北沢きょうさんのレビュー一覧

札幌の休日3(文庫版) 小説

桜木知沙子  北沢きょう 

ようやくの第3巻

大迷走を続けてきた皇ですが、この巻で、ようやく二人の関係に進展がみられます。

結局は、自ら変わろうとしないと何も変えられないってことに、ようやく、皇は気付きます。
ちゃんと向き合うのを怖れるばかりで、周りをちゃんと見ることもせず蹲っていた皇ですが、はじめて父親とやり合って、ようやく、鳥かごから一歩、外へ踏み出します。

それにしても、皇って、訳わからなすぎ。
って言うか、人の気持ちに…

0

札幌の休日2(文庫版) 小説

桜木知沙子  北沢きょう 

いらだちの第2巻

そもそも「皇」って名前が、なにげに凄いよね。

この後ろ向き王国の王子様、自分が芦谷に抱いている気持ちが恋だと気付いてから、ますます迷走していきます。
グルグル、ジレジレは恋愛小説のスパイスって範疇を超えた迷走っぷりです。
BL小説なんだから、もう、このまま身体で思い知らせちゃえよ!!
って、芦谷をどやしつけたくなります。
皇は分かり合うための努力をしてないし、芦谷も自分を出さなすぎ。…

1

札幌の休日 1(文庫版) 小説

桜木知沙子  北沢きょう 

逆に新鮮

まったくもって、
実に、実に、じれったい、うじうじ、ジレジレもの。
1冊費やして、ようやく、これかぁ、、、
みたいな。

主人公、生い立ちだの色々あって、東京から札幌へ逃げてきているのですが、逃げてきた先の札幌でさえ、自分の気持ちから逃げて、一人、悲劇に浸ってる、ウジウジちゃんです。
対する芦谷は、優しさは鈍感な傲慢さと紙一重的な、天然人タラシ。

そんな二人が、お互いに一目惚れし…

2

花宵坂に恋が舞う 小説

絢谷りつこ  北沢きょう 

はんなり

京都が舞台ではないのですが、文楽の世界が舞台。
主人公が健気で思わず感じた言葉が「はんなり」
日本の伝統芸能を舞台にした作品はどうにもこうした、しめやかなというかしっとりした作風のものが多いのですが、これもまたそうでありました。
この世界嫌いじゃないです。文楽は大好きです。
心中モノなんかは大好きで、表情の変わらない人形がまるで生きている人間のようにさえ見える時があります。

三味線と…

0

脚本のないラブシーン 小説

風見香帆  北沢きょう 

人間不信攻め様VSコアなオタクファンのピュア恋

人気俳優の攻め様と昔からのファンで付き人になった受け様との
恋愛初心者同士の手探り状態のラブストーリーみたいでした。
受け様は子供の時から新しい家族に馴染めず、自分の居場所が無いような
寂しい日々を送っていた時に、偶然見たTVで時代劇での攻め様を見てから
ファンになったんです。
辛いことも寂し時も攻め様の演技を見ていると明日も頑張れるって思えるくらい
熱烈なファンになっているのです。

2

恋々(表題作 初恋ブリーディング) 小説

柊平ハルモ  北沢きょう 

こんな28歳イヤだ・・・

CP違いで2編。作品としては『萌』にしましたが、2編目だけなら『中立』です。

1編目は年の差(年上攻)CP。もともと柊平さんの年の差は好きなので(それ以前に年の差そのものが好きなんですが)、それだけでも悪くなかったですね。斎巳(受)のコンプレックスも焦りも、高校生なら子どもっぽくて当然だと思いますし。
まあでも水無瀬(攻)は、好みがどうのというよりも、浅くてよくわかりませんでした。犬の方…

0

初恋偏差値 小説

風見香帆  北沢きょう 

脇キャラが切ない

受けが大事な人のために身代わりになって攻めと関係を持つ、というシチュエーションが好きなんです。嫌々身代わりになっていたはずが、段々惹かれていくというのが萌えるんですよ。
この作品の柚季はまさにそれ。酔った勢いで愚痴をこぼすのを親身になって聞いてくれたのが決定打だったんでしょう。その夜、経験豊富な神城に美味しく頂かれちゃいます。
恋愛初心者の柚季相手に最後までしちゃうとは!
でもこの時点ですで…

1

一線越えなきゃ始まらない! 小説

深沢梨絵  北沢きょう 

不器用な告白は脅迫まがい?

前作の「六法なんかじゃ間に合わない!」の続編になる今回は、前作で微妙な
関係で終わった二人のラブ進展があるストーリーでした。
でも、やっぱり二人のラブ的なものは殆どラストまでいかないと進まないのです。
普通の?BLだと思って読み進めると肩透かしがある作品ではありますが
弁護士の抱える訴訟問題やトラブルなど、かなり読み物としては面白いのです。

今回は、攻め様の弁護士事務所に新しい弁護士…

3

偽りのゲーム 小説

いとう由貴  北沢きょう 

大人は分かりにくい!

お名前はよく耳にするけどあまり知らない作家さんのお1人です。
『春曉』しか読んでないのに、何でか「健気な受けを酷い目に」なイメージでして。
あらすじを読んで、気軽で甘い話?と思っての購入ですが、ハウスキーパーなんてとこ本の数行だけで、あれよと言う間にやっぱりイメージしてた通りの展開に。
※あ、他4冊読んでいました!

受け:彬(あきら)
病院を経営する父・優秀な外科医の兄のもと、過大な…

4

狂犬の恋情 書下ろしショートペーパー グッズ

攻め様への気持ちが生への渇望になる予感

本編後に二人で受け様の静養を兼ねた旅行でのお話になっています。
本編中でも受け様の弾丸摘出の手術をするのかどうかが曖昧なままで終わり
ショートはそんな受け様の心の変化が出ているお話でもあります。
日々一緒に行動することが増えてきて、攻め様に対する愛しさが増してゆく

そして攻め様も無邪気な感じで、受け様と共にいる事に喜びを抱いている姿が
ショートからも伝わる内容で、攻め様に長生きして欲…

1
PAGE TOP