なんだけど、合コンで知り合った女子との初デートを控え、実は全く女性との会話に免疫がない。
思い余って幼馴染(年上)の紘斗にデートの予行演習を頼み込むのだが…という展開。
そこに紘斗がゲイで、カレとの「現場」を詠介に見られてから疎遠で、という背景と、紘…

3

初恋列車 小説

久我有加  麻々原絵里依 

華道家元の御曹司 × 鉄道オタク

筋金入りの鉄道オタクの白瀬紬(受け)は大学進学に伴い大阪から元々住んでいた東京の祖母の家に戻ってきました。
華道の師範の祖母に連れられて行った展覧会で知り合った華道家元の次男貫洞雪輪(攻め)とは幼稚園からの付き合いで、引っ越ししてからも文通したり、長い休みには乗り鉄の紬に付き合って鉄道での旅をしたり付き合いが続いていました。
鉄道には全く興味ないようなのにいつもにこにこと付き合ってくれる雪輪に…

1

プリティ・ベイビィズ 小説

岩本薫  麻々原絵里依 

やっぱり合わない作家さん

麻々原さんの表紙だったので手に取りました。
岩本さんは、どうも合わないところがあるので、最近は避けていたので、これも読んでいなかったし、時間つぶしにはどうかな、と思いつつ・・・・・・複数カプがいるので、どれも萌えがあるような、ないような・・・・・・・・たぶん、ベテランさんだし、広い萌えを読ませるのがうまいんだとおもうんですが、どうにも人間性とか価値観とか、常識的な部分で合わないのが、ここでも・・…

1

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

切ない純愛

キュンキュンとしました。知り合って七年目、そのうち三年はメールで話をした、一年はとても近い他人として過ごした、残りの三年は離れて暮らした。相手のことを何も知らないにもかかわらず、お互いに惹かれあう者同士。好きになってはいけないと分かっていながらじわじわと近づいていく距離、もどかしくて切なかった。つらくて途中涙ぐみながら読んじゃいました。悪人のいないお話だった。麻々原さんのイラストととてもぴったり合…

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初恋列車 小説

久我有加  麻々原絵里依 

初恋は続くよどこまでも

華道界の王子様(標準語)×地味な鉄道オタク(標準語ときどき関西弁)
受け視点で物語は進みます。

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紬(つむぎ:受け)は初言葉が新幹線の名前だったというほどの年季の入った鉄道オタク。
いっぽう、雪輪(ゆきわ:攻め)は華道界の家元の息子で、外見や中身も王子様。
まったく接点の無いはずの二人は、紬の祖母が同じ流派の師範を務めることもあって、お互いが五歳の時に華道の展覧会で出会…

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初恋列車 コミコミスタジオ限定ペーパー グッズ

何よりかっこいいのは

本編その後の話です。

簡単なあらすじ。

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付き合うようになってから約半年後。
着物姿で花を生ける雪輪(ゆきわ:攻め)を見つめる紬(つむぎ:受け)。
初めて華道家としての雪輪の姿を目の前にして、この半年間の出来事を思い出しながら、その姿に見惚れる紬。

「綺麗でかっこいい」

との感想を告げるが、実は紬が言ったのは華ではなく雪輪の事で……。

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