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40/53(合計:525件)
沙野風結子 北上れん
千寂
表紙と作者さんとあらすじ。 この三つから少々期待しすぎていたために、私はあまり楽しめず勿体ないことをしてしまいました。 というのも、パラレルとはいえ昭和初期の時代もの、しかも吉原と特高なんて設定で作者が沙野風結子さんとくれば、正直かなりヘビーな話を期待してしまっていた訳です。 勝手に自分でハードルを上げてその結果、粗ともいえないような部分が目についてしまいました。 以下、こうだったらな…
みんく
ネタバレ
タイトル『吉原艶情』でとある映画を連想し、【たった一人のひとのために火を放った】ではとある浄瑠璃芝居を連想して勝手にイメージを膨らませ過ぎたのがいけなかったのかしら…。 ニュアンスの違いに戸惑ったまま読完…。火は火でもそっちかい(゚∀゚ゞ)その発想はなかったw 様々な要素を一つ一つ見ていくと、魅力的なお話なのには間違いないのですがね。 今回は自分の好みではなかったようで中立とします。 …
中原一也 北上れん
アリスクレヨン
酔いどれ金魚ってなんだ?と思って手にとった一冊。 受けの門脇を一言で表した、ナイスなネーミングでした。 アルコール依存から立ち直り、断酒しなきゃ!と思いながらもお酒に魅入られているバーのマスターである門脇。 その門脇のセクシーな背中に惚れ込み、下ネタ連発しながら口説く天才彫り師の今井。 門脇は押しに弱く誘惑に弱いダメ男なんですが、なぜか読んでてイライラしない。どころか、少しかわいく…
marun
鞭打ちがかなり頭に残るストーリーでした・・・そうです拷問です。 個人的にこの手の拷問系は苦手なんですよ。 いくら内容的に良くても、SMとはちょっとニュアンスが違う拷問は萌え下がります。 お話は特攻警察の受け様と、男花魁との己を犠牲にしても相手を助けたいなんて言う 内容だと思います。 それに、民主化運動や反政府運動などを背景に、吉原を担当していた受け様と 金髪碧眼の年下攻め様との愛と…
茶鬼
思わず五社映画を連想させる題名で、似たような題名の作品は他にもありましたが、なるほど!そちらだったか。 炎上と艶情のひっかけでもあり、たしかに物語は炎上がきっかけで事態が変化するのです。 そして吉原といえば遊郭でありますが、ただの男娼と客のしっとり刹那モノではない。 しかも思想統制というバックグラウンドを持ってきたために、その中に嗜虐趣味のサディストや裏切りやら嫉妬や憎しみも入り、一筋縄でい…
かわい有美子 北上れん
rhodorite
前作がとても良かったのでかなり過度な期待をしていましたが、 裏切られることはありませんでした。 精神的・心理的に難しい問題をBLと絡めて上品かつ淡々と (※そっけないという意味ではありません)まとめられている良作だと思います。 前作に比べると格段に甘くなったふたりですが、 遠藤の心に潜む闇はずっと深いところまで根が張っており、 ふたりの距離がかなり近づいた今作を読み終えてさえも、 …
肉太郎
数多あるBLのなかで、好きなキャラは誰?と聞かれたら『"甘い水"の遠藤啓一(29)です』と即答できる私が… 遠藤の魅力を箇条書きにしました。 ・観賞レベルの美人 ・キツめの美形 ・整った女顔 ・そのわりにモテない ・歳より若くみられる ・174センチ ・帰国子女で英語力抜群 ・頭がかなり切れる ・元SAT(今SIT)エリート ・SPからも引き合…
数多あるBLのなかで、好きなキャラは誰?と聞かれたら『"甘い水"の遠藤啓一(29)です』と即答できる人間なので… 偏った意見で申し訳ないですが… 待ってました!! 2の遠藤はすごいです。 まず、北上れん先生の表紙イラスト!!普段、勝ち気な笑みを浮かべたイメージの強い遠藤の…なんでしょうこの頼りなげ&儚げな表情は!!たどたどしい手つき!!それに対する神宮寺のア…
待ちに待った続編で、前作で何となくくっ付いた感じに見えた二人の新たなその後 深く考える事も無意識に回避して享楽的に人間が本能的に求める事にのみ欲求のままに、 生きてきた遠藤が、苦手で嫌っていた神宮寺に好きだと言われ、遠藤が死んだら 泣いてしまうと・・・そんな言葉を、自分が大切だと言葉だけでなく行動で身体を張って 守ってくれた神宮寺との関係は、未だに恋人と呼べるような関係までにはなっていない…
東雲月虹
ふはー!かなり満腹です!堪能させていただきました!! 1作目「甘い水」では、なかなか遠藤に感情移入出来ず、 神宮寺も難儀なお人を好きになってしまったもんだよと 同情せずにいられなかったのですが。 こちらの2作目でようやく遠藤自身にも共感出来るところがあったり、 タイトル「甘い水」の意味もわかってさっぱりしました! そしてなんといっても神宮寺の想いが徐々に伝わって…。 健気な神…