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神奈木智 穂波ゆきね
つかさ
ネタバレ
大事な場面で、このおまじないがないと成果が出せない桂は、そろそろ草のおまじないから自立しないと…と思う。 草が自分にしてくれる行為は、ボランティアだと聞かされ自立の決心を固める。 しかし草の代わりを桂の親友・香一が名乗りをあげると、なぜか余計に草の事を意識してしまう。 それから草に抱きしめられると、落ち着くどころか動機が激しくなってとても穏やかでいられない。 草も本当は桂が好きなんだけど……
鹿住槇 穂波ゆきね
葡萄瓜
涼司が優先させたのは、友情よりも一瞬の欲だった。 透が優先させたのは、一瞬の欲の向こうにある何か だった。 涼司の感覚では、友情と欲は並立できるものだった。 でも透にはその感覚が理解できなかった。 徐々に欲求に対して狡猾になってゆく自分に目覚めて しまったから。 透を開花させたつもりの…多分今でもそう思って いる涼司は、自覚なきままに違いを先に判った透に 育てられた。 …
菱沢九月 穂波ゆきね
もと
塾講師の石田と、同じ塾で講師のバイトをしている鴻島のお話。お話は石田視点で語られます。 お互いが片思いをしてたのに、お互い全く気付かず1年半も友人として付き合ってきた二人。あるきっかけで思いもよらず鴻島の方から告白されて嬉しいと思う石田でしたけど、その心の奥底には重くて静かな決意があったのです。 よくあるBLならもうここまでで一ストーリ行っちゃえる?って展開ですが、全然そうはなりません。これか…
高口里純 穂波ゆきね
寮長・酉島雄飛と生徒会長・筒井参吾の 甘ったるい愛の日々は周囲に思わぬ余波を 与えていた。 愛の目覚めか?否、カップルいじりと言う 娯楽を与えていたのである…。 色気と健気さを増幅しつつあるのにここまで 純白に近い受も珍しいのやも知れません。 これは穂波さんの絵柄が与える印象でもあるで しょうし、出来上がりそうになると上手に茶々を 入れる高口さんの原作の上手さでもあるでしょう…
秀育学園の寮長となった酉島雄飛の日々は なんだかんだと波乱に満ちている。 最初は馴染めなかった男ハーレムの空気にも 知らず知らずの間に染まり、雄飛自身もまた 何時しか…そして、周囲も…。 と、ここまで粗筋を書けばなんだお約束展開に なっただけだろうがと鼻で笑われる方もお出で でしょう。でも、あまあまといっても正直申し上げて 笑いの要素が抜けきった訳ではありません。 むしろあま…
ごく普通の田舎の中学生だった酉島雄飛の運命は、 兄・森生が秀育学園に勤める教諭だったと言うだけで 大いに変更を余儀なくされた。 降って涌いた移転する秀育学園の地主と言う役割。 男子校である秀育学園の内実が男ハーレムだったと いう真相。そして分校移転を根に持ち雄飛を辱めようと する男ハーレムの黒幕達。 雄飛は、果たし純粋なままでいられるのだろうか…。 …などと道具立ては伝統的な学…
菜槻さあり 穂波ゆきね
『育生&国立』シリーズよりのコミック化。 原作はそれぞれ以下の通りです。 表題作 ← 『2・14事件』 http://www.chil-chil.net/goodsDetail/goods_id/418/ 同時収録作 ← 『PROPOSE<求愛>』同時収録作 http://www.chil-chil.net/goodsDetail/goods_id/615/ …
タイトルが全てを物語ってしまっています。 主人公達はそれぞれの恋のために渇き、 そして同時に共犯者であり、そして肌を 重ねている。 そこには多分想いの入り込む余地は 無いのでしょう。 良き作画者を得たお陰で、張り詰めた 空気に少し潤いが加わったのが幸いです。
思い返せば…評者がこのシリーズよりも先に 国立&育生シリーズを手に取り読んだのは 天の配剤と言うべきなのやも知れません。 国立&育生シリーズと同じ地平線上に存在する 世界ではありますが、ノリは確実に違います。 確かにこれもまたボーイズラブです。 ただ、ライトノベルのノリに相当近しいのでそう言う 点では読み手を選ぶやも知れません。
男の子同士がいちゃつく物語をボーイズラブと 称するならば確かにこの物語もありでしょう。 たとえそれがイチャツキとドタバタ喜劇だけに 終始しても、ボーイズラブの範疇ならば。 これで物語が完結していれば、まだ良いの ですけどね。いやほんと。