富士山ひょうたさんのレビュー一覧

年下の彼の彼 コミック

富士山ひょうた 

ほのぼのあまあま!

丸ごと1冊、隅から隅まで表題作の二人の甘い話です!
まっすぐで揺らがない二人のラブが短編連作で描かれています。

「年下の彼の彼」
誕生日に無頓着な国吉に赤松がすねるという既に恋人同士の二人。

「年下の彼の夢」
赤松は夢見る寝起きのチューをしようとするも、国吉の寝相の悪さに邪魔されて…。

「年下の彼の彼」
act1 バレンタイン。おんなじチョコを買ってしまう二人が愛いです。…

1

不実な男 小説

久我有加  富士山ひょうた 

恋の先生と生徒

表題作と続編、甘い短め後日談の3作品が収録されています。

「不実な男」は、二人が恋人になるまで。
「厄介な男」は、付き合って2か月。 定家順の八つ当たりにも振り回されて柾木が不安になる話。
「悪趣味な男」は、付き合い始めて5年。悩み事のありそうな柾木に禄朗が気がつく話です。

柾木がとにかく可愛いです。
自分は愛する事ができない欠陥人間だと決め付けているのを、禄朗がそうじゃないよと…

0

伝えていいの(2) コミック

富士山ひょうた 

初期作の方はヒリついています

本編は、二人の仲が深まってゆくおはなし。
はじめの方はまだ攻めが「これはお互いの恋愛感情の上に成り立っている関係じゃない」なんてモヤモヤと考えてるけど、結果的には特に二人に亀裂の入るような誤解とか事件とか起こらずに、日常の積み重ねで想いが重なってゆく。ラストもこの二人は仲良く、長く続くんだろうなぁと思わせるような気持ちのいいまとまり方でした。

同時収録は2002〜3年の「恋情マッド」が2篇…

3

伝えていいの(1) コミック

富士山ひょうた 

伝えなきゃね

表題作は学生x社会人の、じっくり心の動きを辿りながらの深まっていく二人編。誰が読んでもキュンとしてしまう、さすがの展開です。

同時収録で2005年と2000年の作品が2点。
「猫より遠い」
体から始まった学生x社会人の、言葉が足りないがためのすれ違う想い。受けの焦りや迷い、若いがゆえの先走った絶望感。
お互い手遅れになる前に言葉が滑り出て。甘く仲直り、良かったね。

「風の音色と潮…

3

年下の彼の彼 コミック

富士山ひょうた 

てれたら負け

社会人と大学生の、ウフフな初恋物語。
既に付き合っている二人のエピソードから始まるこの本。
短いエピソード2編の後に、あらためて二人のなれそめが描かれます。
大学のゼミ室の出入り企業の営業さん、国吉・25歳・男に一目惚れしてしまった19歳の男子大学生・赤松。
国吉の方は女子ならそれなりに警戒しても、赤松が男子だったのもあって、単に人懐こい子と認識してうっかり気を許していたら、実は最初からラ…

1

伝えていいの(2) コミック

富士山ひょうた 

手繰り寄せていく気持ち

ゆっくり読み進めようと思っていたのですが、結局は我慢出来ず。
すぐさま手に取り見届けてしまいました。

あれれ…。
な始まりとなりましたがそこが安定の「らしさ」だとほのぼのしてしまいます。
着実に向かっていく気持ちは伝わってきますが、2人の間では浮かれすぎない、都合良く考えない。
そんな自制が効いているのか、もどかしくもすぐ振り出しに戻ってしまう。
それでも谷部の微妙な変化に、一喜一…

2

伝えていいの(1) コミック

富士山ひょうた 

ゆっくりと始まっていく

同時発売に浮かれていたせいか。
気付かず読んでしまいましたが2009年から続いていた作品でした。

富士山さんらしい、何か特出した出来事があるわけでもない平凡な日常の中で気の置けない存在からの告白。
向けられる好意を薄々感じながらも、そんな馬鹿なと打ち消す普通さ。
リアリティを感じるという訳ではなく、想像し易い男性像から始まり進むにつれキャラの奥深い根っこの部分が引き出される。
男同士…

1

不実な男 小説

久我有加  富士山ひょうた 

策士攻め萌え

劇団員×市役所職員の関西弁同士CP。
この作品は攻めキャラが異様に良かった!
同い年ですが学年が一つ下で敬語攻めです。

受けはノンケですが、26年の人生で誰も好きになった事がなく、
自分は欠陥人間なんじゃないかと悩んでいます。
攻めは惚れっぽい性質のゲイで、
すぐに受けに惚れて告白して、速攻振られるのですが、
受けは、自分とは逆に簡単に人に惚れる攻めに興味を覚えて、
友だちなら…

2

伝えていいの(2) コミック

富士山ひょうた 

読んだ後のほっこり感が好きです

2巻はいきなり幹(攻)が谷部(受)に、先に進めても大丈夫かなと思ってた所、待ったが…という所から始まります。

お互いそれぞれに相手の気持ちを考えて、強引に進めていく事も無く、少し進めては反省したりと、想い合っての事なのですが、やっぱりなかなか先には進んで行きません(笑)
でも、それぞれ相手の気持ちも分かるから幹は引くし、谷部は押すし(笑)
その繰り返しでいつの間にか二人の感情は同じになっ…

5

伝えていいの(1) コミック

富士山ひょうた 

やっぱり好きだな〜

富士山ひょうたさん、大好きな作家さんの一人です。

今回のお話は初出が6年前という事ですが、1、2巻同時発売ということで先を読みたいストレスを感じる事無く最後まで読めて、本当に満足度が大きいですよね(笑)
他の連載は、何年もジリジリ待ってるのもありますから(笑)

特に大きい事件や、個性的な人物が出てるという事もないお話ですが、幹(攻)の谷部(受)に対するアピールが臆病で、腰が引けてると…

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