宝井理人さんのレビュー一覧

花馨る雨の名を 小説

千島千鳥  宝井理人 

雨の情景と馨りが二人を結びつける

読みはじめの感想としては詩集を読んでいる感じでしょうか、冒頭から主人公たちの
心の声がにじみ出るような文章で始まる作品みたいでした。
簡単に言えば長文の文章としては大変読みづらい、軽快にサクサク読める作品では無い。
でも、読み進めると味わいがあると思える内容でもあります。

出会いは大学生の時で、コンパで泥酔した受け様を親しくもない後輩の攻め様が
雨の中を送ったことが出会いで、その時に…

4

花馨る雨の名を 小説

千島千鳥  宝井理人 

うっとりと吸い込まれる

宝井理人さんの素敵な表紙と、タイトルに惹かれて購入しました。

ストーリーとしては、ある港町にひっそりとある中国茶カフェ(どちらかというと喫茶?)を舞台に、以前ある種の事故のように関係を持ったことのあるふたりが出会い、想いが通じ合うまでが丁寧に、ゆっくりと書かれています。
そのときのことが忘れられず、ずっと想いを胸に秘めていた長谷部と、酒に酔っていてそのときのことは覚えておらず、初対面のよう…

4

「深海の藍色に染まる頃」花馨る雨の名を番外編 グッズ

二人の愛は底知らず

本編後の二人の様子だが、番外なので少し毛色の違った風味が楽しめるかと思えば、本編と同じトーンで進んでいる
相変わらず情景描写があって。(ちょっとワンパターンでつまらない?)
MRをやめて入谷の店の店員になった長谷部は本編でも料理の腕を披露していたが、この短編の中の場面は二人の食事風景です。
長谷部はいつも入谷を見ていて、ちょっとした仕草にどうも触りたいとか欲情しているのかな?
店長と店員、…

0

花馨る雨の名を 小説

千島千鳥  宝井理人 

文章が気になって話しに入れなかった一例

よく「つかみはOK」と言って導入部分の引き込まれでその作品に対する印象が左右されることがあるのですが、最初読み始めた時、あからさまな雰囲気を匂わす文章が、実にわかりにくく、言葉の使い方とか、選び方とか、そんなものにイラ立ちを覚えて最後まで読んだものの、気に入らなくて放り投げてしまいました。
再再読でなんとか冒頭が理解できたものの、最初に力を入れすぎているのか、中盤から後半が息切れしたように感じま…

11

花のみぞ知る (1) コミック

宝井理人 

有川くんの性格羨ましい。

この作家さん、原作付きの漫画しか読んだことないのでオリジナル初挑戦です。
しかしこれまでと同様、繊細で綺麗なお話だという印象を受けました。

有川くんの猪突猛進な言動にいつも驚かされます。
自分に正直な性格は羨ましい。

御崎くんには何やら秘密があるようなので、今後が気になります。
完結してるし早く集めたい(汗)

有川の元カノのかなみちゃんが理解力あってめっちゃいい子です。

2

花のみぞ知る (3) コミック

宝井理人 

BL初心者が読むにはもってこい。

シリーズ最終巻。
1巻の時から『ちょっと浮世離れしたような上品さ』のある作品だな~と思っていた大学生のお話でしたが、やっぱり最後までその印象が崩れることはありませんでした。
繊細で理想的なキレイなラブストーリー。
キレイにまとまりすぎて物足りない気がしなくもないですが、良くも悪くもとりあえず二人が幸せそうなところをちゃんと見納められてよかったです。

今回の最終巻でようやくミサキは過去の…

4

花のみぞ知る (2) コミック

宝井理人 

キレイなだけでグッとはこない…

美形でモテるタイプの好青年・有川(法学部生)と、ちょっと影のある美人で大人しめの青年・ミサキ(農学部の研究生)のラブストーリー第2弾。
1巻は「出会い編」で恋の展開はなかったけど、2巻でようやく二人の恋が始動した感じです。

また、ミサキの過去や、過去の男(未遂。元彼ではない)が出てきて、1巻で感じた爽やかさよりは、シリアスさが増しました。
しかしながら、1巻で感じた『ちょっと浮世離れした…

3

花のみぞ知る (1) コミック

宝井理人 

第1巻

丸ごと一冊全部がひとつのストーリーです。

第一巻なのですが・・・出会ってお話が始まったばかり・・・
と言うところで終わっております。

有川くんはとっても天然な感じですねw
逆に御崎くんは、色々考え込んでしまうタイプのような。。。
自分に無いものを持っていると、人って魅力的に映りますよね~。
そんなところから惹かれていくんですね^^

この後は、御崎くんの過去があらわになって…

2

セブンデイズ FRIDAY→SUNDAY コミック

橘紅緒  宝井理人 

印象が薄いな

今っぽい・・・のかな

なんかサラリとして。

買おうか迷っている人がいたら
「誰かから借りたら?」
と言ってしまいそうな作品。

2

にせ王子ピナ 小説

大鳥香弥  宝井理人 

ほのぼのかわいい。

初読みの作家さんでした。
ほのぼのかわいい感じ。

敵国の王子・アスランに捉えられた王子・ピナ。
ピナは実は王子の身代わりとされただけのゴミ拾いで。
生き延びるため王子の代わりとして、アスランの奴隷となるのだが…。

やさしい敵国の王子の奴隷ということで、アラブ系な展開の奴隷とはまるで違いました(当たり前)
奴隷は奴隷なので週に一度くらいの割合で抱かれる行為はあるのですが。
最初…

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