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富士山ひょうた
むつこ
連作短編となってる表題作の主役二人は同棲生活してます。 優しくてあたたかくて、心がポカポカするお話でした。 ささやかな日常が、富士山ひょうたさんの素敵な絵で描かれてました。 表題作も良かったんですが、「ループハーフ」という短編がとりわけ好きでした。 主人公は、高校時代の友人に、卒業旅行で「お前が好きだ。思い出にキスさせて」みたく告白されて、「これからも友達でいたいからできない」みたいなことを言う。…
藤棚
打ち合わせ等で顔を合わせるようになって1年、 プライベートでも飲みに行くくらいになった間柄の堤と七瀬。 ある日、泥酔し無防備な七瀬を目の当たりにした時から、 堤の七瀬に対する気持ちに変化が訪れます。 親しい友人から恋愛の対象へ。徐々に気持ちを変化させて行く堤。 そんな堤に対し『男同士なんてありえない』と言いながらも、 堤との友人関係を断ち切りたくないと思う七瀬。 そんな二人の微妙…
表題作は高校生の恋でした。 真っ直ぐで切なくて、すごく良かった。私のなかにあるナケナシのピュアな部分がキュンとした。 少しずつ少しずつ進む恋っていいなぁ。 プラトニックなまま、その先を予感させつつ終わってたのも良かった。 最後の軽ーいチュッていうキスが好き。 表題作以外の二編もいい話でした。 富士山ひょうたさんは、エピソードの切り取りかたや、心理変化を描写するのが、本当に上手。
富士山ひょうたさんの描く男性の裸は、美しくて好きです。 絵がものすごく好みです。今まで読んだなかでは、日高ショーコさんの次に好きな絵だ。たまにあるギャグっぽい絵が超かわゆい。 ストーリーは焦れったいほどゆっくり進む。リーマン同士の落ち着いた話で、好感でした。 なかなかホモになる自分を認めたくない男の背中を押したのは、やっぱ嫉妬。嫉妬最高。ニヤケました。
突然マンションに現れた大学生・冬時に手錠で拘束され、 「側において・付き合って」と迫られるサラリーマン・夏目。 こうあらすじを書くと、鬼畜監禁系の作品かと思いきや。 作者は富士山ひょうたさん。ドロドロ鬼畜監禁とは、微妙に違う路線へ(笑) 犯罪行為スレスレで迫るわりには、攻の冬時の押しが弱い。 普段は強引なくせに、夏目からの拒絶の言葉にはすぐ凹む。 本当に夏目の嫌がることはできないと…
いらだちと衝動に任せて、音海が矢島にキスをしてしまいました。 情緒不安定になる音海を見て、 彼の好きな相手は自分ではないか?と、気付き始める矢島。 とにかくゆっくりなペースですが、確実に進展はしています。 勢いでお互いの体に手を伸ばし、肌を重ねた後(挿入には至らず)の、 二人の戸惑いや気恥ずかしさ。 これは友情なのか恋なのか?相手はどこまで自分の事を思っているのか?? と、グルグ…
前作「ディア・グリーン」でまったりな男夫婦っぷりを披露した矢島と音海が、 友人から恋人に変化する過程を描いたお話しの第1巻です。 じれったい物語を描かせると定評のあるひょうたさん。 この作品もスローペースで進み、とにかくじれったいです! せっかちな方には、おススメできません。 恋愛に対してテンションが低めの音海が、 矢島の「特別な存在」になりたいと思うようになり、恋心を自覚。 …
矢島は高校時代、女友達(涼子)の彼氏として紹介された音海と同棲中。 そんな二人に涼子の結婚祝いを兼ねた同窓会の報せが届くところから、 この物語は始まります。 とても好きな作品なのですが、 いざレビューを書こうと思うと難しくて困ります。 なぜならこの物語は特に大きな事件は起きず、 同棲中の日常が淡々と描かれているだけだからです。 矢島と音海が家事をしたり、 ちょっとしたことで…
ノンケの名取がゲイ寄りのバイ来生に出会って、 惹かれていくお話し。 初めは気の合う、一緒にいてすごく楽しい相手から。 だんだん来生の交友関係が気になり出して……と。 名取の視点で恋に落ちて行く過程が、大きな事件もなく 淡々とした日常生活の中で丁寧に描かれています。 来生には付き合っている男がいることを承知で、 彼に惹かれて行く気持ちを止められない名取。 来生と名取の「友達以…
うえだ真由 富士山ひょうた
はる
タイトルに、わざわざ「じれったい」とあるぐらいだから、これはなかなかのじれったい作品だろうと読んだら。。 じれる、じれる。ここまでじれったい小説をよんだことがないってぐらいじれったいです。 仕事もそこそこできるかっこいい主人公なのに、本社から移動してきた上司、宮前を前に翻弄されています。 恋愛感情をぶつけ、2人だけの時には乱れてくれるのに、会社では毛の先ほどもそんなそぶりもなく、自分のことを…