魔鬼砂夜花さんのレビュー一覧

劣情と代償 小説

魔鬼砂夜花  麻生海 

駆引きがもたらす嘘と実

今回は関東でも一、二を争う某組の策士な若頭と
口が悪いが何より患者を思う腕の良い外科医のお話です。

組長の愛人の命の恩人となった受様が
組の抗争に巻き込まれて攻様に落とされるまで。

受様は
個人病院を少し大きくした位の小規模病院で
外科医をしています。

受様の腕は確かですが
短気で歯に衣着せずに発言する為
いらぬ騒動を起して痛い目に会う事も
シバシバという厄介な男で…

2

No.1ボイスをめざせ!~間違いだらけの声優学校~ 小説

魔鬼砂夜花  青柳たくみ 

まだ、判断が……

 ドタバタコメディ! でした。
 キャラクタが個性的でなかなか味のある話だったんじゃないかな……? と、思います。

 でも、どう考えてもこれ、シリーズ化する予定の話の1冊目、という感じは否めません。
 話も、一つ目の話こそ「あらすじ」の内容の優也の話なんですが、二つ目からは、その声優学校を作るきっかけとなった笠原正臣の視点になってます。
 しかも、完全に恋愛要素なし!
 これだけ、正…

0

劣情と代償 小説

魔鬼砂夜花  麻生海 

思わず、ポカ~ン。。。

この作家さん初読みなんですが、他の作品もこんな感じなんでしょうか?
すごく申し訳ないですが、読者おいてきぼりの、勢いはあるんだけど(何せ主人公が江戸前ツンデレのベランメェだし)、セリフ、文章、言葉の選び方、どれもが当人だけがわかっているような不親切さで、作者の自己満足を感じてしまうのです。
そんなこと初めての体験!?

高嶺はとにかく仕事が、患者が第一の家に帰るのさえ面倒くさい、口の悪い医…

5

傍に在るなら、犬のように 小説

魔鬼砂夜花  大黒屋りんご 

BLじゃなくても、良い話だった。

家族とは?
本当の親子の絆とは何か?
って考えさせる、普通にジュニア小説として、良い話だった。

女としてしか生きられない、身勝手な母に、何度も捨てられながら、それでも、子供は親を選べないと、自分の境遇を諦め、受け入れてきた伸幸。
手紙と地図だけを渡されて、尋ねていった先にあったのは、血縁よりも情に溢れた、何とも暖かい所で、、、
それまで、境遇に、ただ押し流され、やり過ごす事だけで生き…

1

傍に在るなら、犬のように 小説

魔鬼砂夜花  大黒屋りんご 

初めて触れたあたたかさ

家族愛がメインのBLです。
大丈夫大丈夫と気構えて読んでいたにも関わらず、受けの健気さにふいに泣かされた本です。
攻めの顔が強面で墨や真珠も入れていますが、家族が極道なだけで、かろうじてヤクザではないです。
建設会社の社長で、寮に皆を住まわせています。

強面の家主・須藤恭二(32)包容力硬派攻め×中学生・杉浦伸幸(15)意地っ張り健気受け
新しい男が出来る度に母に捨てられて、施設に行…

1

イミテーション・ウェディング 小説

魔鬼砂夜花  夢花李 

中身は亭主関白……

 清純派で美少女の容姿をもつ高校生の後藤椛は、家庭の事情から女の子として生活し、戸籍も女として登録されているが、実は男の子。
 そんな椛の16歳の誕生日の日、椛の母親が交通事故に遭い、入院してしまう。
 一時は意識不明の重体と言われ、突然の出来事に我を失う椛――。そんな時、椛を迎えに来てくれ、支えてくれたのは、危険な噂を持つ春日の二つ年上の先輩で母親の三味線の師匠の孫・橋爪春日。
 翌日、目…

2

傍に在るなら、犬のように 小説

魔鬼砂夜花  大黒屋りんご 

隠された過去にあるもの……

 母親に連れだされ施設を出た伸幸は、手紙と地図だけを渡されると、また、母親とはぐれてしまう。その地図の通りに伸幸が行くと、不思議な会社に辿り着き。
 そこにいた人に、あっという間に名字も歳もバラバラな住人達の住む家に連れて来られてしまう。
 手紙に書いてあったのは、そこにいたヤクザな家主が「父親」だということで、そこから奇妙な居候生活が始まる。

 最初、ダメな母親を持ったばかりに、施設に…

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