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杉原理生 宝井理人
絵夢
ネタバレ
フリーの映画ライター水原英之は、偶然観たフイルムコンテストの応募作品からかつてひと月だけ一緒に暮らした笹塚遼と再会します。 一瞬でしたが過去を共有したふたり。 過去と現在を行ったり来たりしながら静かに話が進んでいきます。 「遼 壊れないものはないんだよ」英之のその一言がとても印象に残りました。 誰も好きにならないと心を閉ざしながらも子供の頃からずっと英之を思っていた遼の心を解き放ったの…
橘紅緒 宝井理人
御影
人を好きになるのに、外見から入る篠は、後輩の芹生と一週間限定のお付き合いをすることになります。お付き合いとっても、ずっと好き焦がれて結ばれたわけでも、一目惚れして結ばれたわけでもなく、ノリで一緒になってしまったような感じです。 二人は、一緒にラーメンを食べたり、買い物をしたり、映画を見たりと、お付き合いの内容は本当に初々しいです。 それだけに、一週間限定、ノリで一緒に付き合ってい…
千島千鳥 宝井理人
ありC
雨の情景、中国茶専門のカフェ。どちらも私の激・好きなものです。 あれ、この作者さん私の分身?という冗談はさておき。 作品の最初に雨の情景や濡れた体などの様子が丁寧に、雰囲気たっぷりに書いてあるんですね~。 こういう表現大好きだからいいんだけど、読めば読むほど惜しいっ!!実に惜しい文章です!! 以下、辛口注意です。 作品全体を見渡すと、表現が少しくどいかな、と。 雰囲気を醸し出す…
Rutskin
表紙が宝井さんだったので目がいき、タイトルの詩的な流れに惹かれました。 唐突な冒頭シーンにびっくりしました。その時の”先輩”とその後再会の”店長”がとっさに結びつかなくてちょっとまごつきましたが、不器用なふたりの不器用な近づき方を読んでいるうちにこのお話しが好きになりました。 随所にちりばめられた、やさしい中国茶のおかげも多分に。きっと。 癒し、思いやり、やさしさ、それらに見え隠れする臆…
marun
読みはじめの感想としては詩集を読んでいる感じでしょうか、冒頭から主人公たちの 心の声がにじみ出るような文章で始まる作品みたいでした。 簡単に言えば長文の文章としては大変読みづらい、軽快にサクサク読める作品では無い。 でも、読み進めると味わいがあると思える内容でもあります。 出会いは大学生の時で、コンパで泥酔した受け様を親しくもない後輩の攻め様が 雨の中を送ったことが出会いで、その時に…
壱華
宝井理人さんの素敵な表紙と、タイトルに惹かれて購入しました。 ストーリーとしては、ある港町にひっそりとある中国茶カフェ(どちらかというと喫茶?)を舞台に、以前ある種の事故のように関係を持ったことのあるふたりが出会い、想いが通じ合うまでが丁寧に、ゆっくりと書かれています。 そのときのことが忘れられず、ずっと想いを胸に秘めていた長谷部と、酒に酔っていてそのときのことは覚えておらず、初対面のよう…
茶鬼
本編後の二人の様子だが、番外なので少し毛色の違った風味が楽しめるかと思えば、本編と同じトーンで進んでいる 相変わらず情景描写があって。(ちょっとワンパターンでつまらない?) MRをやめて入谷の店の店員になった長谷部は本編でも料理の腕を披露していたが、この短編の中の場面は二人の食事風景です。 長谷部はいつも入谷を見ていて、ちょっとした仕草にどうも触りたいとか欲情しているのかな? 店長と店員、…
よく「つかみはOK」と言って導入部分の引き込まれでその作品に対する印象が左右されることがあるのですが、最初読み始めた時、あからさまな雰囲気を匂わす文章が、実にわかりにくく、言葉の使い方とか、選び方とか、そんなものにイラ立ちを覚えて最後まで読んだものの、気に入らなくて放り投げてしまいました。 再再読でなんとか冒頭が理解できたものの、最初に力を入れすぎているのか、中盤から後半が息切れしたように感じま…
宝井理人
KONOKA
この作家さん、原作付きの漫画しか読んだことないのでオリジナル初挑戦です。 しかしこれまでと同様、繊細で綺麗なお話だという印象を受けました。 有川くんの猪突猛進な言動にいつも驚かされます。 自分に正直な性格は羨ましい。 御崎くんには何やら秘密があるようなので、今後が気になります。 完結してるし早く集めたい(汗) 有川の元カノのかなみちゃんが理解力あってめっちゃいい子です。 …
イチ。
シリーズ最終巻。 1巻の時から『ちょっと浮世離れしたような上品さ』のある作品だな~と思っていた大学生のお話でしたが、やっぱり最後までその印象が崩れることはありませんでした。 繊細で理想的なキレイなラブストーリー。 キレイにまとまりすぎて物足りない気がしなくもないですが、良くも悪くもとりあえず二人が幸せそうなところをちゃんと見納められてよかったです。 今回の最終巻でようやくミサキは過去の…