穂波ゆきねさんのレビュー一覧

その時ハートは盗まれた コミック

金丸マキ  穂波ゆきね 

バター醤油餡かけなフレンチ

見映えの良い尻軽貴族と怪盗の体から始まる恋と
言う題材をバタ臭さよりは幾分醤油風味が強い加減で
仕上げてある表題作+「be nice」。
学園内のドタバタをあっさり纏めた「人は見かけによる
ものだ」。そして、アメリカの政治家と秘書をカップルに
起用した「接吻〈KISS〉スキャンダル」。

穂波さんの絵は元々何処かに洋風なモダンさを滲ませて
いる画風でしたから、海外が舞台になった作品…

1

薄紅に仇花は燃ゆる 小説

神奈木智  穂波ゆきね 

恋をしり切なさ増して

男花魁と骨董商の若旦那、前作「群青に仇花は咲く」で久弥が佳雨への気持ちを認め、やっと想いを通わせあった二人でしたが。しかし、それは佳雨にとっても久弥にとっても新たな苦しみの始まりでもありました。

佳雨は思いあっている男が居ながら花魁として他の男に抱かれなければならず、久弥は久弥で自分にとって大切な存在である佳雨が他の男に抱かれることを黙って容認しなければならない・・・全てをまるごと受け入れる…

3

微熱革命 コミック

鈴木せるぼ  穂波ゆきね 

誰の微熱?

委員長・三崎航平には腑におちない事があった。
二週間程前に転校してきた天方桜太(あまかたおうた)と
そのいとこだと言う神鳥龍樹(かんどりたつき)との
主従とも思える関係。二人の間に肉体関係もある事を
知った航平がやがてたどり着いた真実とは?

龍王の息子と気の穢れを浄化させる力を持つ座敷わらしの
主従関係の様な恋愛模様を中心にして描き出される表題作
「微熱」シリーズ(革命・モラトリ…

0

群青に仇花の咲く 小説

神奈木智  穂波ゆきね 

もどかしさと切なさと。

遊郭、花魁モノです。

花魁モノというと男であることを隠し女として生きている話が多い中、この話のに出てく花魁の佳雨(かう)は、花魁は花魁でも「男花魁」なのです。

頭に男とつくくらいなので男であることを隠したりせず、堂々と男として花魁の道を歩んでいます、客の前に出るときは、華やかに着飾るために女物の着物に袖を通したりもしますが客に連れられ外に出るときは普通に男の格好をして出かけますし、友人…

5

革命は花の香り 桃花男子 小説

岡野麻里安  穂波ゆきね 

異世界で巫女姫様に!?中華風ファンタジー

高校一年生の小松千尋は、イギリスと日本の血をひく美少年。
女子から絶大な人気の尾崎櫂とは幼なじみだ。
そんな二人が、「午前三時にプレイすると霊が出る」と噂されるPCゲーム『蓬莱伝』にトライすることに。
ところが、目の前に現れたのは…パンダ!?
そして、伝説の巫子姫として悪逆非道の蓬莱王に追われる千尋―異世界に飛ばされてしまった二人は、現実世界に戻れるのか!?

(あらすじが掲載されてい…

3

育生&国立シリーズ(4) PROPOSE<求愛> 小説

菜槻さあり  穂波ゆきね 

順当に進行中

中だるにみにもならず必要以上に重くもならず、
高校男子の恋愛模様順当に進行中。
それなりに切ないですが、基本はラブコメです。

同時収録作は脇役君のサイドストーリー。

1

ビーナスkiss!! コミック

菜槻さあり  穂波ゆきね 

補完熱

『国立&育生』シリーズコミック化第一弾。
原作のテンポを損なわず、又ボーイズラブらしい
部分もしっかり補完して展開しております。
一つだけ難点を言えば、表題作が(雑誌連載の
都合で)三分割された上、最後のパートを次の
コミックス『フラワーコーポレーション』に収録して
いる事。連載故の宿命ですが、惜しい部分です。

穴埋め劇場でかなり楽しめますから、±0と思えば
良いかも知れません…

0

フラワーコーポレーション コミック

菜槻さあり  穂波ゆきね 

コミック化第二弾

『国立&育生』シリーズコミック化第二弾作品。
今回もテンポ良く進んでおります。
ノベルズ版の予備知識がなくても割に楽に作品
世界に入り込めるだろうか、と。若干の復習は
必要そうですが。

0

文庫版 育生&国立(2) ビーナスkiss!! 小説

菜槻さあり  穂波ゆきね 

二冊分割

花丸ノベルズ版『ビーナスKISS!!』文庫化第二弾です。
イラストも一新されております。
なお、これ以降『国立&育生』シリーズは文庫化されて
いません。
この話だけを読んでも恐らくシリーズの雰囲気は掴める
のではないかな、と。

同時収録作はノベルズ版『2・14事件』同時収録の部活の
先代達の話です。

0

文庫版 育生&国立(1) はいすくーる☆ルーレット 小説

菜槻さあり  穂波ゆきね 

新しい顔

花丸ノベルズ版『ビーナスKISS!!』の文庫化
第一弾です。イラストも新規に描き下ろされて
います。

表題が『はいすくーる☆ルーレット』になっている
のはノベルズ版の副題を踏襲したからですね。

同時収録作『BINKAN』は本編とは舞台を同じく
するのみの別の話です。本編を余り知らずとも
楽しめるでしょう。

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