宝井理人さんのレビュー一覧

花のみぞ知る (3) コミック

宝井理人 

有川の台詞がずるい

 2巻で既に想いが通じ合っているので、この巻では一度ピンチもあるものの、ほぼほぼ甘い雰囲気の2人が楽しめました。有川の攻め方がかなり大人びているというか、落ち着きがあって、色っぽいなぁと思いました。別に背伸びした台詞を言っているわけではないのだけど、濡れ場でも常に自分の今の気持ちを素直に口に出すので、言葉の少なさに慣れている日本人的感覚からすると、とても余裕があるように感じるんです。若くてここまで…

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花のみぞ知る (2) コミック

宝井理人 

川端という人物をもっと知りたい

 有川と御崎の関係は徐々にではありながらも、割とスムーズに距離が縮まっていくので、すれ違いが長いなどと感じることもなく十分萌えの得られる2巻目でした。有川は1巻の中盤くらいまで自分の感情のままに行動するところが目立っていましたが、こちらではもうかなり普通の性格のキャラになっていた気がします。普通に悩んだり、普通に反省したり。私はそれも彼の心の変化だと受け入れ楽しめましたが、最初の頃の有川が好きとい…

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花のみぞ知る (1) コミック

宝井理人 

この雰囲気がどこまで崩されることになるのか

 まだこの時点では可もなく不可もなくという印象だったので、萌評価に留めました。周りを気にせず自分の感情のままに行動する性格の有川ですが、めちゃくちゃ空気が読めないというほどでもなく、相手の機微には敏いようなので個人的には好感の持てる攻めでした。一方、若干コミュ障気味な御崎。彼にはあまり明るくない過去がありそうなので、今までどんな生活をしてきたのか非常に気になりますね。2人を包む柔らかい雰囲気が失わ…

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teenage blue 小説

月村奎  宝井理人 

10代男子

「アオハル特集」で取り上げられていたので読んでみました。
読み終わってから数日経ちますが、家族との距離感に悩む思春期男子というのを丁寧に描いていたところが良かったと思います。
良くも悪くも親とは切り離せず、親に左右されてしまう立場、ささいなことで不安定になってしまうところがいかにも10代といった感じで、それがこの作品の良さに繋がっていたと思います。

仕事熱心ゆえに子供を放置気味だったはず…

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テンカウント 1 コミック

宝井理人 

とても素晴らしいです

最初読む前の表紙を見た時から繊細で切ない印象があって、実際読んでみてあぁ…切ないけど素敵だ…という感じがしてとても好きです。
まず、潔癖症という設定が素晴らしい。BL物として潔癖症で人に触れないという事はこれからどう展開していくのだろうというのを綺麗に塗り替えてくれました。これは次巻も買わなければなと思いました。

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きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

ちょっとイラっとするんだけど。

作家買いなのですが、他の作品より”萌え”が遠回りで、最初に読んだときは”うーーん”、ピンときませんでした。受けの”マヤちゃん先輩”が典型的な”だめんずウォーカー”(ちょっと懐かしい)で、あまりにじれったくて切なくて…。。。納得できん。。と悶々としてたら、”ずっと、きみが好きだった”に救われました。
高校生の切ない青春より、大人のラブラブ派です。
大人になってようやく持ち味を伸ばしていい男になっ…

2

きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

長丁場

高校生ものと思っていたため熟成していたのをようやく読みました。高校生編→社会人編と続く十数年にわたる恋物語で、ああ良かった!と思ったんですけど、なんとなく盛り上がりにかけたので萌。攻め受けとも好きだったんですけどね・・なぜかな。単行本の文庫化「本編(高校生編)140Pほど+社会人編160Pほど」+応募者全員サービス小冊子のお話21P+書下ろしSS16Pほど。

開業医(眼科)の家に生まれた高良…

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非BL作品

グランネリエ 3 非BL コミック

宝井理人 

クロエの再登場はいつ?

「テンカウント」の1巻や「花のみやこで」が好きな自分にはとてもハマれる世界観です、BL要素に関しては妄想を駆使すれば何とかという感じです。

ファンタジー要素や謎解き要素はありますがどちらかというとキャラクターの感情の機微や美しい草花が描きたいんだろうなという印象を受けました。

後半から新キャラが出てきましたが黒瀬君の髪を長めにしたようなルックスで性格も似ています、短髪好きでないならおす…

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花馨る雨の名を 小説

千島千鳥  宝井理人 

文体が合わずにのれなかったので残念でした

随分古風な文章を書く人なのだなというのが第一印象です。

香りでも薫りでもなく馨りというのが、真夜中に雨の音だけが聞こえる暗い部屋に漂ってくるというイメージが凝縮されているような場面を思いい浮かべました。

プロローグは雨の音と漂ってくる何かの馨りと濡れたふくらはぎなどが意味深に語られ文学的な表現でした。
抽象的な詩のような文章で焦点の合ってない映像を見続けているみたいで疲れました。

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きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

色々と不可解

『きみが好きだった』凪良ゆう先生 読了

はっきり言って趣味じゃありません。寝取り寝取られは自分的にダメなネタで、せめて第1章まで読み終えようと思ったけど流石に我慢して読む意味も分からなくなってきて第1章手前まででやめました。

個人的な考え方ですが、恋人同士の間では両思いならどういう形の付き合いでも、当事者が納得するなら赤の他人に言われる筋合いはないと思っている。諏訪は恋人と常に一緒…

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