本仁戻さんのレビュー一覧

探偵青猫(1) コミック

本仁戻 

パンツをかぶる麗しの男爵登場!

笑いに始まり、涙に終わる一冊。

【マリアの涙】
【マノ・ア・マノ】
【青の下着<ぶるうのぱんつ>】
青猫探偵、その助手:小林虎人少年、蜂王子刑事、宿敵である怪盗:硝子蝙蝠…登場人物が顔を揃えました。

実はこの3作までは探偵青猫というシリーズにさほど興味はわきませんでした。
青猫と蜂王子刑事とのドタバタした関係はロマンスへ繋がる気配もなく、そうなると萌えるわけもなくて…

4

探偵青猫(2) コミック

本仁戻 

家族とは…

強さの秘密。
有能なる助手:虎人少年との出逢いと青猫に執着する男にまつわる3篇を収録。

【僕の先生】
タイトルのインパクトだと虎人→青猫loveのイメージですが少々、趣がちがいます。
前巻で恋人としての想いを封印した洵くんに対する青猫の『猫かわいがり』が眼に余ると蜂王子刑事を始めとする周囲は青猫を批難、虎人には同情的。

仲良し同士の同じ年頃、小さな子ども…人は目に見える条件で同じ…

2

探偵青猫(3) コミック

本仁戻 

年下に食われるもよし、年上に食われるもよし。

【探偵青猫3】
先に逝ってしまった人たちが遺してくれた小さな子どもを導き磨いていく大人たち。

父代わりの早乙女伯爵、鶯との出逢い。
そして虎人少年との、それぞれの愛の形と絆が描かれていて安堵、切なさ、いろんな涙が出ます。

【アドニス】
17才の虎人青年と30才の青猫の『夢のような』ハジメテ物語。

虎人が自分の内に芽生えた青猫への性的な欲望をうまく受けとめきれないもどかしさや…

4

探偵青猫(4) コミック

本仁戻 

チビ猫は金庫の中の夢を見る。

キャァァァァ!!
青猫を中心に蜂王子刑事、鶯、硝子蝙蝠とのそれぞれの関係が綴られる4つの短篇集。

【夜啼き鳥】
蜂王子刑事が実は強くて女装が似合う男前だった!とわかる話。
彼の真っ直ぐな翳りのない気性に青猫は惹かれたんだろうな。
虎人少年が土手に佇む姿が寂しげでカワイイ。

【鵺狐】
『鵺狐』という芝居の演目になぞらえた役者:笹村彬夫を巡る舞台上の刃傷沙汰。
情念の果てのオチ…

2

探偵青猫(5) コミック

本仁戻 

青猫恭二郎のルーツを見た!

早乙女伯爵の魅力満載の一冊!

【うぐいす】
早乙女伯爵×18歳の鶯。
青猫父が亡くなって一年後、久々の再会となった鶯と早乙女伯爵。
出逢いの回想を交えた駆け引きから~の初夜。
目線での駆け引きにゾクゾクします。

出逢いから3年。
鶯が早乙女の膝に乗ったのには、かけがえのない相手とその家族を失った早乙女の哀しみ、痛みを労る気持ちがあったかもしれません。
これまで攻顔だった鶯の…

3

探偵青猫(6)(表題作 「ネペンテスの袋 序章・其の壱~其の参」) コミック

本仁戻 

難しい!しかし素晴らしい!!

複数の視線による交錯する愛情。
1巻に登場した洵くんと宝石:マリアの涙に関連する話が収録されています。

【夜の骨牌(かるた)】
1巻で苦難の末、幸せを掴んだ洵(まこと)くんに再び重くのしかかる過去。
引きとられて5年、緑川夫妻のもとで健やかに暮らしていた洵を待ち受けていたのは家庭教師からの凌辱。
それをキッカケに封印されていた男娼だった過去の記憶が甦り自分を汚い人間だと自らを責める…

5

DOG STYLE 3 コミック

本仁戻 

伝統工芸の職人さんが作った一級品。

この作者さんの作品は初読みでした。

最初はなぜこんなに評価が高いのだろう?と思って読み始めました。絵は確かにきれいだし、ところどころ映画のワンシーンのような印象的なカットもあるけれど、お話としてはどうなんだろう?と。

語り口が独特で、とても個性的。
そこはいいけれど、ただこのままよくある青春ストーリーで終わるのかなぁ?とも。

序盤はごく軽く。読み進めていくうちに語り口の独特さに…

4
二次創作

Dressage(表題作 リヴァイ受け) コミック

本仁戻  犬神零  綾瀬ギン 

耽美なAttack on Titan

何とーーーー!!本仁さんが合同ではありますが二次作品出しました☆
告知を見た時、ああー長いスランプからようやく脱出なされたのね、と商業の再開もあり嬉しくおもって待っていた本が届いてもう嬉しいのっ!!
この作家さんが描くと、あら不思議、耽美になっちゃうのよ。
表紙の麗しさに胸打ちふるえます。
エレリ本ではありますが、兵長のドS女王様受けなので大満足ですよ♪

シーン的には、エレンが巨人な…

6

DOG STYLE 2 コミック

本仁戻 

2巻が一番面白い

この漫画、1巻と3巻はそれほどでもなかったけど
2巻が凄くイイナ~と思った。

ノンケを好き→ノンケは気付かない天然系

そんな境遇が似た二人がただ単純にくっつくって話じゃないトコが
この作品のイイトコなんだな~と。
エロシーンの描写も凄くいい。
気持ちが籠っていたり、お互い思い合って通じ合ってっていうのを
身体で示しあってるような感じがした。

身体から単純に流されて、その…

1

ラ・ヴィアン・ローズ 小説

山藍紫姫子  本仁戻 

懐かしい

女性向け男性同性愛の小説が、「BL」っていう物になるその遥か昔、
洋館の美少年に象牙の張り方の少年愛よりはちょっと後、
学園物になっちゃう前の、男同士を扱った作品はこんな感じだったなぁって、
なんか、しみじみ懐かしい感じ。
表題作の、「愛欲の泥沼に引きずり込まれて抜け出せないまま終わる」感とか、
他の2作の、攻め視点で最後までザックザク行っちゃう感じとか、

表題作は、ドラマCDでだ…

6
PAGE TOP