北沢きょうさんのレビュー一覧

愛の子羊 小説

名倉和希  北沢きょう 

開き直った300歳、溺愛する

ノンケのツンデレ吸血鬼・ユアンが、平々凡々な容姿で少しドジな普通の青年・弘斗に惹かれていく自分と葛藤していた、愛の狩人の続編となります。
個性の爆弾のような新たな登場人物達も現れ、更にパワーアップしたラブコメディになっています。

前作ではあれほど「こんなやつを可愛いと感じるなんて認めたくない!」と、往生際が悪くバタバタ暴れていたユアンでしたが、今作ではすっかり開き直っていました。
「あば…

2

ラウルの弟子 ~最愛の弟子と引き離されたら一夜で美少年になりました~ 上 小説

木龍がみね  北沢きょう 

見た目は子ども中身は大人!

上巻で続きものです。
pixivからの書籍化ということで、元がweb小説なので長いです。
それでも世界観や登場人物のキャラは面白かったです。
ただ、これ完結するの?と思いましたし、
何が言いたいの?という大切なところが伝わってこなかったかな……

有名な治癒魔法の使い手・ラウルが黄金龍に連れ去られ、
気付いたら美少年になっていたーーというお話です。

弟子だったシノを一人にしてし…

6

愛の狩人 小説

名倉和希  北沢きょう 

現代に生きるノンケ吸血鬼、子犬に溺れる

面白そう!と手に取った本の名倉先生率が高い不思議。
今回も、一般的な吸血鬼ものとはまた少し違った設定で非常に楽しく読ませて頂きました。

以下、あらすじと感想です。
300年以上の時を生きる美貌の吸血鬼・ユアンは、その外見の変化のなさから同じ場所に10年とは居られず…
と、普通であればシリアスな展開や孤独さが描かれたものになりそうなテーマですが、こちらのユアンは全くそうなりません。
元…

1

しのぶれど色に出でにけり輪廻の恋 小説

櫛野ゆい  北沢きょう 

大好き設定てんこ盛りでした♪

大好きな作家さんと大好きな輪廻モノということで、ワクワクしながら読みました。
おまけに、悪霊とかお祓いとかホラー要素まであるなんて…と、どれだけ自分の大好き設定を入れてくれたの!?とテンションも上がりまくったのですが…。

ページ数も多くて読み応えもタップリなのですが、前世での話や陰陽師としてのお話、おまけに兄の前世の話まであって、途中で飽きてきた感じも否定できませんでした。
おまけに、大…

3

しのぶれど色に出でにけり輪廻の恋 小説

櫛野ゆい  北沢きょう 

そっちが先だったか・・・

輪廻転生ものになります。

幼い頃から人ならざるモノが見えてしまう主人公・伊織。
悪霊に襲われている所を助けてくれたのは、なんとランドセル姿の小学生。
彼は、前世での恋人で・・・と言うものです。

こちら、ストーリーとしてはとても好みだし、面白いです。
主人公を襲う怪異ですが、実は前世からの因縁なんですね。
男前な小学生・昴と高校生である伊織がタッグを組んで、この怪異に立ち向かう。…

9

人魚姫の真珠~海に誓う婚礼~ 小説

華藤えれな  北沢きょう 

お話の進み方は人魚姫とは正反対です

読み終わってから確認したら2017年の出版なのですね。読んでいる最中、もっと古い作品なのかと思っていました。いや、悪い意味じゃなく。
『童話テイスト』が強い様に思ったんですね。
濡れ場、それも攻めさん以外からの凌辱シーン等もきちんと(『きちんと』ってなんだよ、と自分突っ込み)あるのですが、生々しくない。華藤さんのお話は『マタドールもの』とかを読んでいるのですけれども、そちらのヒリヒリとしたシー…

2

オオカミ陛下は愛妻家 小説

くもはばき  北沢きょう 

依怙地過ぎるのも魅力半減

読んでいて途中までエウドキアの依怙地さに苛々して読むのをやめたい程でした。ザハールは忍耐の人でとても気の毒でした。世間知らずで聞く耳を持たないエウドキアのどこに魅力があって嫁として遥々離れた国から連れて来たのか分かりませんでした。

婚礼までの感謝して幸せだと思う気持ちが初夜の一夜であんなに変わるものだろうかと、しかもザハールには罪は無く必死でエウドキアを守ろうとしていました。不可抗力だったザ…

1

覇王の誓い~囚われた奇跡のオメガ~ 小説

早乙女彩乃  北沢きょう 

オメガバースの必然性とは!?

今回は帝国の若き皇帝と従属国で最も強大な王国の王太子のお話です。

攻様暗殺の嫌疑をかけられた受様が攻様の正妃となるまでの本編と
皇子が生まれてからのラブラブな後日談を収録。

大陸には男女の性の他にアルファ、ベータ、オメガという3つの性があり
ます。

アルファ性は遺伝子的に優秀なものが多いものの10人に1人、最も少ない
オメガ性はアルファの5分の1、多くはベータ性です。

0

庶民派オメガと皇帝アルファ 小説

佐倉チヨ  北沢きょう 

運命のつがいに対する激甘な皇帝が楽しい


神託によって、皇妃候補として後宮に召集された下級貴族でオメガのオーリ(受け)が、皇帝と知らずに知り合ったアルファのイユリ(攻め)と親しくなりつがいになるまでの本編と、その後の短編複数。


知らずに知り合った人が婚約者候補というのはよくある展開ではありますが、オーリの性格がサバサバしていて明るく前向きなので楽しく読めました。
そして、イユリは身分を隠していた時は普通に接していたけど、バ…

3

狼殿下の溺愛妃 小説

早乙女彩乃  北沢きょう 

『人狼スパダリ』♡&♡『美しい両性具有』王国の愛の物語

この作品は賛否両論あるみたいですね。
それは『受け』が『両性具有』なので、女の子的な表現や当然身体もそうですし。
それが受け入れられないのかなー。
私は特殊設定大好きだし、
『オメガバース』(Ω優勢)
『両性具有』
もうめっちゃ好きです。
何より『攻め =サリュース=』ちょー絶格好良くて『スパダリ』で黒髪
『受け =アルビィ=』めっちゃ美人さんで、金髪
と言う私の好みに『どストラ…

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