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10/35(合計:349件)
吉田ナツ 北畠あけ乃
bonny
ネタバレ
デビュー作から順に拝読していて、とりわけこのお話が好きです。スルスルと読ませてくれるストーリーで惹きつけてくれる作家さまですが、本作はもう、挿絵効果も相まって一番好きな作品といってもいいかもしれない。吉田作品で北畠あけ乃先生の挿絵に出会えるなんて全く予期してませんでした。北畠あけ乃先生コレクターとしては嬉し過ぎる取り合わせです。 全体的にサラっとした印象なのに、ツボる作家さま。まるで癖がなく…
英田サキ 北畠あけ乃
maruchan
血の繋がりはない兄と弟の切ないお話でした。 ただ、主人公(兄)の会社のこととか、親友のこととか、弟の元カノのこととか、当て馬さんと弟が元々知人なこととか…色々な要素が出てきたのなら、もう少し膨らませていたらよかったのに…と思わないでもない部分もありました。 良かったのはインコのエピソード。冒頭に出てきて、中盤でももう一度折りかさねるように語られました。あれにこのストーリーの切なさが写し取ら…
北川とも 北畠あけ乃
かのえなぎさ先生の別名義による、98年の作品。毎度年代もののレビューが多く申し訳ないのですけど、時代は古くてもストーリーの中にキラリと光る萌えが。 リーマンものです。語り口はわりと淡白。最初、タイトルの意味をよく考えずに読みはじめ、読み進めていってなるほどー、と目が開かれました。タイトルがとても示唆的です。 ✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎ システム・エンジニアの久慈彰は、客先であるアパレル…
麻生玲子 北畠あけ乃
北畠あけ乃先生の挿絵を探っていた頃に手に取った中の一つで、初読みにして麻生作品にソッコー「落ちた」キッカケとなった作品。ホント大好きなんです、麻生先生。 リーマン×大学生の、身体から始まるラブ。ストーリーは超絶シンプルですが、純情な受けが遊び慣れた年上男性にのめり込んでいく過程にキュンキュン。 ゲイバー「虹とかげ」で出会った二人。二十歳の友実にスーツの男が声を掛け、いつものように一夜限…
ココナッツ
攻め視点の作品です。 イラストは北畠あけ乃さんで、カラーとは真逆の白と黒のコントラストの強い挿絵が大好きです。 ********************** 攻めの沢田は、彼女もいる普通の大学生。 整った容姿とリーダーシップでつねに人に囲まれているものの、自宅で熱帯魚を飼育し本来は一人でいるのが気楽な質。 受けは専門学校でデザインを学ぶ椎名。 中学時代から無口で人と群れず、外見…
北陸
この小説を読むきっかけになったのがCDが気になって原作を先に読もうと思ったんですけど予想をはるかに超えてました…!! まず、くたびれたおじさん×美人なヤクザのところがすごくツボです。攻めの陣内も芯が強くて優しく、受けの天海は切れ者でなかなかのやり手なところがありながらも攻めの事が大好きっていう本当にツボでしたあとたまに見せる素も好きです…ずっと昔馴染みで腐れ縁てところもすごくいいです。 …
谷崎泉 北畠あけ乃
挿絵で小説を選ぶ決まったイラストレーター(漫画家)さんがおりまして、北畠あけ乃先生はその一人。谷崎先生の小説となりゃ絶対買い!です。北畠先生のイメージなのかしっとりとしたアンニュイなテイストのお話に遭遇する印象がありますが、このお話も例に漏れず。物語は終始切なくて息苦しいトーンに満ちていました。 冒頭、悲しいエンディングかもしれないとハラハラさせるかのような、冬の寒々しく心細いシーンから始ま…
もっさり
BLあるあるなご都合主義展開にニヤニヤが止まりませんでした。 シリアスなシーンでもニヤニヤしちゃう。 二人がそういう関係になるまではご都合主義だな〜と時折思いつつも文章がうまくて楽しめました。 ちょいちょいはさむエピソードとか設定とかもいいですし。 ただ起承転結の転部分、恋人のふりを頼むあたりから、ん?なんか違う……そんでストーカーするのも、んんんん???なんか違うぞ……! もっと!はな…
杉原理生 北畠あけ乃
ふばば
冷たく固まってひねくれた男野田と、情熱的な男若杉との10年愛。 I 10年前、関係を持っていた男若杉との再会と邂逅。 若杉と野田は、全くその持って生まれた性質が違う。だからこそ惹かれ、わかりたくて近づき、理解し難くて反発する。 若杉の愛し方は甘く官能的で、でも野田の欲しい愛し方は無理矢理で乱暴で酷くして欲しくて。心では若杉の愛し方を望んでもいた、でも好きと言われるのも優しいキスも嫌がっ…
まぎぃ
「さよならを言う気はない」がドストライクだったため、非常に楽しみにして読んだ本。期待が大きすぎたのか、読み終えて、あれ、もう終わったの?というやや物足りない印象が先に立ってしまいましたが。 前作、ラストで結ばれた後の続編ということもあって、最初からカップルな二人の、トラブルを乗り越えての甘々、といった流れ。 前作、せつな過ぎる関係がようやく実る、という最後にカタルシスな展開で、非常に印…