本橋馨子さんのレビュー一覧

ストロベリー・デカダン EternityⅡ 2 コミック

本橋馨子 

激しい執着と拒絶

コテッコテのジェットコースターラブロマンス?
もう、気持ちは決まっているのに、「太郎ちゃん」という存在の為に一つになれない主人公の花ちゃんと高顕に、どれだけヤキモキしてつっこみたくなることか。
また、これが読者としての醍醐味と快感なんですがw←ドSとMが同時に味わえるww

追い詰められた妻が事故で亡くなってしまった事からもう誰も愛さないと花ちゃんの元を去った高顕。
しかし、花ちゃんの脚…

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ストロベリー・デカダン Eternity 1 コミック

本橋馨子 

ザ・少女漫画☆

いっやー、濃いです!濃ゆいです!!超濃ゆいですっ!!!
まるで宝塚かと思うようなバサバサまつ毛に、今どき(!?)瞳に星がぁ~!!!
しかも、セレブと芸能界設定なんで登場人物達のきらびやかなかなこと、マブシー!!
お話も超ドラマチック仕立てで、フォアグラ食べさせられてるみたいですが、これが胸ヤケしないんですよ!
多分、若いお嬢様方にはちょっと、、な絵と世界かもしれないけれど80~90年代の少…

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麗人∞(ムゲンダイ)Vol.3 グッズ

それなりに、ふたりの関係は続いているんです。

巻頭の井上佐藤「SMOKER」が一番長くて31P。
この作品だけは、独立した短編です。
同期のサラリーマン同士の、意地っ張りラブ。
井上さんのサラリーマン、相変わらず肉感的ないい体だ。
エチ後のベッドの中の二人が、体格差が「ない」萌にはたまらない。

次に長いのが鬼嶋兵伍「史上最強ルチャ★ドール」24P
プロレスラークンのその後。

他は1P~4Pのショートマンガです。

ネ…

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薔薇のダンディズム 兼次おじさまシリーズ(4) コミック

本橋馨子 

美しい愛の形

結婚し、一児の父となった太郎。
そんな太郎へ相変わらずの片思いを続けている兼次。
抑えきれぬ思いを太郎へ打ち明けようと決心するものの、
やはり出来ない兼次のヘタレっぷり。
憎い恋敵である太郎の妻・柚以子の為に奮闘するお人好しさ。

とても愛情深くて優しい兼次なのに、
大本命からは決して愛してもらえないというのが、切ないです。
表題作の冒頭で兼次の父が、幼い息子に向って「愛の形につい…

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ストロベリー・デカダン 2 兼次おじさまシリーズ5 コミック

本橋馨子 

役者の言うことを信じちゃいけない

シリアス調になってきたシリーズ第5弾。
太郎の妻・柚以子の死。太郎が男色嫌いとなった原因が明らかになり、
そしてついに兼次の性癖が太郎へ発覚するという怒涛の展開。

愛する夫と子供を残して旅立たねばならない哀しみを打ち明け、
兼次に後は頼むと言った柚以子の優しさといじらしさ。
そんな柚以子に同じ男を愛した共感と愛情を覚え、友愛のキスを贈った兼次。
大の女嫌いの兼次にとって、このキスは…

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ストロベリー・デカダン 3 兼次おじさまシリーズ6 コミック

本橋馨子 

永遠が見える

18年かかった愛の言葉。
兼次は胸に秘めていた恋心をついに告白。
そして兼次を受け入れる太郎。
まさか二人が両思いになる瞬間を見ることが出来るとは!
当時、この作品を読んだときは非常に興奮&感激しました!!!

このシリーズでは、太郎はバリバリの女好きなノンケで。
兼次は気持ちを打ち明ける事もなく、
片恋のまま太郎と死に別れたとずっと描かれてきましたが。
実は兼次と太郎はちゃんと…

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ストロベリー・デカダン 兼次おじさまシリーズ3 コミック

本橋馨子 

「男の友情は…まだ肉体関係のないホモセクシャルだ」

兼次おじさまシリーズの中でも名作と名高い「ストロベリー・デカダン」の第一話です。
若き日の兼次、そして太郎の物語。

輝くばかりの美貌で、昭和の光源氏『光の君』と呼ばれる小暮太郎。
彼は多くの女性と浮名を流すへテロで、大の男色家嫌い。
そんな太郎を6歳の頃からずっと一途に愛してきたのが兼次。
兼次は性癖と苦しい片恋を隠し、太郎の一番の親友という位地に立っています。

太郎の男色嫌い…

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たゆとうとも沈まず 兼次おじさまシリーズ(2) コミック

本橋馨子 

おじさま色に世界は染まる

兼次おじさまシリーズ第2弾。
綺麗な少年には声をかけまくり、
捨て子まで拾ってくるおじさまは、ますます絶好調です!(笑)

表題作は亡くなった最愛の従兄弟・太郎にそっくりな売れない役者・高顕と、
おじさまの切ない恋のお話です。
太郎の面影を重ねて、高顕を愛する兼次おじさま。
兼次にとって自分は太郎の身代わりだと知り、彼を愛しつつも去っていく高顕。
高顕を見送った兼次の切ないモノロー…

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幻想薔薇都市 兼次おじさまシリーズ コミック

本橋馨子 

ビシバシの睫毛!これは宝塚か?!

初めて本橋さんの作品を読んだときは、あまりの濃さに吃驚しました。
瞬きをすると風が起こりそうな、宝塚歌劇団ばりの長い睫毛!
お城のような豪邸に、画面狭しと薔薇が飛びまくる。

超お耽美です。
かなり好き嫌いの分かれる画風だと思います。私も当初は苦手でした。
しかし『花とゆめ』に掲載された「兼次おじさまシリーズ」を読み、
ギャグで笑わせて気を抜かせていると、切なさでぐっと乙女のハートを…

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