本仁戻さんのレビュー一覧

恋が僕等を許す範囲(2) コミック

本仁戻 

彼女公認の四角関係

冒頭逢引の約束をする山咲と藤尾に、早速2人のいやらしい姿が見られるのネ。
そんな期待に胸が高鳴ってしまいます。
けれどそんなピンクなオーラをぶち壊す美紅のバレバレな牽制に、楽しげに4人でショッピング。カッコハートマーク。
の図が、形容し難い恐ろしさと面白さが入り混じり落ち着かない気持ちになりました。
若さゆえか、本能か。
自分だけを見て欲しいと独占欲に駆られ、藤尾と山咲の関係に追い詰めら…

1

恋が僕等を許す範囲(1) コミック

本仁戻 

パンツ50枚

「探偵青猫」からハマった身として買わずにはいられず。
小難しいタイトルに大人の世界を覗き見るようなわくわくどきどきの高揚感。
…なのになんでしょう。
女子大生ギャルの美紅やキャリアウーマンの麗子さんの半端ない存在感。
あけすけな言葉の数々と2人の思惑がどこまで本気でどこまでがお遊びなのか。
測りかねたまま、お互いの彼氏をくっつけようと、お膳立ての数々。
逆に勃つものも勃たなくなりそうな…

1

スタンレー・ホークの事件簿 仮面~ペルソナ~ コミック

山藍紫姫子  本仁戻 

この美しい男を見るだけでも価値がある

 新刊の『グラン・ギニョール』を読んでから本仁祭りを開催中。重い作品からコミカルな作品まで振り幅の広い本仁作品ですが、こちらは山藍紫姫子先生原作のコミカライズで読みやすい本仁作品だと思います。私、山藍紫姫子先生は初読みでした。
 次々と起る連続猟奇殺人事件を解決する刑事たちのお話です。ちょっと粗野な不良刑事のスタンレー、貴族的なロスフィールド、謎めいた精神科医のジンを中心に描かれた本格的な推理物…

6

グラン・ギニョール コミック

本仁戻 

まさにGrand Guignol

没落寸前の子爵家当主と、彼に仕えるドイツ人秘書のプラトニックな主従愛を描いた本作品。

プラトニックと言えば聞こえは良いですが、禁欲の代償行動として他者を巻き込んで行われる所業の数々がとんでもなくインモラルでアブノーマル。
どんどんダークサイドに墜ちていくストーリー展開に引き込まれます。

本書の構成は、冒頭部にストーリーの結末が提示され、その後過去へと遡っていくというもの。
ところど…

7

耽美主義 コミック

本仁戻 

耽美には夏がよく似合う

 ヴィスコンティ作品は私の親世代の映画ですから、子供のころは存在すら知りませんでした。初めて意識したのは世界一の美少年ビヨルンアンドレセンを知ってからです。若い頃、ある出版社に出入りしていた時期があって、そこのバックナンバーでビヨルンの特集グラビアを見て「なんて綺麗な男の子なんだろう」と興味を持って、自主上映していた映画館を探し出して見に行ったのがきっかけでした。
 
・『ヴィスコンティの映画…

5

飼育係・理伙 テツ×リカ コミック

本仁戻 

読後しばらく現実に戻れなくなる1冊

先日出た新刊(グラン・ギニョール)を読んでる時に自分の中にこの作品のことが比較対象としてずっと浮かんでたので、こちらもこの機会にレビューしてみます。
内容も結末も「グラン・ギニョール」以上に万人受けとは程遠い作品ですが、私にとってはどうしたって神評価以外は考えられない1冊です。
怖いもの見たさで手にとって、まんまと取り込まれてしまいました。

未完のまま休筆となってしまっているシリーズの途…

12

グラン・ギニョール コミック

本仁戻 

「退廃」と「ロマンティック」と「アンビバレンス」

私の好きなもの全部入ってんじゃないかって思う本仁戻さんの新刊。
今夏一待ち侘びたコミックといっても過言じゃないです。
最初の作品から8年越しで、ついに1冊にまとまりました \(^o^)/
「耽美主義」に収録されていた「ロマンティック」も改めて本コミックに収録されていますよ。嬉しい~☆

<初出メモ>
「ロマンティック」
b-BOY Phoenix 15(2008年12月)
「グラン…

12

グラン・ギニョール コミック

本仁戻 

ゾクゾクするようなエロス

 久しぶりの新刊。耽美な絵柄が大好きな本仁先生の、その絵柄がぴったりとハマりこんだ『グラン・ギニョール』。表紙も中もどこを開いても美しく妖しげな世界観に、やっぱり好きだなぁとため息が出ました。
 『耽美主義』にも収録の「ロマンティック」を読んでから、彼らのその後、またはその前を読んでみたいと思っていたので、こんな風に一冊にまとまってとても嬉しいです。

 狂おしいほどに愛しあっていても決して…

20

グラン・ギニョール コミック

本仁戻 

耽美+淫靡

久しぶりの本仁先生の本です。絵柄が好き、独特の雰囲気が好気なんだが、Hが多かった!耽美+淫靡って感じで、本の帯の裏を見た時は四角関係なのかと思っていたら、4人の中で三角関係が2組と元彼同士が2組というわかりやすいのか、わかりにくいのか‥‥とにかくHをいっぱいしていた事は間違いない!大人の事情で出ないかもしれない2巻どうなるんだろう‥
先頭ページから順に読んでいって、あとがきまで読んだ時に、面白い…

9

探偵青猫(6)(表題作 「ネペンテスの袋 序章・其の壱~其の参」) コミック

本仁戻 

夢の終わり

「夜の骨牌」
また少し未来のお話しとなります。
三十路の青猫とあんなことこんなことを知ってしまった小林青年。
そして体だけが大きく、心は純粋なままの洵。
身に降りかかる浅ましい行為に苦しむ洵に昔日の記憶が蘇り、青猫への贖罪、虎人への背徳感。
たった一人とではなく情を交わす「探偵青猫」の世界で、心の寄り添う対となる相手が必ずしも一人ではない。
説明の難しい気持ちの部分を鶯の説得で感覚的に…

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