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柊平ハルモ 六芦かえで
あむり
ネタバレ
「愛をなぞる」というタイトルがピッタリな作品でした。 愛を信じられなくなった攻の心を溶かす 健気だけれど芯の通った受の物語。 この受が、健気なだけだったら、こうも楽しめなかったと思います。 両親を亡くし、叔父夫婦に養ってもらっていた千郷は、 叔父夫婦の工場の窮地を救うため、 資産家である死んだ父親の実家に頼ることに。 しかし、父親の実家を継いだ当主・誠志郎は、 1カ月妻として、…
柊平ハルモ 高星麻子
kirara
実は私、これの直前にも他の作家さんのいわゆる『パトロンもの(楽器は違うけど音楽)』を読んでました。偶然なんですが。 そしてこれも偶然ながら、どちらも攻が最初から『受らぶらぶ一直線』でした。『腹黒』でも『見返りにH』でもなく、真っ当で紳士な攻。 この博達(攻)が、いい人なんですがそれだけって感じだったんですよ。いえ、『いい人・紳士』なのは構わないんです。下手に鬼畜方向に走られるよりよっぽ…
柊平ハルモ 壱也
marun
舞台はイタリア、貴族の攻め様と自分に自信がない受け様との些細な切っ掛けで知り合い 惹かれ始めた矢先に誤解からすれ違ってしまう。 そして何もかもが分かった時に、後輩と贖罪とのはざまでもう1度始めから恋を やり直すまでのラブストーリーでした。 受け様は長い片思いの相手の会社でパタンナーをしているが、その友人の頼みで 婚約者のウエディングドレスを飾る、イタリア貴族の門外不出のレースを求め …
どうも合いませんでした。 田舎の神社にて、「玉依の御子」として崇められて育ち、 人と違うように接せられることに違和感を持つ由布と、 宗教法人格を転売してもうける弁護士、久遠寺のお話。 金さえすべてとばかりに、人を騙すことにも厭わない久遠寺が、 由布のことも騙そうとしているうちに、由布を大切に思うようになって・・・ という展開です。 ストーリーについては、よくある展開ですし…
悪徳弁護士と可憐で無垢な巫女とのラブストーリー。 受け様の住む村で、崖から落ちていた攻め様を偶然助けた事から始まる関係。 受け様は村の由緒ある神社の一人息子で両親や村人に玉依の御子様と呼ばれ、 特別視される中で生きてきた純粋培養されたような無垢な巫女様なんです。 外界との接触やメディアなどが無い場所で育った受け様は、かなり世間知らずで 無知に近い感じなんですよね。 玉依の御子として…
柊平ハルモ 小路龍流
これは・・・作品としては決して悪くはないんですが、いろいろと不快なことが多かったんです。再読しようとは思いませんね。 私は『痛い作品』がとにかくダメなんですが、一般に『痛い』と言われていても、私にとっては『痛い作品ではない』というのも多いんですよ。多分、『痛い』の捉え方そのものがズレてるんだ思います。 いわゆる『痛い系』と言われる作家さんは初めから読まないので、今まで(自分の基準で)…
柊平ハルモ 緋色れーいち
『背徳のくちづけ』のリンク作。前作の攻・隆一の勤務先(弁護士事務所)の同僚というか所長の息子がメイン(攻)。 義理の兄弟ものです。前作もそうでしたが、扱っている内容はまったく違うものの、こちらも王道一直線。そして健気受。 私は前作はかなり好きなんですが、こちらはそれほどでもないですね。決してキライではないんですが、ここまで(15年も!)引っ張るほどかなあ、というあたりでちょっと・・・ …
天涯孤独で、亡くなった姉の夫・隆一(攻)と同居している高校生の立佳(受)。隆一を恋い慕う立佳は、姉の身代わりでいいから、と隆一と関係を持つようになります。 ハッキリ言って複雑でも斬新でもないですし、まあ王道を脱しきれていませんが、なぜか好きなんです。あまあま~というよりは切ないストーリーですね。甘くないわけじゃないですが。 ただ、あらすじ(特に冒頭の『おにいさんとはセックスできないん…
柊平ハルモ 笹生コーイチ
う~ん、他の皆さまも言われてますが、私もこれはネタバレしたくないので、核心を避けようとすると何をどう書いていいのかわからないんですよ。 章博(攻)と、彼が探し続ける恋人・陽海(受)、そして陽海に瓜二つの男娼・海。陽海の身代わりであると承知の上で、それでも章博のぬくもりに惹かれ、いっそ自分が陽海だったらと願う海。 とても切なくて、読み応えのあるストーリーでした。 なんというか、全般にか…
柊平ハルモ 佐々成美
設定はかなり無茶というか突飛なんですが、それがストーリーの流れの中で破綻していません。『いや、ないだろ!』と思っていても、すんなり受け入れられました。 恵(受)の境遇(虐待も含め)にしても、よく考えたら気分が悪くなるくらいハードなんですが、それを嫌悪感を抑えて上手く読ませるんです。 柊平さんのこの系統はホントに好きですね。決して明るいだけじゃないのに、きちんと希望がある。 それに…