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26/27(合計:262件)
不破慎理
久江羽
3巻目に入って、田村×堺の関係はある程度安定してきました。その分堺のヤキモチ焼きな性格があらわになってきて、相変わらずのツンですが、ポジティブ田村はそれすらも可愛がっちゃう。 この巻の半分は若いカップル、井村×重藤のお話です。 重藤は過去の恋愛のトラウマを抱えており、井村は自分の性格に自信が無いので、お互いがお互いを思いながらも微妙にズレてしまい、丸く収まるまでに時間を要しました。20歳の…
田村×堺のお話2巻目。(3巻完結) いい感じで1巻目を終えた二人でしたが、堺の娘の家出騒動や田村の見合い騒動など、他者からの横槍でギクシャクしてしまう二人。それぞれがそれぞれに嫉妬して・・・ということは、口には出さないけれど「好き」をアピールしているようなもので・・・ 1巻から出ている田村の元カノ・理枝ちゃんの活躍で窮地から救われたり、バッタバタの巻です。 田村の店(タムラモータース)の…
欠点が無いとは言いませんが、このお話がとっても好きです。 過去の作品「優しい関係」で貧乏くじを引いちゃった田村くんが主人公の1巻目です。(3巻完結) お父さんが亡くなり、実家のタムラモータースを継ぐ為に山岡自動車をやめ岡山に戻った傷心の田村くんが、同窓会で再会した堺を好きになり・・・ 大変重い過去を背負っている堺はそのことは口にしないものの、不自然に気丈に振舞う時と折れてしまいそうな時が…
親同士の再婚で兄弟になった二人のお話。ジタバタしているオコチャマな弟を包み込んじゃうお兄ちゃんの甘ーいお話。 兄弟になることを知らないままに森太郎と出会い、身体の関係を持ってしまったため、複雑な思いを抱いている16歳の良一。 母親と義父との関係を祝福しながらもやり切れず、9歳上の義兄の大人な態度にイライラするなど、思春期のこどもらしい複雑さがそこここに見受けられます。 義兄の森太郎は達観…
司のマンションで暮らし始めた二人。 田村さんが直矢にプロポーズをしてきたことにより、かえって急速に二人の関係がラブに傾いていきます。 直矢と兄、司と家族の関係も改善に向かい、紆余曲折がありながらもめでたしめでたし、司の「優しい関係」が芥川賞を受賞して終わります。 で、何が重要かといえば、悪い人は全然いないということです。 ほんの少しの価値観の違い、ほんの少し足りない言葉、辛さでふさいだ…
おとなしくて引っ込み思案な自動車セールスマンの直矢。 先輩の田村から回してもらった顧客の小説家が、7年前に突然姿を消した幼馴染の司だった。 傲慢な態度を崩さない司と、何も言わずに引っ越していってしまった司に抱くわだかまりもあり、なかなか素直に向き合えない直矢。 そんな時、優しい先輩・田村と寂しいクリスマスを過ごすことになり、強引に迫られて司のところに逃げ込んでしまったため、3人の関係が流れ出…
シリーズ2巻目。 ボストンの恩師から招かれて大学で経済の研究をしていた郁臣が、ホワイトハウスフェローシッププログラムのメンバーとしてワシントンに行くことになったために起こる騒動と、篤郎の不安や不満を中心にお話は進みます。 郁臣は篤郎が大事なばかりに何事も独りで解決しようとし、篤郎は篤郎で何も教えてもらえない寂しさもどかしさはあるものの、慣れないアメリカで郁臣に頼り切っている自分に思い悩み、…
'89年3月から、'94年の描き下ろしまでをまとめて一つの作品になっています。 片思いの連鎖のような人間関係の中で、少しずつ育てられていく二人の愛情っていうところでしょうか。 大学に入って同居を始めた親友の太智に片思いをしている篤郎。 太智が自分に友人として以上の気持ちを持っていないことをわかっているため、告白するつもりもなく、返ってイライラを募らせているような状態。…
短編集です。表題作以外に、芸能界や再会物、生徒×教師などがありバラエティーに富んでいます。 しかし、殆どの作品において受けが弱い!これなら女の子に置き換えてもいいんじゃない?っていう感じ。 思慮深いとか、優しいとか、グルグル悩むとかそういった関係の受けがお好きな方にはお勧めかと思いますが、私のようにどこかに“漢”を感じたい者としましては、物足りなさが・・・ そういえば、攻めもどちらか…
近未来、サイボーグ系のお話。 サイボーグといっても、マーキナシステムという義手や義足の画期的技術が開発されたこと(開発者は昂)で生まれた、アンゲルスという全身マーキナ化された人間のことですが。 このシステム自体が完全ではないため、先に待っているのはアンハッピーエンドなんです。それでも愛し合う人たち。たまにはそんなお話もいいかと思います。 しかし、健康体時の恋愛時間が短いので、「それでも愛…