柊平ハルモさんのレビュー一覧

子連れ狼と恋の牙 小説

柊平ハルモ  南月ゆう 

これで完結ですか!?

設定自体は悪くないし、好みなんですが、まったく活かされていないと感じました。何のためにこの設定にしたのかわからないまま終わってしまったような・・・
トータルとしてはどうにも好きになれませんでしたね。

とにかく、すべてが物足りないんです。説明っぽいストーリーというか、実際特に前半は弓緒(受)の説明ですべてが進んでいく感じで、そのわりに肝心な部分がいろいろと説明不足な気がしました。エピソード…

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どこにでもある恋の話 小説

柊平ハルモ  宝井理人 

ちょっと無理です・・・

とにかく暗くて陰気で(キャラクターではなくトーンが。キャラクターも暗いですがそれは別にいいんです)、どうにも面白いとは思えませんでした。
『重い』『暗い』ストーリーが即ダメなんじゃないんです。どちらかというと好き要素でさえあるんですが、これは合わなかったですね。

何より、キャラクターがどちらも好きになれませんでした。秀夜(受)が特にうっとうしいですが、日吉(攻)も私は魅力を感じませんで…

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恋々(表題作 初恋ブリーディング) 小説

柊平ハルモ  北沢きょう 

こんな28歳イヤだ・・・

CP違いで2編。作品としては『萌』にしましたが、2編目だけなら『中立』です。

1編目は年の差(年上攻)CP。もともと柊平さんの年の差は好きなので(それ以前に年の差そのものが好きなんですが)、それだけでも悪くなかったですね。斎巳(受)のコンプレックスも焦りも、高校生なら子どもっぽくて当然だと思いますし。
まあでも水無瀬(攻)は、好みがどうのというよりも、浅くてよくわかりませんでした。犬の方…

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溺愛レッスン 小説

柊平ハルモ  雨森ジジ 

タイトルには偽りなし。

柊平さんは結構好き作家さんなんですが、最近はなんとなく微妙な作品が多いんですよね。でもこれは、復帰後の作品ではいちばんよかったかもしれません(買ったけど未読の作品もあるので、断言はできない)。ちょっと浅いな~とは思うんですが。

ただ、もともと『淡々とした地味な日常のストーリー』も『気持ちのすれ違い』も好きなので、そういう意味では決して悪くはなかったです。

それにしても、タイトル通り『溺…

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幾千の好きと嫌いを繰り返し~身代わり花嫁の恋~ 小説

柊平ハルモ  上田規代 

身代わり??

 十五歳の時に、母と死別し、そりの合わない叔母と生活していた和依。
 そこに、和依を引き取りたいと、母の生前、援助を受けていたという男・弦馬が現れる。
 当然、和依は戸惑うけれど、母に対して思うところのあった叔母とうまくいってなかったことや、デザイナーである弦馬がスランプに陥り、母に似た和依の力を必要としていたことから、その条件を受け入れる。
 それから弦馬と共に暮らしていた和依だったが、次…

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甘く淫らな檻のなか 小説

柊平ハルモ  片岡ケイコ 

思ってたより純愛。

これは、どこがとは上手く説明できませんが、かなり好きなんです。

なんというか、読む前はあらすじからもっと別のイメージを持っていたので、ちょっと嬉しい誤算というか・・・『家のため』『愛人』というキーワードから連想するキャラクター(特に攻)やストーリーとはまるで違っていて、私はそこがよかったんですが、『借金のカタに強引な攻が受を無理矢理』的な流れが好みの方にはまったく物足りないでしょうね。私は…

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封じられた恋のこころ 小説

柊平ハルモ  佐々成美 

ツンデレは好きなんだけど。

キャラクターが好きになれなかったので、どうにも感情移入のしようがありませんでした。

私は『悪役・憎まれ役』というべきキャラクターを主役に据えてのスピンオフ自体が好きではないんですよ。これが『当て馬(それも振られるのが惜しいようないいヤツならなおさら!)』なら『どんどんやってくれ!OK、カモーン!』なんですが。だから、もう最初からマイナススタートだったわけです。

それでも、好きになれ…

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禁じられた愛のことば 小説

柊平ハルモ  佐々成美 

じれったいすれ違い。

年の差(年上攻)で、主従で、気持ちのすれ違い。それだけでもう私好みなんですが、そのわりにはさほど入り込めませんでしたね。悪くはないです。わりと好きなんですが。

健気(過ぎる)年下受に、勘違い・すれ違いで冷たく当たる攻という設定自体もそうですが、浅黄(受)のキャラクターがすごく柊平さんらしいと思いました。耐え忍ぶ系の健気ちゃんですよ。

洋嗣(攻)は、そもそも10歳以上も年上なんだから、も…

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いとおしく甘い旋律 小説

柊平ハルモ  小路龍流 

あまあま~

柊平さんの年の差(年上攻)で幼馴染み。それだけで好みのはずなのに、意外なくらい乗り切れませんでした。いや、つまらなかったわけではないんです。ただ、思ったほどではなかったんですよ。もうとにかく甘ったるいんですよね。

波留(受)は、ショタっぽい見た目(これはイラストのせいでしょうね・・・)に反して、意外と芯がしっかりしてました。いや、甘えてないわけではないんですが。
でも奏(攻)が、実際の年の…

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ずっと好きでいさせて 小説

柊平ハルモ  大和名瀬 

ダメな大人・・・

年の差かつ幼馴染みの再会もの(教師×生徒でもあります)。王道なんですが、設定は好みです。

それに、真知(受)がね~、柊平さんお得意の健気な年下受なんですが、ホントに可愛いんです。一史(攻)を一途に思い続ける姿がもう!たまりませんでした。

それに引き換え、一史のキャラクターがあまりにも酷い。いわゆるBLの『酷い男』『ロクデナシ』とはちょっと方向性が違っていて、なんというか、年(や頭)は大…

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