total review:280957today:16
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
8/8(合計:78件)
水原とほる 片岡ケイコ
むつこ
高校生から30歳までの、洋人、隆晴、多伎の、幼馴染み三人の三角関係が描かれています。 私のツボである幼馴染みモノだったので、楽しませてもらいました。 ただ、後半がちょっと不満。 三人の中では、隆晴が一番スキです。きちんと自分の欲しいものを欲しいと言い、そのために努力を惜しまないタイプ。 作中では描かれてないけど、隆晴は多伎と洋人が両思いであることをずっと知ってたんだろうなと思う。 結局、洋人も多…
榊花月 片岡ケイコ
藤棚
主人公は火事で失った視力を、角膜移植手術で取り戻した真昼。 闇の世界から光の世界へと。見える喜びを噛み締めつつ、 高校生活を謳歌しています。 そんな彼に近づく商社勤めの久野木。 彼の優しげな言葉の裏にある冷たさ、翳りに戸惑いつつも、惹かれていく真昼。 ネタばれになりますが。 真昼に不自然に接近してきた久野木の言動で、作品の序盤から既に この人は真昼への角膜提供者の関係者(縁者)ら…
夜月桔梗 片岡ケイコ
M
パリで画商として父の手伝いをしている緒沢由利が目覚めると、そこはオークション会場で、あろうことか由利自身が商品として競売にかけられていた。 そして由利を最高値で落札したのは国民の前に姿を現すことのほとんどない、オークションの下見会で一度会っただけのB国の王子、リュシアン・ヴァンネンタール・フォン・ベルディンだった。 城へ連れて行かれた由利は、商品と思い込んだ王子に有無を言わせずエッチをさ…
坂井朱生 片岡ケイコ
Coo
両親を事故で亡くし、兄と二人きりで暮らす千智(大学生)が、 兄の入院により経済的に窮地に陥り、 バイト先の社長・柏倉から、援助を受ける交換条件として 飽きるまで彼のものになるという約束してしまう―。 と、これだけ書くと、酷い社長のように見えますが 実際のところは、情に厚い社長の親切を、千智が無下に断ったことから、 売り言葉に買い言葉となり、いつの間にかそんな話に…という流れです。 …
角膜移植で視力を取り戻したばかりの真昼は、青春を謳歌しようとしている高校生。 そんな真昼の前に現れたのが、端正な美貌の大人の男、久野木。 真昼を遊びに連れ出してくれる大人の男に、真昼は次第に夢中になって、久野木と付き合い始める。 けれど、久野木には何か秘密があるようで、笑っていても瞳の奥は笑ってなくて、どこか真昼は不安を抱えていた。 そして、ある日、二人でデートをした帰り道。…
麻生玲子 片岡ケイコ
氷雨
大学生モノです。 作品の中を流れている、透明感のある文章がたまりません。 受けの白川は不思議なやつです。 何を考えているのかわかりません。 でも、すごく魅力的です。 そんな白川に普通の大学生・西野は惹かれていきます。 それはなんだかとても自然なことのように思えます。 このシリーズは4作あるのですが 不思議なほど派手な出来事は起こりません。 引き・・・みたいな終わり方も…
中原一也 片岡ケイコ
はる
大地は、ただ若い熱情のまま、十夜のことがすきなんです。傷つけたくないと思いながらも、ずっと思い続けている気持ちを押さえきれずに、告解室で告白してしまいます。 同じ教会に司祭も数人いるので、その思いに答えることもできずみんなに知られてはいけないと、大地に会うのはいつも告解室です。 個室なのに、間に間仕切りがあって、手を伸ばせば触れられるのに、触れてはいけないというシチュエーション萌えますねえ。。…
乱菊
水原さんにしては甘く、そしてまるでメロドラマのようなストーリーだった。 本当の意味での悪人はひとりも出てこず、皆が誠実で真摯である。 こういうありきたりで先の見えるお話は、下手をすると猛烈に詰まらなくて読めたものじゃないのだが、そこはさすが水原とほる。 しっかりと描き読ませてくれた。 ただこの手の恋に翻弄される主人公がタイプ的に好きではないので、感情移入はし辛く始終イライラはしてしまった。…