麻々原絵里依さんのレビュー一覧

王子ですが、お嫁にきました 小説

小林典雅  麻々原絵里依 

現実主義の警察官×ファンタジー

タイトルのまま、王子様がお嫁に来ちゃうお話ですね。誰のところへかというと、現実主義の警察官の官舎でした。そして意外にもファンタジーのお話で、異世界から飛んできた王子様でした。王子の住むお城の近くにある池と、警察官の官舎の浴槽が満月の夜に繋がり、行き来できることに。そう、まるで国民的アニメの机の引き出しのようでした(笑)

警察官の岳はリアリストなので、王子が異世界からやってきた人間とはとても認…

1

行き倒れの黒狼拾いました 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

年下ワンコが可愛い

とても良かった。
獣人がいる世界観のお江戸もの。商才があって美人な男色家の受けがボロボロの獣人を拾う話。

美味しいご飯を食べさせて貰ってポロポロと泣いちゃう攻めが可愛い。優しくしてくれる受けに「女神だ」と夢中になる年下ワンコ最高。受けのエッチすぎる褌姿に顔が真っ赤になって触る前にイッちゃう初心なところも可愛かった。初心な攻めをエッチな年上受けがよしよししながらリードしてくれるの萌える。

3

ドリアン・グレイの禁じられた遊び 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

良かった〜

実は私は菅野彰先生の作品が苦手なんです。「毎日晴天!」シリーズは苦手で途中で読むのを止めてしまったし、こちらのスピン元に至っては受の正祐が苦手でした。

でもこちらのカップルは2人とも大好きで、お話も凄く好みなんです。こちらの作品だと苦手な正祐も、いつも鼻につく文学談義も不思議と気にならないのです。

それはきっと宙人の魅力故だと思うんです。今回も何も考えて無いようでいて、1番思慮深いのは…

7

神楽坂様、初恋の謎解きのお時間です 小説

佐倉温  麻々原絵里依 

BLと人間ドラマだけを見れば……

タイトル買い、初読み作家さん。
正直な感想は、ツッコミどころが多すぎスルー案件が都合良すぎて、ミステリ風味な要素があるのに頭をからっぽにしなきゃいけなくて疲れた。BLと人間ドラマだけを見ればとても良かった!序盤の描写で先の展開への期待を打ち消されるのが難点。

メインカプは付喪神が見える穂高とずば抜けて頭の良い全。この全の頭の良さを披露する場面が問題で。
警察が大して調べず、神楽坂様答えを…

2

「ドリアン・グレイの禁じられた遊び」ご購入特典書き下ろしペーパー「ドリアン・グレイの庭」 グッズ

映画論

本品は『ドリアン・グレイの禁じられた遊び』の
フェア店特典ペーパーです。

続編幕間、神代の鎌倉の庭でのお話です。

軽いつまみとともに続いた昼酒にて
東堂は「映画の話をしたい」と言い出します。

彼の情人である塔野は
自分だけが映画を好まないことへの気遣いだと気づき
苦笑しながらも続きを促します。

東堂が情人を気遣う様に白洲と篠田もまた苦笑を零し
宙人だけはサングリア…

1

ドリアン・グレイの禁じられた遊び 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

変えられない過去、変えられる未来

今回は感性が独特過ぎる若手作家と
多数の文学賞を手中にするベストセラー作家のお話です。

受様の初恋の君が受様を迎えに来る騒動の顛末と
受様がいつもの面々を自宅に招く続編短編を収録。

受様はデビュー以来、様々な文学賞を受賞し、
現代文学の旗手と呼ばれる作家です。

己の美しさに執心はないものの
若き日のヘルムート・バーガーと呼ばれる受様の美貌は
物静かな文学青年つくりに一役…

5

ドリアン・グレイの禁じられた遊び 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

頑張れ宇宙人の巻

めんどくさい人ばっかり出てくる激面白な色悪シリーズのスピンオフ。今回はなんとなんと白洲絵一が心中しそうなぐらいな勢いで恋焦がれていたお兄ちゃんがひっかき回しにご登場するというお話でした。ああめんどくさい&楽しい。雑誌掲載分190Pほど+後日談的エピソード25Pほど+あとがき。

オペラシティで肩で爆睡されたことから関係が知られた白洲と宙人。あれやこれや周りから騒がれながらも仲良くやっていたある…

3

だってそんなの知らない 小説

椎崎夕  麻々原絵里依 

面倒くさい受けくん

はじめての作家さんでした。
他の方のレビューを拝見するとぐるぐる遠回り系のお話が魅力の先生なのかな。
そんな先生のお話にはまりました。
自分は面倒くさいキャラは苦手だと思っていたのですが受けくんは良かったです。恐らく攻めを含めた周りのキャラが素敵だったからかなと、、。何人かイヤなキャラもいて胸が苦しくなる場面もあったのですが。
芸術家肌であまりに鈍感な受けくん相手に奮闘(?)する完璧なスパ…

1

行き倒れの黒狼拾いました 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

序盤がクライマックス

 年下誘惑受けによる筆下ろし堪んないです。
 飯の美味さや過去の話にボロボロ涙こぼしたり、淫靡な手つきでそっと触るだけで顔真っ赤にするクロ(攻め)の初々しさに、きゅんきゅんときめきまくり、愛おしさを感じる夢路(受け)が最高。
 そして獣人の醍醐味である、耳と尻尾で感情丸わかりが可愛い。

 ただ中盤から後半の初めにかけて、帝国の皇帝にうちの店の商品を選んでもらおう! みたいな戦略話になって…

1

光の雨 ―贖罪― 小説

かわい有美子  麻々原絵里依 

ストイックすぎる男たちのドラマ!

検事のお仕事ものでした。
ラブのほうはちょっと落ち着いてしまって、そんなに萌え上がらなかったです(汗)。
でもですね、旧作を読む楽しみに満ちた作品だと思います。今からちょっと前の時代の雰囲気に、こうだったな、あぁだったなとしみじみしながら読み進めました。

萌え上がらなかったといいつつ、くぅ〜!!野々宮ってば澄ました顔してやってくれる〜〜!!とキュンしたのが、、遠距離恋愛になることに考えす…

0
PAGE TOP