鳳麗華さんのレビュー一覧

シャルル&ハルキシリーズ ライカンスロープの憂鬱 小説

藤原万璃子  鳳麗華 

シャルルの初めて。

 某国情報部特殊工作員……の使いっ走り、ハルキは、行きつけの店のママに頼まれて、猫探しに奔走することになる。
 ある日、突然、ママの元に現れた真っ白な毛並み、ぴんと立った耳、ビー玉みたいに透き通った空色の瞳を持つアズーロと呼ばれていたその猫は来た時と同じように突然、いなくなってしまった。
 その猫を探している最中にハルキが出会ったのは、行方不明の猫とそっくりなプラチナブロンドで空色の瞳を持つ美…

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シャルル&ハルキシリーズ クレオパトラの夢 小説

藤原万璃子  鳳麗華 

全部で4つ。

 今回の本には中編が全部で4つ入っています。
「ヴァン・ヴェール」「クレオパトラの夢」「ビヨンド・ザ・スリープ」「パパラチアン・キス」の4つ。

 ちょこっとずつだけ中身と感想を。

 1つ目の「ヴァン・ヴェール」は、いきなり叩き起こされたハルキがシャルルによって「シャンティイ」という競走馬の産地でもある土地へ連れてこられる話。
 そこでいきなり馬を見せられて、「オーナーにならないか?…

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シャルル&ハルキシリーズ ワンダフル・タイム 小説

藤原万璃子  鳳麗華 

いい男ばかり

 今回の相手はトップダンサーのアンディ。
 実は中東のとある王国の皇太子の忘れ形見であるアンディを説得して、その王国へ帰還させること。
 ハルキはそのために、アンディが勤めるメイルレビュー・クラブにシンガーとして潜入することに……

 首尾よくアンディに近づくことはできたものの……

 という感じの話でした。

 とりあえず、見どころの一つは。
 アンディがとってもいい男である、…

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シャルル&ハルキシリーズ ナイト・アンド・デイ 小説

藤原万璃子  鳳麗華 

ハーレクインテイスト。

 ハルキとシャルルの関係は相変わらずなんですが。
 今回は、ナイトクラブへの潜入捜査もの。

 みどころは、そこで歌ってるお姉さん。
 とてもきれいな声をしているお姉さんは、ハルキにとてもよくしてくれて、ハルキは純粋に彼女のファンになって。
 前座のシンガー……でも、本当は素人であるハルキは、彼女に仕事の前にレッスンをしてもらう……。
 という感じでした。

 実は、ヴィーにもヴィ…

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渇愛 下 小説

吉原理恵子  鳳麗華 

愛は狂気

下巻は少しパワーが落ちたかなァと思う。
物語の整合性のために残虐度がダウンしちゃったような気がする。といっても上巻との比較なので、じゅうぶん以上に残虐です。血みどろです。
好きとか愛してるなんていう甘っちょろいものより、妄執とか執念とかのほうが力強いんだろうな感じてしまうほど、玲二の持つ闇は狂気です。
ラストが惜しかったかなァ。もういっそ二人で死んでも良かったんじゃないかとw

3

渇愛 上 小説

吉原理恵子  鳳麗華 

圧倒的

吉原理恵子ワールドここに見参。
モラルとか常識とか頭からバリバリ食べてしまうような小説です。
ちなみに吉原理恵子さんのこういう作品を読むときは、舞台をこの日本だと思わず、どっかのパラレルワールドだと思うようにしてます。でないと私の中にある正義や常識が邪魔して楽しみきれなかったりするw
主人公は義理の兄弟です。和也と玲二。
玲二が和也に向ける歪んだ愛と憎しみが執着になってるんですが、その表出の仕方が…

7

対の絆 小説

吉原理恵子  鳳麗華 

すげぇ

読み応えのあるエロエロファンタジーでした。
森と自然を守護する貴腐として生まれたリュウとタカ。二人は、二人で一つの存在です。
お互いの精を与えあい奪い合うことでしか生きられない。
でも、人間に肩入れしすぎて片割れを殺してしまったリュウは、人間界で生きることを余儀なくされる。そこでタカに再会して、そして──。
とにかくエロかった。すさまじいセックスです。なんかもう、価値観変わりそう。エロが芸術だと言…

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