宝井理人さんのレビュー一覧

花のみぞ知る (2) コミック

宝井理人 

有川くんは王子様

花のみぞ知る(2)では、御崎くんのストーカーである川端氏の存在が明るみになります。
御崎くんはご家族が事故や病気で亡くなり、ほぼ天涯孤独状態です(親戚はいると思います)。
そんな御崎くんを守りたい川端氏が不気味に描かれているので、有川くんの王子様っぷりが眩しいです。

途中、有川くんが自分の気持ちを自覚するまでの繊細な心の揺れが読んでいるこちらまで切なくなりました。
ただ、御崎くんが病気…

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花のみぞ知る (1) コミック

宝井理人 

出会う運命だった2人

最近BLを読むようになり、自分にとっての神作品だと思った3作品中の1作品(シリーズ)です。
花のみぞ知るはBL初心者の方はもちろん、BLに興味が薄い方にもおすすめします!

宝井先生の綺麗な絵と繊細なストーリーで、2人の気持ちの変化や少しずつ縮まる距離感に引き込まれます。
有川くんの天然王子様と御崎くんのドジな美人さんの大学生設定がとてもいいです。
おそらく2人の通っている大学のモデルは…

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花のみぞ知る (3) コミック

宝井理人 

綺麗な幕引き

途端に激甘です。1,2巻でベタベタした甘さがなかったのに、どろっどろに甘い。突然の少女漫画。

川端にも意味は違いますが甘い展開でしたね。彼にこういった形の救済があるところは珍しいかもしれない。当て馬を救済するのは、スピンオフでのお相手さんであることが多い気がしますが、ここでは完全に主役たる御崎が川端を救って完結します。なんでここまでサイコ野郎になってしまったのか謎な人。20歳そこそこで自分の…

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花のみぞ知る (2) コミック

宝井理人 

独特な当て馬

初めて読んだ時の感情がはるか前過ぎて忘れてしまった。結構前の作品なので、ひょっとしたらこの雰囲気のBLモノはこの作品が走りだったのかもしれませんが、いま読むとよくある展開に思えてしまう。これが売れたから類似品が増えたのかもな。BL史には名前が残る作品だと思う。

川端(御崎の祖父の教え子)はなかなか面白いキャラです。家庭の抑圧で〜って設定はありきたりなのですが、ここでガッツリ手を出すことはなく…

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花のみぞ知る (1) コミック

宝井理人 

宝井先生らしい繊細さ

宝井理人先生らしい繊細な作品です。3巻完結なので心理描写に存分に時間が使えるのが強いですね。編集に愛されてるなぁ。

この時点ではまだそんなにハマってません。絵は綺麗で、人物の背景を徐々に見せていく感じや、大学の農学部と法学部という舞台の使い方はとてもうまいです。でも、好きなタイプの作品かというと繊細で綺麗で優しすぎて違う。もっと人間の嫌な部分が見え隠れするような作品が好きなので、少なくとも1…

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テンカウント 1 コミック

宝井理人 

高評価を裏切らないお話です!

なるべくネタバレしないように書いたつもりですが、少しだけ2巻以降にも触れてますのでご注意ください!

臨床心理士×潔癖症 という組み合わせだけで、潔癖症なのにどうやって距離を詰めていくの?! 臨床心理士の攻めに潔癖症の受けがどんどん触れていくの楽しみ! と、設定だけで萌えが詰まっている作品だと思います。
読んでみても、読むまえのドキドキ感を裏切らない面白さでした!

最初は、秘書という仕…

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花のみやこで コミック

宝井理人 

No Title

『「服が」じゃなくて御崎の事がすっげーかわいいって思ったんだよお』

表題作については沢山レビューがあるので「花のみごろに」に絞ってレビューします。
終始甘々な雰囲気で特に後編は酔っ払ったようなテンションですが、宝井さんの絵柄が硬質な感じなので不自然な感じとかは無く楽しく読めました。

弟の友人を女装させるのが趣味の姉に無理やり変身させられた御崎を見て思わず「かわいい」と呟く有川ですが、…

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きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

14年の想いは強い!

あらすじは、上記を参照してください。

流れとしては、中盤まで苦しくその後乗り越えて幸せになる物語。
私としては前半の高良が、諏訪と真山のいちゃいちゃや、諏訪の浮気を目の当たりにしなければならないことが辛かったです。
でもそれも真山に対しての想いが強くなる要素だったのだなぁと思いました。
真山のイメージが言葉遣いや出会いの印象で、どうしても綺麗な人にはならず、また高良もか弱いイメージにな…

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セブンデイズ MONDAY→THURSDAY コミック

橘紅緒  宝井理人 

うーん

ストーリーが淡々と流れて大きな変化が目に見えて分からない感じが苦手だと苦痛も知れないです、、、私は合いませんでした

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花のみやこで コミック

宝井理人 

表題作にじっくり浸りたかった

◆花のみやこで(表題作)
 辻村教授(基春)と御崎の祖父・晶との物語。基春の年齢が分からないので確かではありませんが、勝手に昭和初期〜中期くらいかなとイメージして読みました。個人的に明治〜昭和初期の雰囲気が大好きなので、そうと分かった時は嬉しかったですね。ただ、宝井先生の絵はとても現代風で崩しにくい綺麗なタッチなので、キャラにしても雰囲気にしても、レトロ感を出せるかという点においては少し限界を感…

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