富士山ひょうたさんのレビュー一覧

不測ノ恋情(1) コミック

富士山ひょうた 

「純情」スピンオフ

未練と情とお節介が入り混じった宮田のお話しとなります。

可愛い恋人にそんな都合良く支えきれないよと突き放される宮田。
「純情」後の宮田の心境を敏感に察知され、2重のダメージでヤケ酒にフラフラな姿というのはなかなか想像のつかない部分でした。
それまでの飄々とした一面しかなかったので、立体的な人物として前作を引きずることなく切り替えることが出来ました。

伊倉のこれでもかと職権乱用する姿…

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純情(3)(小冊子付き限定版) コミック

富士山ひょうた 

そうしてこれから

将成と圭佑。
そんな呼び方にこっちが照れてしまうほど完全にでき上がってしまった2人。
付き合う相手にはそんな甘え方をするのかと、スキンシップの多さに戸崎同様不意打ち照れしてしまいます。

そうして前巻の不穏なラストが現実に。
親バレした倉田にはこれからを考えるいい機会になったのでしょうが、お母様の気性もまた倉田同様思い込んだら一直線なせいか、ホント嵐のごとくでした。
最近ではあまり考え…

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純情(2) コミック

富士山ひょうた 

告白

倉田のぶっきらぼうな提案と照れに、2人の関係が体だけからちょっとは進展したような、穏やかさに気恥ずかしくなってしまいます。

相変わらずの宮田のにやにやとしたからかい混じりのおせっかいに、何かあるのかと警戒しながらも空振り。
逆に吉岡の登場になかなか意味が見いだせずにいたのですが、着地点はそこだったのかと。

倉田のトラウマから美化し過ぎた戸崎に対する理想と現実のギャップ。
「好きだ」…

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純情(1) コミック

富士山ひょうた 

再会

「俺のこと好きだったんだろ」
初恋の相手にそんな事言われたら誰だって固まってしまいます。
戸崎がやんわりと過去の痛い思い出の一つにしてしまおうと振る舞うのに、倉田は止めを刺すように仕掛ける。

態度は酷く素っ気ないのに要所要所で口説き上手な倉田にうっかりどきどきしてしまいます。

一夜だけの関係かと思えば声を聞いただけで…?
「ヤリたくなった」と取り繕う姿が男前の癖にやたら可愛く見え…

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不測ノ恋情3初回限定版小冊子 グッズ

3つのお話の中で

宮田ごめんね、小冊子は純情話に萌えた!
だって圭祐がすごくね、可愛いんです!

1話目に純情カプの後日談。
純情3の小冊子はたしか、圭祐のお姉ちゃんの「いい話」にキュンとしましたが。
今回は、将成の女友達に嫉妬しちゃう。
圭祐かわいいし、将成もカッコいい。
ほのぼのとした日常萌えでした。

でもですね、2話目のお話の温泉がツボでして。
宮田たちと圭祐たちがばったり温泉で会ってし…

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不測ノ恋情(3)小冊子付初回限定版 コミック

富士山ひょうた 

男達のプライド

純情が好きだったので、スピンオフのこの作品も1・2巻読んでいて。
3巻でようやく完結、おめでとうございます♪
純情の良さが「付き合うまで」と「付き合ってから」のゲイ&ノンケカップルの苦悩を丁寧に描いているのなら。
不測…は「理想と違う相手と付き合う」事への苦悩を描いた作品という印象です。

タチ(攻)専門のゲイと、タチ(攻)専門のバイの男。
そんな二人が付き合うまでも大変なら、ラブラブ…

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不測ノ恋情3初回限定版小冊子 グッズ

宮田先輩はもっとやれると思うんです。

◆純情~新居の来客~
 再会した幼馴染みカップル、将成×圭祐の後日談です。同居生活にも慣れて、2人で過ごす日常が自然のものになっている2人。そこへ将成の大学時代の女友達がやってきて、圭祐が嫉妬してしまう話です。全3巻を通して2人を見てきたので、何でもない女友達に嫉妬するエピソードでは盛り上がれませんでした。相変わらずな2人が見れたのは良かったです。

◆もし純情組と恋情組が旅行先でばったり会…

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不測ノ恋情(3)小冊子付初回限定版 コミック

富士山ひょうた 

3巻に期待していましたが

「純情」のスピンオフ、完結編です。

 仕事相手という立場を利用し、伊倉(攻)に押される形で付き合うことになった宮田(攻)。きっかけは強引ながらも、2人の心の距離が縮まって行く過程が丁寧で、大人の恋愛の雰囲気が楽しめた1巻。丁寧すぎて焦れったくなってきた2巻。3巻での新たな展開を期待していましたが、相変わらず拘りから抜け出せずにいる宮田がいました。

 攻×攻の話というよりは、何故か宮田が…

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夜をひとりじめ 小説

名倉和希  富士山ひょうた 

平和に甘く面白くをお望みでしたら

目下、血湧き肉踊る海賊シリーズで頭が16世紀にスリップ中、
そんな最中に読んだのだが敗因?
あんまりぬるくて、途中から飛ばし読んでしまいました。

30代後半、仕事もできるゲイの課長・片岡は、
実は部下の新人・立花が好き。
ある日大学時代からの友人でご同類の営むバーに行くと
そこで立花とバッタリ……
立花は友人のご近所さんで幼なじみだという。

前半は、懐いて来る可愛い立花と親…

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その胸元を吐息で濡らし… 小説

麻生玲子  富士山ひょうた 

年下攻もの! 最後まで誠実さを通した、心地よい甘いラブであって欲しかった‼︎

『眠る体温』のスピン作になります。
舞台は同じでしたけど、スピンを読んでいなくても大丈夫な内容でした。

二人が惹かれあっていく過程が、とても丁寧に描かれているので面白かったです。
麻生先生らしい、甘く柔らかな文章が心地よくて、やっぱり好きな作家さんだなあと思いました。
ただ最後、お互いに気持ちを確かめ合う展開だけは嫌でした。
これがもう少し違った方向で恋人関係に持っていってくれていた…

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