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高遠琉加 北畠あけ乃
藤棚
主人公の加藤瑛は学教授・音無悠一に拉致され、 雪深い別荘に監禁されます。 加藤の身体の自由を奪う鎖は、グランドピアノに繋がれています。 ピアノに鎖で繋がれた美貌の青年とは、なんとも淫靡で耽美。 そしてそんな青年に手を出さず、ただ見ているだけの音無。 淡々とした口調や冷静な態度が、逆に怖いです。 他人に正常な関心を抱けない音無に恐怖を感じつつも、 彼の歪みや心の闇に興味を持ち、惹か…
英田サキ 北畠あけ乃
むつこ
血の繋がってない兄弟の恋の話です。 小さいときに生き別れてたんだけど、あるきっかけでまた一緒に暮らすことになります。 幼馴染みモノに共通する、ストイックに痩せ我慢をする二人の心理描写が、私の好みでツボにきました。 好きな人と一つ屋根の下で二人きりで暮らしてて、チンコ勃ってこないほうが不思議だよ。限界を迎えるまでの道のりが切なくて心地よいです。
剛しいら 北畠あけ乃
ふなにーず
途中までは本当にスリリングで、よかったです。 後半主人公の人格がかわっていたような気はしましたが・・・。 でも、さすがの筆力ですね。どきどきしました。
「顔のない男」の続編ですが、安定した面白さでした。 前作で結ばれラブラブ生活をはじめた天才俳優と新人俳優に舞い込んだ仕事は、憎しみあう刑事と犯人の役。 天才俳優は役柄に入り込みすぎるため、リアルでも憎しみあうことになるんじゃないか?と主人公は不安になります…という話。 恋愛だけじゃなく俳優として成長していく姿も、読んでて楽しかったです。
私生活まで役に入り込んでしまう天才俳優と、仕事のない新人俳優の話です。 「足の悪い弟と、それをかばう兄」という設定で、役づくりのために一緒に暮らし始めるんだけど、主人公は、自分を介護する優しい兄を演じる相手役にどんどん惹かれていく。 でも相手は、過去に女優を殺しかけたことがあるぐらい役柄に入り込む天才俳優で、どこまでが嘘かどこまでが本気か分からない。 面白かったです。 剛しいらさんはストーリーテラ…
椎崎夕 北畠あけ乃
タイトルや粗筋からも分かるように主従の王道設定で、 こうなるんだろうなと思うところに、ストンと落ちた作品でしたが。 なんとなく、好きなお話です。 心の傷を抱えた坊ちゃんが、思いを寄せるのは年上のお目付け役。 昔は優しかった瀬尾が、最近は事務的な態度になり、切ない。 そんな彼の気を引きたいがために、わざと飲み歩いたり。 両親の愛情が薄かったせいか、この坊ちゃんは甘え下手で。 素直な…
いつき朔夜 北畠あけ乃
穏やかな人生を送ってきた温室育ちの元教師:優也は、ヤクザ崩れという、 考え方も育った環境も全く違う男・飛良に出会い、惹かれて行きます。 そんな優也に飛良も心を寄せており、二人の両片思い状態に焦れながらも萌えます。 しかしある事件が起こり、幸せな両片思い状態な二人の間に亀裂が……。 自分の行動や言動に傷つき、落ち込む二人の絶望感や葛藤。 相手に対する思いを断ち切れない二人の心情がとても…
mimu
女子高の英語教師だった優也は、生徒に手を出し妊娠させたという疑いをかけられ自宅謹慎を強いられています。自分を信じてくれない周囲に怯えた優也は、身元や事情をあれこれ詮索されないパチンコ店で住み込みで働くことに。 その店の釘師として契約していたのが飛良で、そうして二人は出会います。 舞台が北九州・小倉で、バリバリに小倉弁が使われています。荒っぽく聴こえるこの小倉弁が非常にいい味を出していました…
麻生玲子 北畠あけ乃
あお
麻生さんはたいてい落ち着いたしっとり系の話を書かれるので地味作家さんなイメージが強いです。そこが大人の女性が書いている感じがして好きだったりします。 あけ乃さんのイラストの効果か、榊花月さんの「それはなにかとたずねたら」を思い出してしまいました。両方とも体から始まる・・・っていう設定だし。 小説を読むときって、たいていまあ、主人公の方に感情移入して読むんです。(当たり前だ・・・^^;)感情移入…
はる
大学生の主人公友美は、大学でもカミングアウトしています。決まった彼氏を作るのは面倒だと、ハッテン場で一夜限りのセフレを探します。 そんなある日、顔もテクニックも自分好みの男性とであってしまい、仄かな恋心をいだきます。 連絡先を教えたのに連絡がなく、それでも会いたくて八代の職場に連絡し脅すような形でもう一度会う約束をとりつけます。 八代はバイでいつしか女性と結婚するつもりだと言い切る男で、それ…