宝井理人さんのレビュー一覧

花のみぞ知る (1) コミック

宝井理人 

宝井先生らしい繊細さ

宝井理人先生らしい繊細な作品です。3巻完結なので心理描写に存分に時間が使えるのが強いですね。編集に愛されてるなぁ。

この時点ではまだそんなにハマってません。絵は綺麗で、人物の背景を徐々に見せていく感じや、大学の農学部と法学部という舞台の使い方はとてもうまいです。でも、好きなタイプの作品かというと繊細で綺麗で優しすぎて違う。もっと人間の嫌な部分が見え隠れするような作品が好きなので、少なくとも1…

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テンカウント 1 コミック

宝井理人 

高評価を裏切らないお話です!

なるべくネタバレしないように書いたつもりですが、少しだけ2巻以降にも触れてますのでご注意ください!

臨床心理士×潔癖症 という組み合わせだけで、潔癖症なのにどうやって距離を詰めていくの?! 臨床心理士の攻めに潔癖症の受けがどんどん触れていくの楽しみ! と、設定だけで萌えが詰まっている作品だと思います。
読んでみても、読むまえのドキドキ感を裏切らない面白さでした!

最初は、秘書という仕…

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花のみやこで コミック

宝井理人 

No Title

『「服が」じゃなくて御崎の事がすっげーかわいいって思ったんだよお』

表題作については沢山レビューがあるので「花のみごろに」に絞ってレビューします。
終始甘々な雰囲気で特に後編は酔っ払ったようなテンションですが、宝井さんの絵柄が硬質な感じなので不自然な感じとかは無く楽しく読めました。

弟の友人を女装させるのが趣味の姉に無理やり変身させられた御崎を見て思わず「かわいい」と呟く有川ですが、…

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きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

14年の想いは強い!

あらすじは、上記を参照してください。

流れとしては、中盤まで苦しくその後乗り越えて幸せになる物語。
私としては前半の高良が、諏訪と真山のいちゃいちゃや、諏訪の浮気を目の当たりにしなければならないことが辛かったです。
でもそれも真山に対しての想いが強くなる要素だったのだなぁと思いました。
真山のイメージが言葉遣いや出会いの印象で、どうしても綺麗な人にはならず、また高良もか弱いイメージにな…

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セブンデイズ MONDAY→THURSDAY コミック

橘紅緒  宝井理人 

うーん

ストーリーが淡々と流れて大きな変化が目に見えて分からない感じが苦手だと苦痛も知れないです、、、私は合いませんでした

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花のみやこで コミック

宝井理人 

表題作にじっくり浸りたかった

◆花のみやこで(表題作)
 辻村教授(基春)と御崎の祖父・晶との物語。基春の年齢が分からないので確かではありませんが、勝手に昭和初期〜中期くらいかなとイメージして読みました。個人的に明治〜昭和初期の雰囲気が大好きなので、そうと分かった時は嬉しかったですね。ただ、宝井先生の絵はとても現代風で崩しにくい綺麗なタッチなので、キャラにしても雰囲気にしても、レトロ感を出せるかという点においては少し限界を感…

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花のみぞ知る (3) コミック

宝井理人 

有川の台詞がずるい

 2巻で既に想いが通じ合っているので、この巻では一度ピンチもあるものの、ほぼほぼ甘い雰囲気の2人が楽しめました。有川の攻め方がかなり大人びているというか、落ち着きがあって、色っぽいなぁと思いました。別に背伸びした台詞を言っているわけではないのだけど、濡れ場でも常に自分の今の気持ちを素直に口に出すので、言葉の少なさに慣れている日本人的感覚からすると、とても余裕があるように感じるんです。若くてここまで…

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花のみぞ知る (2) コミック

宝井理人 

川端という人物をもっと知りたい

 有川と御崎の関係は徐々にではありながらも、割とスムーズに距離が縮まっていくので、すれ違いが長いなどと感じることもなく十分萌えの得られる2巻目でした。有川は1巻の中盤くらいまで自分の感情のままに行動するところが目立っていましたが、こちらではもうかなり普通の性格のキャラになっていた気がします。普通に悩んだり、普通に反省したり。私はそれも彼の心の変化だと受け入れ楽しめましたが、最初の頃の有川が好きとい…

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花のみぞ知る (1) コミック

宝井理人 

この雰囲気がどこまで崩されることになるのか

 まだこの時点では可もなく不可もなくという印象だったので、萌評価に留めました。周りを気にせず自分の感情のままに行動する性格の有川ですが、めちゃくちゃ空気が読めないというほどでもなく、相手の機微には敏いようなので個人的には好感の持てる攻めでした。一方、若干コミュ障気味な御崎。彼にはあまり明るくない過去がありそうなので、今までどんな生活をしてきたのか非常に気になりますね。2人を包む柔らかい雰囲気が失わ…

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teenage blue 小説

月村奎  宝井理人 

10代男子

「アオハル特集」で取り上げられていたので読んでみました。
読み終わってから数日経ちますが、家族との距離感に悩む思春期男子というのを丁寧に描いていたところが良かったと思います。
良くも悪くも親とは切り離せず、親に左右されてしまう立場、ささいなことで不安定になってしまうところがいかにも10代といった感じで、それがこの作品の良さに繋がっていたと思います。

仕事熱心ゆえに子供を放置気味だったはず…

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