穂波ゆきねさんのレビュー一覧

他人じゃないけれど 小説

樋口美沙緒  穂波ゆきね 

ちゃらんぽらんなへたれ攻

すごく面白かったです。

あらすじは大体こんな感じ↓

画家の父を亡くした篤史は父の同業者である久代の家に引き取られます。久代は優しいけれど、息子の忍は時々冷たい。種明かしすると、忍はずっと篤史に片想いしていて、篤史が忍より久代に懐いているから心中穏やかではないという微妙な三角関係。叶わない恋に苦しむ忍はやけっぱちになって色んな女性と付き合いますが、当然の如く長続きしません。篤史はそんな忍…

6

硝子の筐 小説

真崎ひかる  穂波ゆきね 

読みやすかったです。

途中シリアスなシーンもあったのですが、ずっしりと重くなるような描写ではなかったので、さらっと読み進めることができました。

寡黙な攻め様が自分の気持ちに気付いて、積極的に気持ちを伝えている場面にはドキドキさせられました。
お互いに意識しあっているシーンでは此方まで緊張してしまいました。
攻め様は寡黙でわかりにくいキャラクターだなと思っていたのですが、いろいろと大人の考えがあったのですね。
それから…

2

窓の灯とおく 小説

一穂ミチ  穂波ゆきね 

スピンオフ

「街の灯ひとつ」のスピンオフです。
読み手として、気になる登場人物だった葛井のお話です。

BL作品で、よくあるスピンオフものだと、
あるメインカプがくっついた「後」に、
そのメインカプの周りの人たちが
またBLな恋愛を繰り広げるものが多いのですが、
この作品のカプの恋愛は、
メインカプが繰り広げていたのと同じ時系列に進みます。
なので、それぞれ悩みながら恋愛している2人が
仕…

0

街の灯ひとつ 小説

一穂ミチ  穂波ゆきね 

筋の通った

一穂さん作品を読みたくての作者さん買いです。
一穂さん作品は、ずっと敬遠していたのですが、
その敬遠期間が長かったため、反動で、もっと読みたい!と
いう衝動にかられています。

この作品を読んで、一穂さんのすごいと思ったこと。
それは、色々な些細な日常のことも、
実は一筋が通っているように感じさせること。
登場人物は、当然1人の人として人生を歩んでいる訳で、
その生き方を感じさせ…

0

他人じゃないけれど 小説

樋口美沙緒  穂波ゆきね 

どうにも攻がダメ・・・

『樋口さんのほのぼの家族もの』ってことで、これならいけるかもと期待して読みました。読んでる途中からなんかこれはダメかも、と思い始め、読後の脱力感はもう言葉になりません。

とにかく篤史の後ろ向き具合が、我慢できないくらい嫌だったんですよ。なんでだろう・・・『健気・せつない』はもともと大好きですし『うじうじ・後ろ向き』だけなら、別に苦手でもなんでもないんです。むしろ好きなくらいで、それでも大好…

11

アイソポスのひそかごと 小説

崎谷はるひ  穂波ゆきね 

ステキなロマンスにうっとり

イタリア貴族のステキ「攻め」様に、いいように手玉にとられちゃった可愛い「受け」様。

自分をを見る熱い視線で気があることを確信した「攻め」様の行動は早かった。
「愛人にならないか」って!んま~、大胆ね!
さすがイタリア人。

でも、ウブだからこその何気ない「受け」様の一言に、
恋愛バロメーターがグィーンと何回も上がっちゃう「攻め」様は、
翻弄しているようでされちゃってますね。
最…

2

アイソポスのひそかごと 小説

崎谷はるひ  穂波ゆきね 

シンデレラストーリーかな?

崎谷さんのお話は好き嫌いはっきりわかれるので、シリーズもの以外の新刊はドキドキです(笑)
はじまりは、なんでこんなことに???とはてなマーク飛び交う感じでしたが、要約すると、兄と両親が相次いで亡くなってひとりぽっちになったなった真次にある日あしながおじさん(グイード)が現れて、めでたしめでたし的なお話になっていました。
真次に愛人になって欲しいともちかけるグイード、真次の兄、裕真の子を宿し産ん…

1

同い年の弟 小説

菱沢九月  穂波ゆきね 

読み応えたっぷり!な兄弟もの♪

兄弟ものでイラストが穂波先生なんて、買わずにはいられない!と発売前から要チェック!な1冊で、発売後即購入したものだったのですが、読み応えありまっせ!な厚さから
なかなか手にとらず…本棚で眠っておりました!

今回やっとこさ読み終えたのですが、うわーうわー萌え!とかなりキュンキュンさせていただきました~!!
兄弟ものは大好きで、いつも「兄弟」「弟の兄(もしくは逆)への執着」とかそういうワード…

3

凛! -RIN- コミック

神奈木智  穂波ゆきね 

袴姿が様です

 弓道部で二年生の桂は、緊張すると、同じ部でひとつ上の草に抱きしめてもらうと落ち着くという、何ともかわいい性格の持ち主です。

 昔、桂を守ろうとして、桂の父が車にひかれたこととき、草が桂に抱きしめ、落ち着けたというところからこの「おまじない」は続いています。
 
 草が女子から告白されていたり、桂が他の男子に口説かれていたりと、すれ違っていく二人です。最後に、草、大和、桂、桜沢と一緒に行…

3

同い年の弟 小説

菱沢九月  穂波ゆきね 

なるほどね

BL書籍を単行本で読むと一味違う感じがするから不思議ですよね。
イラストもド~ンって大きめなのもファン心理としては嬉しいのかも知れない。
単行本のソフトカバー版は、気安く読むには大きめなので向きではないけど、
じっくり腰を据えて楽しむ感じで読んで欲しい作品でした。
キャラの記念企画と言う事ですが、この作品の攻め様視点の番外編が電子書籍で
(Char@VOL・2)に「祈る弟」と言うタイトル…

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