柊平ハルモさんのレビュー一覧

甘く淫らな檻のなか 小説

柊平ハルモ  片岡ケイコ 

テイストの違った愛人ものでした。

この作家さんは、デビュー当初から読ませて頂いています。
年の差、素直じゃないひねくれ攻×大人しめの健気な受の設定が美味しい作家さんです。あと、攻と受けのちょっとした勘違いや、すれ違いのお話が多いと思うんですけど、私はいつも楽しく読ませてもらっています。

今回は、男前スーツ•自信家社長×健気な高校生受の年の差、愛人もののお話です。
借金系で、俺様•執着攻めに囲われ、好きなようにされる愛人も…

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年下男の愛人 小説

柊平ハルモ  小路龍流 

タイトルが

なんか、とっても、身も蓋もない?

年下男のヤンデレ愛に苦悩するまっすぐ男のお話。

売れない俳優の一誠は、新進気鋭の脚本家・志賀のドラマに抜擢され、仕事の自信を徐々につけ、志賀を友として信頼し、尊敬もしていたのだが、ある日主役の話と同時に聞かされたのは愛の告白で、、、

志賀はその生い立ちのせいで、好きになったら愛人にして物心ともに自分の思うままに与えることが愛だと思っている。
け…

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年下男の愛人 小説

柊平ハルモ  小路龍流 

ある意味ピュア過ぎるヤンデレ攻め

滑稽すぎるほど一方的な過剰な愛情を注がれる売れない俳優の受け様と年下だけど新進気鋭の人気脚本家で受け様を異常なくらいの執着で好きな攻め様との心がすれ違うばかりで
幸せとは程遠い状態の中で攻め様の本質を知ったとき絆される気持ちが湧いてきて
嫌いになり切れないことを実感した受け様が攻め様の心に入り込もうとするような話で
シリアス展開だと思うのだけど以外にシュールなコミカル風味の味わいがあります。…

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恋雨~いじわるな主人と焼けあとの片想い~ 小説

柊平ハルモ  佐々成美 

戦後時代の雰囲気のなか、しっぽり

中盤から、陽介(受)の身代わりになる恋がせつなくて、涙してしまいました(;_;)
私的には、健気受け琴線に触れてきて、おかげさまで予想以上に楽しく読みました!
お話の時代設定も生きてて、
二人の恋愛が安っぽくなく、落ち着いた雰囲気で描かれていて好印象でした~。

欲を言えば、フランシス(攻)の陽介への思いが芽生えたあたり、
以前恋人だった雪臣への身代わりとしてではなく、というのは分かっ…

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いたいけな嘘 小説

柊平ハルモ  陸裕千景子 

平坦過ぎる・・・

う~ん、読み終わって何書こうか困るくらい印象に残らない作品でした。

題材のわりに上澄みだけ掬ってさら~って感じだったんですよね。いろいろエピソードを並べたわりに、たいして掘り下げることもなく、あっさり片付けちゃったのが、もったいないというか、だったらアレコレ広げなきゃいいのに、と思ってしまいました。メインの2人も結構よかったんですが、脇もなかなか味のあるキャラクターを持ってきて、でもそれが…

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雨のち恋模様 小説

柊平ハルモ  あさとえいり 

確かに『健気』なんですが・・・

柊平さんでは『とまどいの行方』が断トツで好きです。こちらは一応その関連作になっていますが、ほぼ関係ないに等しいです。そもそも『とまどい~』のメインキャラクターはどちらも出て来ません。向こうで知之(攻)の友人で同僚だった紅林が脇として少し出ているのと、知之と紅林の勤務先の病院を舞台にしているというだけの繋がりです。確かに関連作には違いないですが、わざわざ読むほどのものではないですね(内容ではなく、関…

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灼けつく視線に溶かされて 小説

柊平ハルモ  藤井咲耶 

ややこしい男だな~。

『焦がれる胸にくちづけて』の真祐(受)の先生だった北里(攻)が主人公です。

なんというか、北里はとても複雑な人です。とにかくややこしくてわけがわからない。正直、私はこういうタイプはかなり苦手です。悪い・酷いヤツというのではないし、身勝手な俺様でもない(いや、俺様なんだけど、我慢できないほどではない。好きではないが)、それでも読んでてイライライライラ・・・

反して由帆(受)はよかったです…

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焦がれる胸にくちづけて 小説

柊平ハルモ  藤井咲耶 

絵に描いたような誤解・すれ違い。

真祐(受)は、昔三崎(攻)に家庭教師をしてもらってた中学生の時に、彼を拒んだ過去があります。

数年後大学生になった真祐は、大学の先生・北里の後輩で講師として来た三崎と再会します。最初の行き違いに加えて、さらに三崎は真祐と北里の関係を誤解してるんですね。そんなこともあって、修復できないままどんどんこじれて行く・・・という感じなんですが。

しかし、中学生がいきなり家庭教師(しかも社会人で1…

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つまさきだちの恋心 小説

柊平ハルモ  佐々成美 

年の差ならなんでもいいわけじゃない・・・

私は確かに年の差もの(年上攻に限る)が大好きです。中でも柊平さんの年の差ものは好きな方なんですが、これはどうにもいまひとつでした。

ひとつには、陸(受)が16歳という年齢以上に幼く感じたんです。すごくショタくさかった。ショタは基本的に射程外ですので。 ←『ショタ』っぽくても好きな作品はありますけどね。単にこちらはそれでもいい!と思えるほどではなかったってことです。

あとは、武庫川(攻)…

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巫女はあやうい恋のとりこ 小説

柊平ハルモ  六芦かえで 

なんとも浅いな~。

柊平さん、決してキライじゃないし、結果的には作家買いに近い状態ではあるんですが(最近はほぼ外してるんですが、なんか思い切れずに惰性で買ってしまう・・・)、正直なところ好きな作品はホントに少ないんです。

初読みの『とまどいの行方』がものすごく好きで(いい・よくできた作品というより、単に非常に私好みだった。今でもしつこく読み返す)、過去作含め作家買いするようになったんですが、実際好みと言えるのは…

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